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八王子織物として親しまれる多摩織とは?現代まで続く魅力をお届け!

公開日:2023/03/01  最終更新日:2023/02/13

多摩織りの渋さは老若男女問わず人気を集めています。今回は多摩織について、歴史を紐解きながら魅力も併せて紹介します。昭和初期から一般的な伝統工芸品とは異なり分業制を導入している多摩織ですが、これにより大量生産が可能となっています。男性のネクタイや女性のスカーフなどを購入したい人は、ぜひ参考にしてください。

多摩織とは

八王子市とあきる野市で生産されています。古くから親しまれているのが特徴です。

東京都八王子市周辺で作られている

多摩結城を基本とした絹織物として全国で人気を集めています。近隣のあきる野市でも生産されており、1980年に経済産業大臣から伝統工芸品の指定を受けています。

古くから八王子織物として親しまれる

シボが特徴的な織物や2枚重ねの織地が模様を作るデザインなどが有名です。それぞれ多摩結城、風通織とよばれています。そのほかにも、紬織やもじり織などがあります。

特徴

シワになりにくいのが特徴です。そのため、こまめにアイロンなどでメンテナンスする必要がなく、洗濯して干すときに少し注意すればシワを防げます。また、軽量なので体に馴染みやすく身に付けやすいでしょう。

一般的な伝統工芸品の製造工程とは異なり、分業して製品を完成させています。こちらのシステムは昭和初期から採用されています。さまざまな技術を持った職人が適材適所に配置されていることにより、多摩織のクオリティが低下することなく高いレベルで保たれています。また、分業制を導入することで大量生産が可能になっています。

現在の多摩織

機械織りが主流となっています。時代のニーズの変化により、ネクタイやマフラーを購入したい顧客が増加しているからです。顧客ニーズに対応しつつ、手織りで太くてバラつきのある糸を扱うときもあります。

平安時代から続く多摩織の歴史

平安時代から多摩織の歴史が始まっています。本格的に生産が開始されたのが室町時代からです。現代まで続く長い歴史を見ていきましょう。

平安時代末期から歴史が始まる

すでに平安時代末期には絹織物が生産されていましたが、そこまで盛んではありませんでした。絹織物の生産が盛んになるのは室町時代後期になってからです。北条氏が多摩川付近を訪れて産業として発展することを奨励したからです。

江戸時代

毎月4日と8日に市場が開かれました。そこで生糸や織物が出品され、多くの人が購入しました。こちらで販売していた織物が有名となり、後に八王子織物とよばれるようになります。ブランド名が付いたことにより、商品の価値が向上したことに加え、希少性ある商品としてさらに注目されるようになりました。

市場が拡大するにともない、のれん分けするようになります。また、現代の問屋のような役割を果たす仲買商が力を持つようになりました。

なお、江戸時代は身分により身に付けるものが異なります。絹織物を身に付けられるのは身分の高い人たちです。一般庶民は木綿の着物を身に付けるので顧客ではありません。あくまで顧客は身分の高い男性でした。

江戸時代から明治時代へ

この時代になると鎖国が終了します。すると外国から安い生糸が輸入されるようになります。その影響を受けて一時的に八王子織物の生産量が低下しました。1886年に業績の向上を目標として掲げた職人は、八王子織物連合を結成します。その後は徐々に近代化を進めることになりました。

大正時代から第一次世界大戦

近代化を進めたことにより、機械生産が主流となり大量生産の時代が始まりました。生産量が増加したことに加え、大正デモクラシーの影響もあり庶民のファッションも変化します。そこで生まれたのが、婦人物の着尺とネクタイです。

昭和初期から現代

これまでの家内工業から工場制工業となり、生産の規模が大きくなりました。工程もさらに細分化されることになります。このシステムが現代の工程にも活かされています。

現代の多摩織の魅力

機能性もさることながら、デザイン性も高く評価されています。男性のネクタイだけではなく、女性のスカーフやストールも愛されています。

斬新なデザインと現代的な機能

現在は、伝統を継承しつつ現代風にアレンジしたデザインも特徴的です。遊び心あふれるデザインを取り入れたネクタイは、世代を問わず人気を集めています。また、男性のネクタイだけではなく、女性が使用するスカーフやストールにも伝統技術が活かされています。

昔は身分の高い人だけが身に付けることができた着物ですが、現代は老若男女問わず愛される商品を提供しています。こちらの着物はメンテナンスの容易性も人気となっており、クリーニングタグの表示に従ってメンテナンスすれば問題ありません。シワになりにくいので気軽に身に付けられます。

まとめ

多摩織の見学や体験ができる場所があります。また、直販ショップが併設されている施設では、実際に多摩織を手で触ることにより魅力を感じられます。

コースターを作成することや、プレイスマットを作成することもできるので、興味がある人はサイトを確認してください。大人の趣味として始めるのもよいですし、親子で体験してみるのも楽しいでしょう。どんどん魅力を知っていきましょう。

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