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着物姿で動き回るなら知っておきたい!たすき掛けのやり方とは?

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/18

たすき掛けのやり方

時代劇などを見ていると、当時の女性が着物の上半身にひもを巻いて、家事をしている場面があります。また男性の書家が、着物を着た状態でお正月に書き初めをする時もひもを巻きます。ひもを上半身に巻くことを「たすき掛け」といいます。今回は、たすき掛けのやり方について詳しく紹介します。

たすき掛けとは

たすき掛けとはどんなものでしょうか?こちらではたすき掛けについて詳しく紹介します。

たすき(襷)とは?

たすき掛けの語源になっているのがたすき(襷)です。たすきとは、片方の肩から、反対側の腰に向かって斜めに掛けて輪にした細長いひものことをたすきといいます。わかりやすい例では、駅伝などのランナーの肩に掛けられている輪にした細長いひもです。

たすき掛けとは何か?

たすき掛けとは、文字通り細長いひもどうしが交差している状態をたすき掛けといいます。

漢字で書くと「襷掛け」となります。たすきを背中で斜め十文字に交差して掛けて、結んだ状態のことです。

たすき掛けの目的とは?

たすき掛けの目的は、着物を着た時に袖(そで)や袂(たもと)が邪魔にならないようにひもで固定することです。

着物を着て作業をすると、袖や袂が引っかかったり、汚れたりして邪魔になります。簡単にいうと、たすき掛けとは袖や袂が邪魔になる時の応急処置方法です。

このように着物を着て作業をしやすくしたり、汚れたりしないようにたすき掛けはされます。また、着物を着て気合を入れていることをアピールする時にもたすき掛けがされます。

袖と袂の違いとは?

一般的に袖と袂は同じ意味です。袂とは着物の袖の一部分で、具体的には袋のように垂れた部分の先端のことをいいます。

たすき掛けのやり方

たすき掛けはどのようにすればできるのでしょうか?こちらではたすき掛けのやり方について詳しく紹介します。

一般的なたすき掛けのやり方の流れ

一般的なたすき掛けは、次の流れでやることができます。

まず、メーター程度の腰ひもを用意します。腰ひもの片方の先端を口にくわえながら、右手で腰ひもを持ち、左腕の袖に腰ひもを当てます。そのまま腰ひもを使い、袖を身体側に引き寄せます。

腰ひもを持ったまま、左腰から背中ごしに右肩に腰ひもを通します。そして、肩にまできた腰ひもを左手に持ち替えます。左手で腰ひもを持ったまま、右腕の袖に腰ひもを当てます。

そのまま腰ひもを使って、袖を身体側に引き寄せます。腰ひもを持って、右腰から背中ごしに左肩に腰ひもを通し、左肩から正面にきた腰ひもの端と、口にくわえていた腰ひもの片方の先端を蝶々結びで結びます。リュックサックを背負う要領で、位置を調整したら完成です。

より簡単なたすき掛けのやり方

たすき掛けを、より簡単にするやり方はあるのでしょうか?こちらでは、より簡単なたすき掛けのやり方について詳しく紹介します。

なれれば10秒でできる たすき掛けのやり方

次のやり方であれば、慣れれば10秒でできるたすき掛けのやり方です。まず、腰ひもを中心から半分に折ります。腰ひもの両端を、腰ひもで輪を作るイメージで蝶々結びをし、結びます。

輪になった腰ひもを左腕に掛けて、腰ひもで「横8の字(∞)」を作り、右腕に掛けます。腰ひものバッテン(×)になっている部分を、頭ごしで背中に持っていきます。腕にかかっている腰ひもを、そのまま両肩に掛けます。リュックサックを背負う要領で、位置を調整したら完成です。

たすき掛けが緩い場合には、結び目を一度ほどき、きつく結び直すことでキッチリとフィットします。より簡単なたすき掛けのやり方なら、初めての人でも1分もあればでき、慣れると10秒ほどでできます。

腰紐のシワにならないたたみ方

たすき掛けをすると、腰ひもはシワになります。では、シワにならないように腰ひもをたたむにはどうすればよいのでしょうか。こちらで詳しく紹介します。

五角形にたたむ

腰ひもを五角形にたたむとシワになりません。こちらでは腰ひもを五角形にたたむ方法について詳しく紹介します。

まず、腰ひもを中心から半分に折ります。テーブルの上に置いた状態で、腰ひもの先端の角(三角の頂点)を合わせます。腰ひもの先端の三角部分の左角を右斜め上の腰ひもを目指し、たたみます。今度は逆に、腰ひもの右下の角部を、左斜め上の腰ひもを目指してたたみます。

さらに、腰ひもの先端の左角を右斜め上の腰ひもを目指してたたみます。同じ要領で、2〜3回程度繰り返します。そのうち折った先端部分が、腰ひもに対して斜めのラインになります。

腰ひもに対して斜めのラインがでたら、そのラインに合わせて折ります。同じ要領で、腰ひもの中心部に行くまで繰り返します。最後に正五角形ができたら、余分な部分を腰ひもの中に差し込んで完成です。

まとめ

今回は、たすき掛けのやり方について紹介しました。たすき掛けは、着物で家事をする時には必須のスタイルです。着物を着ていても、たすき掛けをすると結構両腕が自由に動きます。ぜひ、お正月や晴れの日に着物で活動する時には、たすき掛けをやってみることをおすすめします。たすき掛けをすると、意外に何でもチャレンジすることが可能です。

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