着物を着たときのおすすめメイク!
着物は、奥が深くて繊細で華やかです。さまざまな魅力がある中でも、やはり生地の繊細さはピカイチではないでしょうか。洋服とは違い、丁寧に織り込まれています。更には、刺繍なども入り込み、まるで絵画のような美しいデザインも特徴的でしょう。光沢感などは、他にはない美しさではないでしょうか。
まず基本はベースメイクを美しく
メイクの中では、目元や、リップの色味などが重要視されることが多いですが、実は、基本となるお肌の仕上がりでその後のメイクは大きく変わります。つまり、いかに肌を綺麗に仕上げるかが非常に重要となってきます。綺麗な肌と聞くと、シミやほくろが一切ないことと思われがちですが、実はそうではありません。
健康的な潤いやツヤ感を意味します。自身の年齢に見合ったメイクを施します。あまり作り込むようなことはせずに、自身の素肌を存分に活かすことがポイントとなります。コントロールカラー等で調整をし、ファンデーションは塗らずに、軽めのルースパウダーで仕上げます。頬はほんのりとチークをのせます。リップは、あまり濃い色は避けて、血色を補う程度のものが合うでしょう。20代から40代くらいまでの方は、割としっかり目が良いでしょう。
自身に合う下地を使用することが重要です。疲れや加齢で、お肌がくすみがちとなるこの世代は、顔色を明るくしながらツヤ感も出せるような下地を使用することで、印象が良くなります。その後ファンデーションをのせる際は、薄く薄く伸ばして叩き込みます。
決して厚塗りはせず、素肌っぽさを重視します。どうしても気になるところは、コンシーラーを上手く利用してカバーしていきます。仕上げにはハイライト等を利用して、ツヤ感をプラスすることで、お肌の質感がアップするのではないでしょうか。50代以降は、20歳までの若い世代と同じく、自身のお肌を活かすことが必要です。
隠したい気持ちもありますが、この世代がしっかりメイクを重ねることで、反対に老けて見える可能性が高いです。又、着物に対してお顔が浮いてしまう可能性がある為、薄めのベースメイクが重要です。隠そうとせず、そのままを活かしてメイクをします。ほんのりカバー力のある下地や、保湿効果の高いパウダーファンデーションを使用して、軽やかに仕上げます。リップも薄めで、ピンクベージュのような肌馴染みの良い色味を選択すると良いのではないでしょうか。
実はとても重要な眉毛のメイク
着物のデザインにもよりますが、基本的には、ナチュラルメイクを心掛けることが、美しく仕上げるポイントです。しかし、全てがぼんやりすることは避けたいです。魅力的な着物には、インパクトがありますから、どこかで締めの部分を出さなければなりません。
その部分は眉毛です。眉毛が美しく整っていることで、お顔にメリハリが生まれます。濃く太くするということではなく、馴染みのよいカラーのアイブロウペンシルで輪郭を整えるということです。このひと手間も、仕上がりに大きな差を生みます。ペンシルとパウダーを上手く使い分けて、柔らかながらも芯のある眉毛を目指したいところです。
もう一つは形でしょう。よく急な角度をつけて、釣り上げる眉毛を見かけますが、着物を着る際は合いません。お顔のタイプによって多少の違いはありますが、なるべくゆるやかな角度、もしくは平行眉が美しいでしょう。
まつ毛とリップで更に差をつける
お肌と眉毛が整っていることで、非常に上品で美しく仕上がります。もうワンランク差をつけたい場合は、やはり目元と口元に拘ることでしょう。着物は、さまざまなカラーのものがあります。
着た際の主役は着物です。アイシャドウ等で色物を使うと全体的に騒がしい印象となります。派手なアイシャドウを使わないことが原則です。ベージュやライトブラウンが望ましいですが、着物のカラーを使用しても良いでしょう。
どうしても華やかにしたい場合は、控えめのパールや細かいラメをのせることも良いでしょう。リップは控えめな色であれば、グロスでツヤを出します。濃い目にしたい場合は、マットに仕上げることが上品ではないでしょうか。
人生において、着物を着る機会はあま多くはありません。七五三や成人式をはじめ、冠婚葬祭で着ることが多いでしょう。どちらにせよ、大切な日に着ることは間違いありません。そんな特別な日は、美しく着こなして、周りと差をつけたいところです。同じものを着ていたとしても、メイクの印象でトータルバランスが全く異なります。着られてしまわないように、ヘアメイクを研究しておくことも、いざというときにとても役立つのではないでしょうか。