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着付けを学ぶなら帯についても知ろう!和装が楽しくなる帯の種類とは

公開日:2022/05/01  最終更新日:2022/05/27


着物を着る日はなんとなく、華やかな気分になります。特別な日だけでなく、普段着としても着物を楽しんでいる人を見ると憧れますよね。着物に合わせる帯も豪華で格式の高いものから、カジュアルに使える帯まであります。いろいろな帯を知れば着物のおしゃれがもっと楽しくなりますよ。そこで今回は、帯の種類と装い方についてご紹介します。

もっとも格式が高い丸帯とは

豪華で華やかな丸帯。江戸時代に歌舞伎の娘役の衣装として流行しました。現在では、花嫁の本振袖や舞妓さんのだらりの帯に使われています。サイズは、帯地の幅70cm前後、長さ4m前後です。丸帯は、仕立て上がりの倍以上の帯地を縦2つに折って縫い閉じてあります。どこから見ても柄が見えて重厚な美しい帯です。昭和初期まで礼装用として使われていましたが、高価で重く結びにくいことから現在は袋帯が主流となりました。

もっともポピュラーな袋帯とは

高価で重い丸帯に変わって礼装用に取り入れられたのが、袋帯です。豪華な袋帯は礼装用として正式な席にふさわしい帯です。留袖や振袖などに使われています。また、軽めの柄、ワンポイントの柄などは、ランチや観劇などのおしゃれ用として使えます。サイズは、幅30cmほど、長さ4m17cm以上です。

■袋帯の種類

袋帯には、本袋帯、縫い袋帯、片縫い袋帯の3種類があります。本袋帯とは、織る段階から筒状に織られているもので、特別な技術が必要となるため、現在ではあまり見られません。縫い袋帯は、表地と裏地を別々に織り上げた生地を縫い合わせて仕立てています。片縫い袋帯は、表地と裏地を合わせて60cmで織りあげたものを半分に折って片側を縫い合わせたものです。

■袋帯の柄

帯全体に柄のあるものを全面柄、巻いたときに表になる部分だけに柄のあるものを六通柄といいます。全面柄、六通柄とも礼装に使えます。ただ、六通柄は、ふっくらした方や振袖での結び方によっては柄のない部分が出てしまうことがあるので気をつけましょう。

おしゃれ用としての袋帯では、お太鼓柄といってお太鼓の部分と前帯の部分にだけ柄があるものや、ワンポイントの柄の袋帯もあります。食事のお呼ばれや観劇などちょっとおしゃれを頑張りたいときに、お太鼓柄は軽くて締めやすい帯です。

カジュアルに着こなせる名古屋帯

大正末期に、名古屋女子大学の設立者である越原春子さんが考案した帯だといわれています。忙しくても手早く着られる工夫がしてある帯です。帯を胴に巻くときは、手先を半分に折りますが、その手間を省くため、初めから半分に仕立ててあります。サイズは、幅30cmほどで、袋帯と同じくらいの幅です。長さは3m60cm前後と短めになっています。そのため、名古屋帯のお太鼓は一重太鼓になります。不幸が重ならないという意味で喪服の帯に使われているようです。

■名古屋帯の種類

名古屋帯には名古屋仕立てと松葉仕立ての2種類があります。胴に巻く部分まで折って仕立てたものを名古屋仕立て、手先のみを折って仕立てたものを松葉仕立てといいます。名古屋仕立ては、胴に巻く部分まで折って仕立ててあるので、着付けしやすいですが、帯幅の調節はできません。

松葉仕立ては、胴に巻く部分を自分に合わせて調節できる使い勝手のよさがあります。手早く着つけられる目的の帯なので、着物のおしゃれを楽しむハードルが低くなりますね。帯生地は織りと染めの2種類があり、礼装に合わせることはあまりありません。しかし、錦織や唐織の豪華なものなら、付下げ、色無地などのセミフォーマルな着物に使えます。

自由にアレンジできる半幅帯

浴衣に使われる帯なので、一番なじみがある帯かもしれません。半幅帯のサイズは、その名のとおり普通の帯の半分の幅、15cmほどです。浴衣、小紋、紬など普段着の着物に合わせます。帯結びが簡単で初心者向きの帯です。また、ほかの帯とは違って帯締めや帯揚げが要りません。手軽に和装を楽しむ際にも使いやすい帯です。

■半幅帯の種類

半幅帯は、小袋帯、単衣帯の2種類があります。小袋帯は、2枚の生地の端を縫い合わせたものなので、表と裏で模様がちがっています。着物に合わせてリバーシブルで使うこともできるうえ、結び方によっては裏地とのコントラストを楽しむこともできるでしょう。季節としては、盛夏をのぞく春、初夏、秋、冬いつでも使えます。染めの帯は紬や小紋、おしゃれ着としての付下げに合わせることができます。錦織のような豪華なものなら、格の高い小紋や無地、江戸小紋、付下げに使うこともできるでしょう。

しかし、改まった席での半幅帯は避けましょう。単衣帯は、1枚の帯地でできています。博多織が有名ですね。浴衣やウール、小紋や木綿の着物に似合います。裏地にラメの入っているものなど、裏地をチラ見させる結び方ができるものもあるのです。1枚の帯地なので夏向きです。半幅帯は着物の格や素材によって似合うものが変わってきます。半幅帯を選ぶときは、着物の質感に近いものを選びましょう。

 

和装は着物と帯の組み合わせを考えるのも楽しいですよね。帯を組み合わせるときは、着物にふさわしい格の帯を選ぶことが重要です。一方で、同じ着物でも帯を変えることでまったく違った雰囲気にしたり、帯の柄で季節感を出したりすることもできます。まずは気軽な半幅帯から着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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