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着物の黄ばみはなぜ起こる?原因と対策を解説!

公開日:2024/01/15  最終更新日:2023/12/06

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着物の黄ばみは、時間と取り扱い次第で起こる現象です。着物が汚く見えてしまうだけではなく、着物の価値を落としてしまうので、できれば黄ばみができるのは避けたいものです。本記事では、黄ばみの主な原因と、効果的な対策について詳しく説明します。必要な知識を身につけ、大切な着物を守りましょう。

着物の黄ばみはなぜ起こるの?その原因とは

着物は注意して手入れをしないと黄ばんでしまうことがあります。

その原因は、手入れの不適切な方法や自然現象によるものが含まれており、着物の美しさを保つために注意が必要です。

原因①:汗の成分による変色

着物の黄ばみの主要な原因のひとつは、汗の成分によるものです。

汗にはさまざまなミネラルや老廃物が含まれており、これらの成分が時間とともに着物の繊維を変質させ、酸化を促進します。汗の成分は通常3〜6年で着物を黄ばませます。黄ばみはおもにワキや背中などで激しく見られ、不定形のシミのように変色します。

また、着用回数が比較的多い着物や夏場に着用した着物によく発生します。とくに裏地(胴裏)に黄ばみが見られることがあります。

原因②:カビによる変色

着物の黄ばみの原因には「カビ」も関連しています。

カビは発生直後にはほとんど目に見えず、カビ臭いニオイがする程度です。カビが発生すると、表面のカビはかんたんに払えますが、一度発生したカビは衣類の奥深くに根を張って潜み、生地を酸化させて黄ばみをつくります。

カビによる黄ばみはポツポツと斑点のようにシミが現れ、色はオレンジ色から茶褐色です。カビ臭い(ホコリ臭い)ニオイがすることもあり、表地と裏地の両方に発生します。湿気の多い場所で保管されていたり、虫干しが不十分だったりする場合にカビが発生しやすくなります。

また、保管前にクリーニングをせずに汚れが残っている場合もカビの原因となります。

原因③:絹地の自然な黄ばみ

一部の着物が黄ばんでしまうことがありますが、これは絹地そのものの酸化によるものです。

絹はもともと、真っ白い糸ではなく、クリーム色がかった黄色みがあるものです。このクリーム色の原因は「セリシン」という成分で、精錬と呼ばれるプロセスで取り除かれて糸が白くなります。しかし、時間とともに空気に触れることで再び酸化し、黄色っぽいクリーム色に戻ります。

この自然な黄ばみは主に胴裏(裏地)で見られ、昔の着物にとくに起こりやすいです。近年では精錬後に黄ばみ防止の加工が施されているため、白い裏地が急激に黄ばむ現象は減少しています。

原因④:増量剤による酸化

着物の黄ばみをさらに悪化させる原因のひとつは、増量剤による酸化です。

増量剤とは、生地の表面に使用される糊などの薬剤を指します。過去40〜50年前までは「着物の重さ=品質の高さ」として重要視されていたため、一部の業者は増量剤を過剰に使用して重い着物をつくっていました。

しかし、増量剤が増えるほど、生地はカビの発生や酸化を促進しやすくなります。そのため、増量剤による黄ばみは、生地全体の黄ばみとシミのような黄ばみの両方が起こり、胴裏(裏地)でとくに見られます。

カビの発生と同時に発生することもあり、40〜50年以上前の昔の着物で多く見られます。

着物の黄ばみを起こさないためにできること

着物は絹や天然繊維からつくられており、洋服より繊細で傷みやすいものです。

注意しなければ、黄ばんでしまうこともあります。この記事では、着物の黄ばみを防ぐための具体的な対策について説明します。

汗をかいた時には「汗取り」を!

先述したとおり、着物が黄ばむおもな原因のひとつが「汗」です。

夏の暑い日や緊張したときにはとくに汗をかきやすいため、こまめに汗を取る習慣をつけることが重要です。以下は、汗取りの方法です。

①バスタオルを敷いて、その上に着物を広げます。特殊加工部分(金糸、銀糸、金箔、銀箔、刺繍など)には汗抜きをしないでください。

②ガーゼタオルを水に浸して、固く絞ります。このとき、正絹やウールの着物は水を含ませすぎないようにしましょう。

③ワキやウエストなど汗をかいた部分を、ガーゼタオルでトントンと軽く叩き、汗を吸い取ります。色抜けや傷みの原因となるため、生地を強く叩いたりこすったりしないようにしましょう。

④乾いたガーゼタオルで再度トントンと叩き、水分を取り除きます。

⑤着物ハンガーにかけて風とおしのよい場所で陰干しし、水分を飛ばします。

長期保管の前には「丸洗い+汗抜き」で汚れ落とし

着物を長期間着ない場合、クリーニングで汚れを落とすことがおすすめです。

皮脂汚れなどをクリーニングでしっかりと除去することは、カビの発生を予防するのに役立ちます。ただし、水溶性の汗成分はドライクリーニングでは取り除けないため、汗抜きのオプションを利用することを検討しましょう。

専門店でのていねいな汗抜きは、長期保管中の黄ばみを防ぐのに役立ちます。

定期的な虫干しでカビを予防

しっかりとクリーニングした着物でも、タンスやクローゼットに長期間保管されることは避けるべきです。

湿気を含んだ状態で着物を保管すると、カビの発生が促進され、黄ばみの原因となります。年に2回、少なくとも年に1回、着物を広げて虫干しを行いましょう。着物に風を通すことは、カビの発生率を大幅に低減させます。

すでに着物に黄ばみができてしまったら

黄ばんだ着物を効果的にケアするためにはまず、早めにクリーニング店で相談しましょう。

着物が黄ばんでしまった場合、自宅でのケアではほぼ効果が期待できません。できるだけ早めに相談に行きましょう。黄ばみの原因や程度によって、専門店での判断が不可欠です。

着物専門のクリーニング店悉皆屋(しっかいや)など、高度なクリーニング技術を持つ場所を選びましょう。一般的なクリーニング(丸洗いなど)では不十分で、黄ばみを解消するためには高度なクリーニング技術が必要です。専門店であれば、対応できるでしょう。

また、普段の着物の保管環境を改善することも重要です。湿度や光を管理し、虫害から守る方法を考えましょう。着物を着用した後は、汚れを取り除き、保管前にきれいにしましょう。

まとめ

着物の黄ばみは、さまざまな要因によって引き起こされます。これらの要因にはお手入れの方法、汗の成分などが含まれています。黄ばみを防ぐためには、定期的なお手入れや適切な保管が必要なので、普段から注意してチェックしましょう。

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