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着物着用時の歩き方や所作のコツ

公開日:2018/03/15  最終更新日:2018/08/31

着物着用時の歩き方や所作のコツ

着付け教室で着付けを学ぶと着物を着て出かけたくなります。
でも中には着物を着ているにも変わらず洋服のような立ち振る舞いになっている方もいます。
そのような立ち振る舞いは実は着崩れにもつながるので本来はやめたほうが良い行動です。
そこで着物を着たときにお勧めしたい歩き方や所作のコツについてご紹介します。
素敵な着物をせっかく着付けたのだから、所作も和服に合わせて素敵に見せましょう。

 

 

着物を着たときの立ち振る舞いやマナーについて

着物に慣れない方が着物を着ると、立つ・座る・歩くといったごく普通の動作も非常にぎこちないものになります。

しかし、美しい所作は着物姿をワンランクアップさせてくれます。
実は所作は意外と着物では重要なことです。
また着物を着たときの独特のルールやマナーというものもあります。
いきなりはむつかしいでしょうが、最低限知っておくと困りません。
素敵な着物生活のためにもぜひ理解しておきましょう。

 

基本的動作に関するあれこれ

● 立ち姿と歩くとき
この立ち姿というのは自分では客観的に見ることができません。
よく言われているのが、

頭の先から糸でつられているように背筋をピンと張ります、

と指導されます。
でもこのように言われても実際にどうすればいいのかわかりません。

これは肩をいからさないのようにするということが最初に行うことです。
肩は下に下げ気味にしておきます。
そして内また気味にして猫背にならないように頭を上げます。
反るというのではなく、なで肩を意識して上に頭をつられるようなイメージをしてください。
素敵な女優さんが和装で歩くときを思い出してください。

有名大物女優さんの所作や立ち姿は、内また気味で、片足は少し後ろに引いて立っているはずです。
これこそがきれいな立ち姿です。
両手は前に自然に重ねます。
ただしお腹の前で組む方がいますがこれは間違いです。
気を付けましょう。
手を上にあげる時は二の腕が見えないように肩より下で袖を押さえるようにしましょう。

歩くときは背筋を先ほどのように伸ばして、小股内またを意識しましょう。
足をまっすぐ小股で運ぶと裾が乱れません。
歩くときもしずしずと、履物を引きずらないようにしましょう。
また荷物は左手(右利きの時)で持ち、右手は前に添えて着物のつま先が開くのを防ぐように歩きましょう。

 

●階段や車の乗り降りのとき
階段は普通に地面を歩くより難しいかもしれません。
まずは右手で立褄(たてづま)を持ち上げてしまいます。
いわゆる裾をほんの少し上げることで裾が階段に触れることを避けます。
足が着物に絡むこともないので足運びがかなり楽になるはずです。
体の向きは階段を上るときは少し斜めにすると上りやすく、降りやすいでしょう。

よく若い女性で階段の上り下りの時に全く手を添えていないという方を見かけます。
非常に危ない感じがして、いつ裾を踏むのか後ろで見ていて冷や冷やしてしまいます。
階段はフラットな地面と違い、裾を踏みやすい場所です。
気を付けましょう。

また車に乗り降りするときもコツがあります。
これは洋服のようにいきなり足から入ることは避けるべきです。
実は足から入ると着崩れることにつながることもあります。
まずは裾がひだれないように気を付けて、右手で立褄(たてづま)を軽く持ちあげて、お尻から座席に滑り込むように腰を下ろします。
そして腰を下ろしたら、両足をそろえて片手で袖をもって、もう片方の手で上前を押さえて体を回転させて乗り込みます。
社内では浅く腰掛けることで帯の形を崩れないようにしましょう。

実は車の乗り降りはとてもむつかしい所作です。
慣れないときれいにできません。
そのためゆっくりでいいので確実に乗り降りすることをまずは目標にしましょう。
そしてこれが優雅にできると本当に美しいものです。
女優さんがレッドカーペットを着物で歩く前に車から降りてきたときの所作をどこかで見かけてるならよく見てください。
本当にほーっとする素敵な所作です。

 

●手を上げるとき、ものを持ち上げるとき
着物は脇がふとした時に見えてしまいそうで怖いときがあります。
例えば携帯電話やつり革などを使う時、タクシーを呼ぶときに手を上げたときは、必ず片方の袖口を押さえるようにしましょう。
腕がむき出しになるのを防ぎます。
それと同時に脇が見えないようにするためでもあります。

 

●何かを拾うとき
下にあるものを拾う、下にあるものを上にするといった場合は、左手で上前を持ち、右足を半歩ほど後ろに引いてしゃがんでみてください。
右手で拾います。
これは着物の着付けがそのようにできているので利き手が違う方は少し不利ですが仕方ありません(着物が右前なので)。

地面や床の場合は膝をつかないようにして、お座敷なら膝を付けたほうが美しく見えます。
どちらも右の袂が下につかないようにしましょう。

 

●食事をするとき
食事は和食なら和食の所作があります。
これは着付け以外の話になってしまうので割愛しますが、大きく言うと着物を汚さないようにハンカチなどを膝にかけておきましょう。
その時大判のハンカチを使うなら二つ折りにして輪のほうを手前にするようにします。
またテーブルとの間はこぶし一つ分程度開けておきましょう。

また飲み物などをいただくときは片方の袖口を押さえるようにすると袂が汚れません。
ちょっと気の利いた方なら懐紙(お茶会などに用いる紙)などを持参すると非常に便利です。

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