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着付け技能士の資格を取得する具体的な方法について解説!

公開日:2022/05/01  最終更新日:2022/05/27


美容院や写真館、呉服店や冠婚葬祭場など着付け師が活躍する場は多くありますが「着付け師といて働くにはやっぱり資格が必要?」と思う方も多いのではないでしょうか。日本の伝統文化である着物の着付けには、その技能を証明するための資格がいくつか存在します。この記事は着付け資格のひとつである着付け技能士にスポットをあてて紹介します。

着付け技能士とはどのような資格?

着付けに関する資格は着付講師認定証や着物免許などいくつかありますが、そのほとんどは民間資格になります。着付け技能士は着付けに関する資格の中で唯一の国家資格で、2級着付け技能士とその上位資格にあたる1級着付け技能士があります。

一般社団法人全日本着付け技能センターが厚生労働大臣から指定試験機関として認定され、2010年に誕生した比較的新しい資格でもあるようです。着付け技能士の資格を持っていることは、着付けに関する専門的な知識や技術が身についていることの証明にもなるため、着付けを利用するお客さんが美容院や写真館、着付け師を選ぶ際にひとつの指標ともなります。

この消費者利益の擁護は着付け技能検定の目的のひとつでもあり、ほかにも「他装(ほか人に着物を着付ける業務)に係る技能の向上」「他装業務に従事する者の経済的社会的地位の向上」「着付け技能の振興、発展に寄与する」などがその目的としてあります。また、着付け技能検定に合格した方だけが「◯級着付け技能士」と名乗ることができるようです。

着付け技能士の資格を持ってないと着付け師として働けない?

着付け技能士などの国家資格においては、資格を持つ人だけにその業務に従事することを認める業務独占と、資格を持つ人だけがその名称を用いることができる名称独占とに分類されます。病院などで働いているお医者さんや看護師さんが患者さんに行う医療行為などはその資格を持っていないとできません。そのため、医師や看護師の資格は業務独占の国家資格になります。

対して美容院や写真館などで働いている着付師さんがお客さんに行う着付け業務は資格の有無を問われません。そのため着付け技能士の資格は名称独占の国家資格に分類されます。つまり、着付け技能士の資格を持っていなくても、着付け師としてお客さんに着付けを行うことができます。

実際、着付け師の求人サイトでは即戦力になる経験者だけでなく着付けに興味がある方など、これから着付けを学ぼうとする方に向けての求人も多く見られるでしょう。また、着付け技能士などの資格を持つことは自身のキャリアアップにもつながるため、着付け教室で知識や実技を学んだり、着付け師として現場での経験を積んだりしながら着付け技能士などの資格に挑戦する方も多くいるのではないでしょうか。

着付け技能士の資格取得方法

着付け技能士の資格を取るために知っておきたいポイントは「資格試験の内容」「受験資格について」「資格取得の難易度」の3点です。着付け技能検定には1級と2級があり、どちらも学科試験と実技試験があります。

また、原則学科試験を合格した方だけが実技試験を受験できます。実技試験に合格すると、1級は厚生労働大臣名、2級は一般社団法人全日本着付け技能センターの理事長名の合格証書が交付されるようです。学科試験は着物の歴史や寸法、たたみ方などの着物に関する専門的な分野に加え、年齢や性別に応じた着装法と身だしなみ、立ち居振る舞いや言葉遣いなどの作法や一般知識も問われます。

また、2級の出題範囲はこれら11分野なのに対し1級は12分野となるほか、各分野に関してのより専門的な知識が問われます。実技試験は定められた時間内で浴衣、街着、訪問着などの着付けができることが求められるようです。

こちらも2級では5種の着物なのに対し、1級では9種の着物が出題範囲となります。着付け技能検定の受験資格として2級は2年、1級は5年の実務経験が必要とされていますが、美容師免許を取得していることや、学歴(美容科、着付け科、和裁科、被服科等の着付け職種に関する学科・訓練科など)によってはこの実務の必要年数は減少します。また職業訓練指導員免許を取得している場合などにおいては学科試験が免除にもなるようです。

ただ出題内容が専門的のため、現場や着付け教室などでほか装の経験を積むことが合格への近道になるのかもしれません。着付け技能検定の合格率は公表されていませんが、全日本着付け技能センターの公式webサイトにおいて過去3年分の学科試験の問題と回答が公開されています。どのくらいの難易度かを知るためにも、一度過去問に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

着物文化が薄れゆく現代において誕生した着付け技能士の資格。日常的に着物を着用する機会は少ないものの、近年ではインスタグラムなどSNSの普及により若者の間でも着物の人気が高まっています。着付け師のお仕事はお客さんの人生の節目に携わることができる素敵な仕事です。自身のスキルアップはもちろん、お客さんの大切な日により彩りを添えられるよう、着付け技能士の資格を目指してみてはいかがでしょうか。

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