前結びが習える着付け教室がおすすめの理由とは?
着付け教室によっては、前結びを学ぶ事ができます。
その結び方は色々便利で、結び目を確認できると共に、比較的短時間で着付けを済ませられるからです。
ただしコツは必要なので、その結び方を教えてくれる着付け教室がおすすめです。
後ろよりも前で結ぶ方が手間はかからない
着物の帯を見てみますと、後側で結ばれている事が多いです。
ですから着付けをしている本人は、手を背中側に回して結んでいるように思い込まれている事もあります。
ですが後側に手を回すというより、一旦は前側で結ばれる事が多いです。
まずは前側で結び目を作って、後側に移動するイメージになり、その結び方を前結びと呼びます。
もともと着物の帯は、前側で結ぶやり方が主流でしたが、着付けのやり方も色々多彩になってきて、いつしか難しい着付けの方法も広まりました。
いつの間にか、後ろ側で結ぶやり方が主流になってきた訳です。
ですが帯を後ろ側で結ぶのは、簡単ではなく鏡などで結び方を確認する必要があり、やや手間がかかります。
また鏡で確認するにしても少々やりづらく、背中側に手を伸ばして作業するのも、少々大変です。
それよりは体前側で結べば、結び目の状態を確認する事ができるので明らかに楽です。
着付けを学ぶ目的の1つは、着物を楽しむ事でもあり着用する度に大きな手間がかかるようでは、あまり楽しむ事ができません。
その点前側で結ぶやり方を覚えておけば、着付けを楽しめるようになります。
着付けを短時間で済ませられるメリット
前側で結ぶのは、メリットもあり短時間で着付けを済ませる事ができます。
結び目の状態も確認しやすいですし、何よりも作業しやすいメリットは大きいです。
着物を着用する際に時間がかかるのは、たいてい帯です。
その他の作業はあまり時間はかかりませんが、着物が乱れないように配慮しながら帯を身につけるのは、慣れていないとかなり時間がかかります。
着付けにあまり時間がかかってしまうようでは、楽しめなくなってしまう事も多いです。
しかし前側で結ぶやり方を覚えておけば、短時間で着付けを済ませるようになります。
そのメリットを考えると、前側で結ぶ方法を覚えておく価値はあります。
それと前側で結ばない場合は、腰ひもが必要です。
帯よりも細めな紐があって、帯を体に結びつける前に、その紐を体に固定する必要はあります。
しかも結び方は少々複雑で、輪を作るのもコツが必要です。
また腰ひもを結ぶ事になると、着付けの作業工程が1つ増えてしまいます。
しかし前結びなら、わざわざ腰ひもを使用する必要はありません。
作業工程が1つ減りますから、着付けは楽になります。
また腰ひもを使用するのと比べると、着付けを短時間で済ませるようになります。
ですから前側で結ぶやり方を着付け教室で習得しておきますと、短時間で着物を着用できるようになる訳です。
その結び方を教室で学んでおくメリットは大きいです。
教室で結び方を学ぶのがおすすめ
ちなみに前側で結ぶのも、若干のコツは必要です。
最低限の基礎的な知識を覚えていないと、前側で結ぶのは時間がかかる事もあります。
後ろ側で帯を結ぶよりは短時間で済みますが、それでも不慣れな内は少々時間がかかる訳です。
しかし一旦コツを覚えれば、かなり短時間で済むようになります。
一応は自学自習により前側で結ぶやり方を覚えることは可能です。
動画などを見ながら結び方を学んでいる方も、少なくありません。
しかし動画には限界があり、自分では正しいと思い込んでいる結び方も、実は間違っている可能性があります。
その点着付けの教室なら、結び方について質問する事もでき正しいやり方を覚えられる訳です。
何よりも教室で学んでおく方が、コツを覚えるのも早くなります。
しかも一旦教室でコツを習得しておけば、スピーディーに着付けを済ませられるようになります。
後ろ側で結ぶよりも手軽ですし、教室でその結び方を学んでおく方が色々便利です。
ただし体の前側で結ぶ方法は、「全て」の教室で教われる訳ではありません。
その方法を教えてくれる教室もあれば、そうでない教室もあります。
着付けを楽にしたいなら、前者の教室の方がおすすめです。
前結びなら結び目の状態も確認できる上に、比較的短時間で着付けを済ませられる訳です。
ですから、その結び方のコツを習得しておくに越した事はありません。
つまりその結び方を教えてくれるかどうかは、教室選びの基準の1つになる訳です。
楽に着付けを済ませる為にも、その結び方を教えてくれる教室を選ぶと良いでしょう。