着付け教室の授業形態の種類は?
着物は年齢や四季を問うことなく着用することができ、冠婚葬祭といったフォーマルなシーンはもちろん、普段着用することで仕草も上品になり、特別感もアップさせることができます。
そこで着付けを習う場として増えているのが着付け教室です。
着物の人気が高まったことで教室の数も増えましたが、どの教室を選べば良いのかで悩むのではないでしょうか。
授業形態に注目し、適した教室を選ぶことが大切です。
集団レッスンの着付け教室について
着付け教室は一般的には集団レッスンを行なっているケースが多いです。
一度にたくさんの生徒を教えることができるので効率も良く、その分レッスン料金がリーズナブルというメリットがあります。
周りに着物に興味がある人がいなくても、集団の教室に通うことで着物仲間ができやすいというのも大きな魅力ではないでしょうか。
しかし人数が多い分、講師の目が一人ひとりに行き届いてないという教室もあり、理解できないまま次に進んでしまったり質問がしにくいなどのリスクもあります。
自分のペースで学ぶことが難しいことは確かですが、講師の人数が生徒数に見合っているところを選んでおけば、大人数制の教室でもわからないところの質問もしやすく、理解していくことにつながります。
大人数制の教室の場合には、講師に教えてもらうだけではなく生徒同士で助け合うことができたり、着物を着てみんなでお茶会やランチを楽しむという企画を開催している教室もあるので、学んだ着付けを披露する機会も増えます。
少人数やマンツーマンのレッスン
近年増えている授業形態としてはマンツーマンや少人数制の着付け教室です。
人数が少ないことで講師がしっかりと見て教えてくれるのでより細かな点まで教えてもらうことができ、わからない部分に関して質問もしやすくなります。
マイペースに学べるというのが大きなメリットではないでしょうか。
しかし人数が少ない教室となれば、その分料金は高い傾向にあるので金銭面の負担も大きくなるということは頭に置いておくべきです。
もちろん一概に人数とレッスン料が比例するばかりではありませんが、大人数の教室よりは相場も高いことは当然と言えます。
予定が合わず休むことになった場合に、振替で他の日にレッスンを受けることができる可能性が高いのも、少人数制やマンツーマンの授業形態をとっている教室に多いです。
多忙な人はもちろん体調を崩してしまいやすい人など、休む可能性が高い人は、振替レッスンのことも考えて選んでいくべきです。
着付け教室の選び方のポイントとは
初心者なのかある程度基礎は理解しているのかといった、レベルに合わせた教室を選ぶ必要があります。
料金形態や人数、教室の場所などインターネットを使えばある程度基本的な情報は収集することができます。
しかし実際に自分の目で見たり体験しないことには、教室の雰囲気や講師との相性はわかりません。
着付けは一度や二度教室に足を運んだからといってマスターできるほど、簡単なものではないので継続されることが出来なければなりません。
通うことが楽しいと思える教室を選ぶようにしておき、続けていくことがマスターへの近道と言えます。
授業形態を始め、比較しておくべき点は多岐に渡りますが、まずは体験レッスンに参加してみましょう。
体験レッスンは無料で開催している教室が増えているので、複数に参加することで自分にぴったりの教室を見つけることができるのではないでしょうか。
金銭面で無理がなく、通いやすい立地にあるのかといった点と、目的に合っていてレベルも適している教室を選ぶことから始めましょう。
趣味の範囲内で着物を着ることができるようになりたい人もいれば、資格を取得し将来の役に立てたいという人など、着付け教室に足を運ぶ理由は人により違いがあり、目的に合わせて教室を選んでいくようにするべきです。
近年ではオンラインで学ぶことができる教室も誕生していますが、着付けに関しては直接教えてもらわないとマスターは難しいので、オンラインの教室があり安くて通う手間がかからないという魅力に惹かれても、本当に着付けをマスターできるのかを基準に考えるように気をつけなくてはなりません。
料金形態や講師の良し悪し、教室の雰囲気など比較しておかなくてはならない点は多岐に渡ります。
その中の一つであり、注目しておかなくてはならないのが授業形態です。
集団レッスンかマンツーマンや少人数レッスンかによる、雰囲気の違いはかなり大きいことは確かです。
どの授業形態が良いということはできず、自分に適した形態を選ぶ必要があります。