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男物の着物でよく使う「角帯」とは?女性も使えるの?

公開日:2023/12/01  最終更新日:2023/11/24

角帯

角帯は、日本の伝統的な男物の着物でよく使われる重要なアクセサリーです。そのため男性しか使わないというイメージが強いのですが、じつは女性も使いやすい汎用性のあるアイテムでもあります。この記事では、角帯の特徴や使い方について掘り下げ、男女問わず幅広いファッションスタイルに活用できる方法をご紹介します。

そもそも角帯とは?

角帯(かくおび)とは、着物を留めるために使用される帯の一種です。

男帯地として堅く厚手に織られており、紺系や茶系の色味が多いのが特徴で、一般的に正装の一部として使用されます。着物の着付けに角帯は欠かせないアイテムとなります。

男性用の帯のひとつ

女性用の着物の場合、半幅帯や名古屋帯など帯にも種類がありますが、男性用の着物の場合、角帯と兵児帯(へこおび)の2種類ほどしかありません。男性用の帯の種類がこれほど少ないのは、そもそも着物の種類が少ないためといわれています。

また、女性の場合はTPOにあわせて結び方を変えないといけませんが、男性の場合は結び方にほとんど決まりはありません。しかし、角帯と兵児帯の使い分けは重要になります。

角帯は礼装や普段の外出など幅広いシーンで使えますが、それに対して兵児帯は礼装時には使えません。外出着・普段着としての着用のみ許されているので注意したいところです。

角帯の格

着物と同じように、角帯にも「格」が存在します。着物を着るときは、着物と帯の格を合わせなければなりません。

角帯の格は、大体生地によって決まります。たとえば、金や銀の糸が入っている正絹のものは、第一礼装に適しています。

正絹の角帯はとくに格式が高く、特別な機会に着るのに最適です。他の素材の角帯もありますが、格が異なり、カジュアルな場面に適しています。

角帯の形状について

角帯の形状には、おもに2つの種類があります。

ひとつは、織り上がりの幅を2つに折って芯を入れて仕立てるものです。この形状はしっかりとしたサポートを提供し、着物を美しく包み込みます。

もうひとつは、芯を入れずに袋織の両端をくけるタイプです。この形状は柔軟性があり、留め方に多くのバリエーションを持たせることができます。

どちらのスタイルも独自の魅力を持ち、着物の雰囲気に影響を与えます。

角帯の基本的情報(寸法・生地・結び方)

角帯の基本的な寸法は、幅が約20㎝、長さが4mです。一般的な着物には、この範囲内の角帯が使用されます。

角帯は着物をしっかり留め、美しい装いを作るために必要なものです。角帯は幅が広く、長いため、しっかりと着物をサポートし、着崩れを防ぎます。

個人の体型に合わせて調整できるため、誰でも快適に着ることができます。

生地について

上で角帯の格について解説したとおり、角帯の格を決めるのは生地です。角帯自体は第一礼装から普段着まで幅広くカバーできるのですが、第一礼装に使えるのは金・銀の糸を使用した正絹の角帯のみ許されています。

また、略式礼装の場合は正絹のもののみとなり、外出着・普段着の場合は正絹はもちろん、木綿でもOKです。

結び方

角帯の結び方にはさまざまなテクニックとスタイルがあります。たとえば、もっともポピュラーな貝の口、袴のときに使える一文字結び、結び目が邪魔にならない片ばさみ、ほかにも浪人結び、神田結びなどが有名です。

女性用の帯と違って、結び方の決まりがそれほど厳しくないので、さまざまなスタイルで遊びやすいのが魅力といえます。正しい結び方を学び、お好みのスタイルで着物を楽しみましょう。

男女問わず角帯を使った着付けを楽しめる!

角帯は、男性用のファッションアイテムだと思われがちですが、女性が着用しても問題はありません。異なるデザインや色の角帯を選び、個人のスタイルを表現することができます。

男女別!角帯を使ったコーディネートの楽しみ方

男性は、紐付きの角帯やデニム生地の着物に赤い角帯など、さまざまなスタイルで角帯を楽しむ人が増えています。一方で女性は、着物と角帯に加えてロングスカートを合わせたり、上から飾り紐をつけて個性を出したりなど、洋服と組み合わせた多様なコーディネートで角帯を楽しんでいる人が多くいます。

また、夫婦やカップルでのリンクコーデも人気で、同系色の着物や名古屋帯を角帯に仕立て直したものなど、さまざまな方法で楽しむことができます。普段着や浴衣などにも使えるので、角帯を使ったアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。

角帯の選び方

適切な角帯を選ぶ際には、着物との調和や着用する場面を考慮することが重要です。角帯の色やデザインは、着物に合わせて選ぶべきです。また、正絹や他の素材、格にも注意を払い、その日の装いに合わせて選びましょう。最近は伝統的な正絹以外にも、綿、化繊、交織など幅広い材質で作られていることがあります。用途に合わせてさまざまな材質の帯を探し、選んでみましょう。

まとめ

角帯は日本の歴史と文化に深く根付いているもので、礼服から普段着まで幅広く使用されます。帯は着物を着るうえで非常に重要な部分であり、角帯を用いた着物姿は非常に魅力的です。また、歴史的な衣装のひとつとしても重要性が高いものです。男女関係なく利用できるので、上手に取り入れて着物生活をより充実させましょう!

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