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百花の王と呼ばれる牡丹!着物の牡丹柄はおめでたいときにピッタリ!

公開日:2023/06/01  最終更新日:2023/05/10


牡丹は、もともとは薬用として使われていた植物ですが、観賞用にもなり百花の王と呼ばれるようになりました。しかし、文様としてはもっと古くから用いられているのです。この記事では、牡丹とはどういう花なのか詳しく見ていきます。また、牡丹文様の魅力や牡丹文様の着物を着こなすポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

百花の王・牡丹とはどういう花?

牡丹の花は、奈良時代に中国から伝えられ、もともとは鎮痛や消炎などの薬用として用いられていました。しかし、その豪華な見た目から徐々に観賞用としても愛されるようになり、百花の王と呼ばれるようになったのです。

牡丹は一輪でもボリューム感があり、気品が漂う花。たくさんの花びらを重ね、高貴な花を咲かせることから百花の王と呼ばれています。春から梅雨の時期になると、大きく美しい花を咲かせます。花びらは薄く見えますが、実際に触ってみると分厚くしっかりとしているところが特徴です。

さらに日本では、美しい女性を表現する際に、牡丹に例えられることもあります。牡丹の花言葉は、高貴や風格、幸福などです。つぼみは硬くて小さいのですが、徐々に膨らみきれいな花を咲かせるので高貴や幸福が象徴とされるようになったのです。そのため、おめでたいときに着用する着物の柄として愛用されています。昔は、牡丹柄の着物というと、身分が高い人のみが着用していました。

最近では、ハレの日である成人式に着る振袖として親しまれている柄です。牡丹柄の振袖は古くから愛されているため、古典的な柄からモダンな柄まで豊富な種類があることも魅力のひとつでしょう。

華やかな牡丹文様の魅力

牡丹は、吉祥文様のひとつとして着物の柄に使われています。吉祥文様は、縁起がよいとされている文様のこと。幸せを願う心を託し、よい前兆という意味をもつことから、おめでたい場面に使う柄として好まれているのです。

牡丹柄の着物の場合は、牡丹が大振りに描かれることが多いため、華やかな印象を与えます。また、小さなつぼみから、大きく美しく咲き誇ることから、今後の成長を願う成人式の場にぴったりだといわれているのです。牡丹文様は、ほかの文様と組み合わせて用いられることも。こちらで代表的な組み合わせを紹介します。

唐獅子と組み合わせた唐獅子牡丹

唐獅子牡丹は、能の演目である石橋に由来しています。石橋の両側に牡丹が咲き乱れ、獅子が舞い踊っている様子を表したものです。牡丹は百花の王、獅子は百獣の王と呼ばれているため、相性がよいとされています。獅子は厄除けや教養を与えてくれる存在であり、牡丹は富や豊かさを象徴することから、人々が求める望みがすべて柄に込められているのです。

唐草と組み合わせた牡丹唐草

牡丹唐草は、唐草に牡丹の花と葉を配した模様です。名物裂や有識文様にも用いられ、品格が高い文様とされています。中国盛唐時代に牡丹鑑賞が好まれるようになったことから、時代を反映して牡丹唐草が完成したといわれているのです。

蟹の形に文様化した蟹牡丹

牡丹の花と葉の形が蟹の爪のように見えることから、蟹牡丹と名づけられました。豪華さがあり百花の王と呼ばれる牡丹と、魔よけを意味する蟹の組み合わせは、縁起のよい柄として使われるようになったのです。蟹牡丹は、家紋としても用いられています。

牡丹文様の着物を着こなすポイント

牡丹文様の着物は、おめでたい場面に使われることが多い柄のひとつです。牡丹文様の着物はどのように着こなしたらよいのか、いくつかのポイントを紹介します。

春の季節は写実的なもの

一般的な牡丹は春牡丹と呼ばれ、4月から5月頃に開花するので春のイメージが強いでしょう。そのため、半月ほど前から着用することをおすすめします。ただし、ほかの花と描かれていたりイラスト化されていたりする場合は、季節に関係なく着用することが可能です。写実的な柄の場合は、訪問着や成人式の際に着る振袖などで着用できます。

冬の季節は寒牡丹を選ぶ

牡丹は、冬牡丹と呼ばれる品種もあります。冬の季節に牡丹文様の着物を着用するのならば、雪や雪の結晶と共に描かれている冬牡丹の着物を選ぶとよいでしょう。また、着物にこだわっている方の中では、少し早めの11月頃から牡丹文様を取り入れる方もいるようです。

季節を先取りする

着物の柄は、季節を表しているため、季節感をもって着ることがマナーとされています。また、1か月ほど季節を先駆けて文様を用いることがおしゃれとされているのです。季節限定の柄として着物を楽しみたいのであれば、春の季節は3月下旬から、冬の季節は11月頃から着用するとよいでしょう。

まとめ

牡丹は豪華な見た目から、百花の王と呼ばれている花です。牡丹文様の着物は季節限定として楽しむことも可能ですが、華やかさを表現し訪問着や振袖などに用いられることもあります。牡丹は小さなつぼみから、大きな花を咲かせるため、今後の成長を願う成人式の場にぴったりだといわれているのです。着物で季節感を表現したいのならば、1か月ほど季節を先取りして牡丹文様を取り入れてみましょう。

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