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龍文様の着物は男の子に人気!おめでたいときにおすすめの柄について

公開日:2023/06/15  最終更新日:2023/05/10


男の子の着物として、鷹や兜とともに人気があるのが龍文様です。カッコよさや力強さに加えて気高さをもち合わせている龍文様。今回はそんな龍文様に関して、そもそも龍とは何なのか、龍文様の着物に込められている想い、コーディネート例などについて詳しく解説します。これを読めば、もう龍文様の選び方を間違えることはないでしょう!

鳳凰に並ぶ伝説の生き物・龍とは

まずは、そもそも龍とは何なのかについて解説します。龍は、鳳凰と同様に古代中国を発祥とする空想上の生き物です。水や土の中を棲み家として、ヘビのように長い巨体をくねらせながら空を自由に飛びまわり、その大きな口から発せられる啼き声は雷雲を呼び寄せると信じられています。

そのため、日本では農作物に恵みの雨をもたらす存在として、古くから農村部を中心に崇められてきました。現在でも水神や龍神として多くの神社などで龍の像が見られるのはこうした理由からです。

また、龍の姿はいくつかの実在する動物が組み合わさっていますが、国や時代によって多少の違いがあるようです。現在の日本では、頭はらくだ、体はヘビ、爪は鷹という組み合わせで描かれることが多くなっています。

龍とドラゴンの違い

よく龍と勘違いされるものとしてドラゴンがあります。ドラゴンを日本語に訳せば龍なのだから、同じものだろうと思っている人も多いようですが、そもそもの成り立ちが違います。

龍は中国発祥であるのに対して、ドラゴンは西洋で生まれた空想上の生き物です。また、細かく見ていくとそれぞれの見た目や人々のとらえ方にはかなりの違いが見られます。たとえば、龍は角があるのに対してドラゴンにはありません。

また、ドラゴンが翼をもっている一方で、龍には翼がないのです。さらに、体全体を見ても龍はヘビに似た細長い体でくねるように動きますが、ドラゴンの体は恐竜のように丸みを帯びており、太い尻尾があります。

このように見た目だけでも相当の違いがありますが、もっとも大きく違うのは人々のとらえ方でしょう。

西洋人はドラゴンを恐怖の対象として見ており、悪の象徴としています。しかし、龍は聖なる存在として認識されており信仰の対象です。

たしかに、私たちも龍を神聖な存在として恐れを感じることはあっても、悪意のあるものとして見ている人はほとんどいないのではないでしょうか。こうしてみると、両者はまったく違うといっていいほどの差があることが分かりますね。

しばしば鳳凰とはセットで描かれる

龍と鳳凰は空想上の生き物の中では共によく知られている存在です。そして、彼らはしばしばセットで描かれることがありますが、それには訳があります。それは、このふたつの組み合わせが男女を表していると考えられているからです。龍が男性を、鳳凰が女性をそれぞれ表していて、同時に描くことで夫婦円満への願いを込めているのです。

龍文様は出世や飛躍を願う柄

着物に龍文様を選ぶときには、その着物のもつ意味や願いをしっかりと把握しておく必要があります。龍文様の着物のもつ意味は、出世や飛躍です。前述の通り、龍は水中や地中に棲み、天に昇って恵みの雨をもたらします。地より天に昇り、そのあとにみんなに幸せをもたらしてくれるため、出世や飛躍の象徴と考えられるようになったのです。

龍文様の着物のコーディネート例

龍文様の着物を着こなすにあたってポイントとなるのは、ほかの柄との組み合わせです。龍が雨をもたらす聖なる生き物であるため、龍文様には雨や水、雷のイメージがあります。そのため、ほかの柄として選ぶのは雲や波などがよいでしょう。たとえば、雲がイメージされた柄としては「瑞雲」、波であれば「波柄」といったものがあります。

瑞雲

瑞雲はその名の通り、雲の形をした文様です。おめでたいことが起きる前兆に現れる雲とされており、出世や飛躍を意味している龍文様との相性も抜群。また、瑞雲は不死の象徴といわれるキノコをかたどったもので、長寿や健康の意味合いも含んでいます。

波柄

波柄の文様は、涼しげな印象を与えるため夏に着るにはピッタリの柄です。波は寄せては返す果てのない流れを表しており、永遠や長寿・誕生などを意味しています。また、青海波(せいがいは)と呼ばれるデザイン化された柄であれば、夏に限らず通年に渡って着用が可能です。

柄は組み合わせが大切

龍文様にあわせてこうした柄を選ぶことで、全体のイメージを統一できるうえ、何よりそれぞれの柄がもつ意味を邪魔することがありません。このように、着物を着こなすには全体的な見た目はもちろん、模様や柄のもつ意味をしっかりと理解したうえで組み合わせを考えていくことも求められます。

まとめ

ここまで男子に人気の龍文様について解説しました。龍はもともと中国で生まれた空想上の生き物です。日本でも恵みの雨をもたらしてくれる存在として、古くから農村部などで水神として崇拝される対象となってきました。また、雨をもたらす際には天高く昇ることから、出世や飛躍の象徴として考えられ、男子の着物の柄として高い人気を誇っています。着物として龍文様を着こなす際のポイントは、ほかの柄との組み合わせです。龍文様は雨や水、雷の意味をもつため、それにマッチした意味をもつ柄と合わせるようにしましょう。

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