着付け教室で生徒間のトラブルがあったときの対処法や相談先
着付け教室にはなにかとトラブルが多いという口コミを目にしたことはないでしょうか。ネット上にもいろいろな揉め事が挙げられています。中には、教室側と生徒という図式ではなく、生徒間でトラブルに発展しているケースもよく見受けられるものです。トラブルの原因やどう解決すればよいのかを事前に知っておけば、安心して通えるでしょう。
意外と多い生徒間でトラブルになるケース
着付け教室でのトラブルと聞くと、教室と生徒の間で意見や考え方の食い違いが発生し、トラブルに発展することを想像しがちではないでしょうか。しかし、生徒間での問題も実は多く、そのために教室を辞めてしまう人も多くいます。同じ目的で通っているのに、争ったり相手を傷つけたりしてしまうことはもったいないことですよね。
頭で理解はしていても、何かにつけて気に食わなかったり、理由もないのにつっかかってこられたりすることもあります。折り合いがつかなければ、大きなトラブルに発展することもしばしばです。いくら評判のよい着付け教室に通っていても、生徒間で人間関係に亀裂が入っては、本来の目的に集中できません。
たとえば、生徒同士で嫉妬ややっかみの感情からトラブルに発展することもあります。やたらと高価な着物を持参してくる人は目をつけられやすく、徒党を組みたいリーダー格に狙われると、通いづらくなってしまいます。
着付け教室に通っているのは自分1人ではなく、周りと上手くやっていかなければいけないということは肝に銘じておかなければいけません。せっかく受講料を払って学びに行くのなら、ストレスなく通いたいと考えるのは自然な発想ですよね。他の生徒に気を使いすぎるのも考えものですが、最低限のルールやマナーを決めて、自分を律する気持ちがあれば多くのリスクは回避できます。
講師との関係性からトラブルになることも多い
生徒同士での関係性に気をつけていても、トラブルに巻き込まれることはあります。たとえば、とても人気の高い講師に教わっており、その人に目をかけられすぎていると嫉妬されるといったパターンが典型的です。評判のよい着付け教室には、同じく評判の高い講師が在籍していることが多いです。
カリスマと呼ばれていたり、女性からとくに人気を集めたりする講師にたまたま出会えても、一喜一憂してはいけません。着付けの性質上、手取り足取り教えてもらうケースは多く、近い距離感で教わらなければいけないこともあります。
「距離が近すぎる」「わざとボディータッチをしている」「色目を使っている」などと周りに感じさせると、一気に事態が悪化することも多いようです。適度な距離を保つ注意深さが求められます。実際にトラブルが発生したときに、どこに相談をすればよいのかも悩ましいところです。
生徒同士の話し合いで解決できれば1番ですが、意見の食い違いからこじれてしまうこともあります。着付け教室の相談窓口があれば相談してみるのが1番ですが、そうでないなら、自分を担当している講師に相談をするとよいでしょう。
講師は自分が預かっている生徒に対して責任があるので、頭ごなしに話を進められると立場が悪くなるケースも出てきます。まずは一言相談をしておいた方が、後々別のトラブルに発展するリスクを減らせるでしょう。
解決に向けて相談をする姿勢が大切
生徒間でトラブルが発生したとき、もめた相手に話し合いにも応じてもらえず、解決策がわからずに着付け教室を辞めてしまう人も多いものです。しかし、せっかく学びたいという意欲があることなのに、トラブルが理由で諦めるのはもったいないですよね。トラブルを解決した方がすっきりとした気持ちで着付けに集中できます。
まずは講師に話を通して、その先のことを考えましょう。講師から着付け教室に話を上げてもらった方がよいケースもありますし、相談をしてアドバイスをもらって別の部署に再び自分で話を持っていく方法も、場合によっては考えなければいけません。
とにかく大事なのは、解決に向けて動き出す姿勢です。「トラブルになっている相手を懲らしめてやろう」といったように、他の人を巻き込むような姿勢はよくありません。迷惑をかけられている立場のはずが、いつの間にかクレーマーのように扱われたり、自らの評判を落としたりする行為につながりかねないためです。
着付け教室が「被害を受けている生徒を助けたい」と思えるような立場を守らなければいけません。評判のよい着付け教室では、トラブルが起きたときの対処も信頼できるでしょう。実績が豊富なところは今までにトラブルを解決してきた知識や経験も多いので、適切な処置をしてくれるパターンが多いためです。
いくら評判のよい着付け教室でも、生徒間でトラブルに巻き込まれることは起こりえます。生徒間で解決できない場合は、講師や窓口に相談して解決を図るのが1番です。その時には感情的にならないように、冷静に対処をしなければいけません。解決後も気持ちよく通うためにも、できるだけ穏便にしかるべき手段をとることが大事です。