子どもの入学式に着物はあり?母親として相応しい着物の選び方とは
本記事は、子どもの入学式に、着物を着用したいと考えている母親に向けた記事となっています。おめでたい日なので着物を着用するのは問題ありません。学校独自のドレスコードが存在していなければ、着物で入学式に参加できます。ただし、どのような着物よいわけではなく、フォーマルな装いが求められているので注意が必要です。
入学式に着物を着て行くのはOK?
おめでたい日なので、着物を着用しても問題ありません。ただし、地域にもよりますが、入学式に着物を着用する母親は、1割程度になるでしょう。
晴れやかな日に着用する
入学式という晴れやかな日に、着物を着用するのはおかしくありません。格式が高いものなので、堂々と着用して問題ありませんが、主役は子どもなので、その主旨をはき違えないようにしましょう。
また、地域にもよりますが、着物を着用する母親が少ない場合もあります。母親が全員服装を揃える必要はありませんが、自分だけ着物を身に着けることになると恥ずかしいと考えている人は、事前に学校職員や過去に入学式に参加したことがある母親に確認しましょう。
地域による着物着用率
現在住んでいる場所にもよりますが、都心部では着物を着用する人が少なくなっています。反対に、地方では着物を着用する人が多くなります。また、着物や織物が栄えている地域では、着物の着用率が高くなるでしょう。
学校独自のドレスコードが存在する場合がある
公立の学校であれば服装は自由となっていますが、念のため、事前に確認しましょう。学校独自のドレスコードが存在する場合があるからです。式典での服装は、黒または紺と指定されていた場合、そのほかの色の着物を着用していると目立ってしまいます。
入学式に相応しい着物とは
フォーマルな装いを意識しましょう。アクセサリーも派手になり過ぎないように心がけます。
華美ではなく格式の高いもの
入学式の主役は子どもなので、母親が目立ち過ぎないように、華美な着物を着用するのは避けてください。また、帯を選択するときは、カジュアルなものにならないように気を付けます。あくまで式典なので、格式の高いものを選択します。アクセサリーは着用しても問題ありませんが、派手にならないように気を付けます。たとえば、ピアスやイヤリングは、一粒のダイヤやパールなどの上品なものにしましょう。大きすぎるものやカラフルなものは避けるようにします。
色無地がおすすめ
入学式だけではなく、パーティー、お茶会、七五三などでも身に付けられます。家紋を入れることでフォーマルな装いになります。
訪問着がおすすめ
こちらは、未婚女性でも既婚女性でも着用できます。以前は既婚女性の着物でしたが、現在は年齢の高い未婚女性も着用するようになりました。おめでたい日に相応しく、入学式のみならず結婚式にも適しています。
付け下げがおすすめ
控えめな柄が特徴です。1枚の着物に大きな柄が描かれているものではありません。格式は訪問着よりも下になりますが、略礼装なので入学式にも適しています。入学式のみならず七五三にも適しています。
江戸小紋がおすすめ
細かい柄が記されている着物です。こちらは、フォーマルな装いでもカジュアルな装いでも問題なく着用できます。色無地と格式は同じです。
入学式に相応しい小物の選び方
着物は立派でも、小物が適していなければ魅力が半減します。
バッグの選び方
大きさは小さいものにしましょう。クラッチバッグやハンドバッグを持参するとよいでしょう。あまり大きなバッグは、着物を着用しているときに似合いません。しかし、入学式後に配布物を受け取る可能性があるので、折り畳めるバッグを持参するようにしましょう。
草履の選び方
白色や淡い色のものを選択してください。ただし、入学式の会場となる体育館は底冷えすることが考えられるので、足元が冷えないように工夫が必要です。
入学式で母親が着物を着るときの注意点
2つの注意点を紹介します。洋服で入学式に参加するときと同じく、フォーマルな装いが求められていることを意識しましょう。
華美なものは避けて格と季節感を合わせる
あまり難しく考える必要はありませんが、華美なものは避けるようにします。また、着物は季節感を演出できるので、春の季節に合った色や柄を選択しましょう。着物の素材も冬用ではなく春用にします。着物選びで困ったときは、専門店のスタッフなどに相談してください。
母親の年齢に合わせる
20代から40代までの母親が、入学式に参加することが多いです。母親の年齢に着物を合わせることも大切です。年相応の着物を選択しましょう。20代の母親は、優しい色味で古典柄の訪問着、30代の母親は、洗練された色味の訪問着、40代の母親は、大人の女性に相応しい上品な訪問着がおすすめです。
まとめ
着物で入学式に参加したい人は、学校独自のドレスコードが無いことを確認してから着物を選択しましょう。どのような色や柄のものを選択すればよいのか分からない人は、専門店のスタッフなどに相談してください。春らしさを演出するようにすれば、問題ありません。また、早朝と日中の寒暖差が激しいことが予想されるので、着物の上に羽織れるものは準備しておきましょう。