上手な着付けと下手な着付けの違いは何?
着付けができれば何かと役立つものです。
和服を急に着ないといけなくなった際にも着付けができれば自分でなんとかできます。
そんな着付けですが、着付けも「良い着付け」「悪い着付け」があるものです。
着付けをこれから習う際にはこうしたことを知っておけばどのような着付けをすれば良いかもわかってくるでしょう。
ここではそんな着付けの上手い・下手を分けるポイントについて見ていきます。
上手い着付け・下手な着付けの違いとは?
○審美的・実用的観点
上手い着付けと下手な着付けの違いは色々とありますが、着付けの上手さは主に審美的な観点からと実用的な観点から判断することができます。
審美的な観点から言えば、技巧が施された着付けはやはり見栄えもするものです。
とはいえ、実用的な観点も忘れてはいけません。
いくら見た目が良い着付けであってもゆるくてすぐに気付け直しが必要になったり、動きにくいような着付けでは意味がありません。
この2つのポイントを満たしているような着付けを目指すようにすると良いでしょう。
○着付けの早さ
他にも、着付けの速さも重要になってきます。
時間をかければ着付けはかなりうまくできるものですが、着付けに1時間も2時間もかけてはいられないでしょう。
このため、どれくらい早くうまく着付けができるかも上手い・下手の分かれ目です。
納得できる着付けができるまでに30分以上もかかるような場合には着付けの仕方に問題があるのかもしれません。
こうした際には着付けを学び直してみるというのもおすすめです。
着付けが上手い・下手はかなり主観的なものでもあります。
見る人によっても着付けの評価は変わってくるものです。
着付けの良し悪しを判断する目を養うためにも着付けカタログなどを見てみるというのも良いでしょう。
着付けの上手い・下手にこだわりすぎると着付けをするのも楽しくなくなってしまうこともあります。
最終的には自分が満足できる着付けであればそれで良いとも言えるかもしれません。
着付けショーなどでもない限りそこまで着付け程度について周囲も気にしていないものです。
こうしたこともあり、着付けの得手・不得手について神経質になる必要もないかもしれません。
着付け上手になるためには?そのポイント
とはいえ、やはり着付けはうまくなっておきたいところでしょう。
ここでは着付けをもっとうまくなるためのポイントも紹介しましょう。
○道具を積極的に使おう
まず、着付けになれない内は道具を積極的に使いましょう。
道具を使うことで余り着付けに慣れていなくても一気に見栄えがする着付けができるようになります。
しかし、いつまでも道具に頼っているのもあまり良くありません。
できれば道具を使わない着付けの仕方も学んでいくのが良いでしょう。
○実践!
着付けも機会があるごとに実践する事が大事です。
より着付けをして慣れれば慣れるほどに着付けも自然とうまくなってきます。
むしろ着付けに苦手意識を持ってしまって着付けを全くしないようだと着付けの技術も下がってくるばかりです。
○自分の着物を買おう
着付けがうまくならないという場合には着物を購入してみるのも良いかもしれません。
着付けもやはり自分の和服があれば一気に上達してくるものです。
レンタル品だと愛着も湧きにくいですが、自分の体型通りに仕立ててもらった和服があれば自然と着付けもしたくなってきます。
着物も安いものであれば一万円以内で購入できるものもあります。
このため、着付けがあまりうまくならないと悩んでいる場合には思い切って和服を購入してみるというのもおすすめです。
○帯
帯も着付けには大事なところ。
帯の材質などによっても着付けのしやすさはかなり変わってきます。
帯はなるべく実物を手にとってその良し悪しを見定めてみると良いでしょう。
帯が違うと着付けのしやすさもかなり変わってくるなんてこともあります。
着付けのバリエーションはいろいろ
着付けも色々なバリエーションがありますが、着物と着用者の個性を最大限に活かした着付けをすることも大事です。
これはセンスや勘も関わってくるものですが、こうしたセンスや勘は着付けを何度もしていれば自然と身についてくるものですからあまり心配いりません。
○上手い友人に教えてもらう
着付けが上手い友人に教えてもらうのも良いでしょう。
着付けを教えあるのは楽しいものですし、技術も上がりやすくなります。
着付けを通して交流が広がることもあります。
○上達具合を観察
着付けが上達したか分析するためにも、着付けをするごとに写真を撮影して上達具合を観察してみるのも良いでしょう。
自分がした着付けを記録として残しておくことでどれだけ上達仕方もわかってきます。
このように着付けも中々奥が深く上達するためには努力も必要なものですが、着付けは楽しむことも大事でしょう。
着付けを楽しめれば自然と技術も上がってきます。
和服も意識的に着るようにすれば着付けの機会も増えてきます。
着付けはしっかりと習得するのにかなり時間もかかってきますから、気長に学んでいく事が大事でしょう。