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首里織は琉球王国から続く伝統的な織物!歴史と魅力を解説!

公開日:2023/01/01  最終更新日:2022/12/16


1人の職人が手作業ですべてを完成させる首里織の特徴を紹介します。14世紀から15世紀の琉球王国の時代に、当時交易していた中国や東南アジアから伝わりました。現在も当時の伝統を受け継いでいて、色鮮やかなデザインが魅力です。首里織の歴史や魅力に興味がある人は、記事を読み進めてください。

沖縄で生まれた首里織とは

色鮮やかな織物は沖縄本島で誕生しています。見ているだけで気分が明るくなる特徴があります。

首里織の種類

沖縄本島で織られています。織物の種類は1つではなく、絣織物や紋織物があります。色とりどりの作品が見ている人の心を打ちます。

首里織の特徴

沖縄にマッチした多種多様な織物です。琉球藍をふんだんに使用していることが多いので色彩が豊かです。

琉球王国の時代から伝わる首里織の歴史

古くから伝わる沖縄の伝統です。第二次世界大戦で大きな損害が生まれましたが、現代でも伝統が受け継がれています。

14世紀から15世紀の琉球王国の歴史

中国や東南アジアと活発に貿易していたこともあり、染織の技術が琉球王国に伝わりました。そこで、琉球王国の気候や風土にマッチした作品が作られるようになりました。当時から1人の職人が手作業で取り組んでいたこともあり、少量多品種が特徴です。

第二次世界大戦後の歴史

大きな損害が生まれた第二次世界大戦ですが、伝統が現代まで受け継がれています。現代にマッチした手法を使用した絣模様も誕生しています。伝統を受け継ぎ現代の顧客にも受け入れられるように改革を推し進めています。

彩り豊かな首里織の魅力

沖縄で馴染みがありますが、北海道から九州ではあまり馴染みがないでしょう。作業の工程を1つずつ紹介します。

たくさんの種類がある

一言で首里織と表現することが多いですが、たくさんの種類があります。花倉織や花織などを総称しているので、形や色に違いがあります。

デザインを決める

デザインを決定するときに、古くから伝わるデザイン集を参考にします。こちらで基本デザインを決定しますが、その後に現代風にアレンジしたものを加えて図柄を決定します。古くから伝わる基本デザインと現代風にアレンジしたものを融合させることで、現代の人の感覚に合った首里織を提供できます。美的センスや流行は毎年変化するので、職人は伝統的な技術だけを高めるのではなく、時代の流れやトレンドなどの情報を常にキャッチしています。

これにより、老若男女問わず愛される商品が生まれます。顧客から選ばれる商品を提供しているので、プロダクトアウトの思考を持っています。そして、デザインや色は職人が決定するので、色とりどりの個性的な作品が生まれるのも特徴です。

糸繰り

こちらの工程では不純物を取り除きます。経糸を整えた後に糸繰りします。すべての工程を機械ではなく手作業で実施します。また、職人1人で行うので、手間と時間をかけて丁寧に作られているのが分かります。

整経

織物の作業で必要な糸を準備します。糸の本数と長さを揃えます。

絣括り

絣を手で括ります。こちらの作業は職人でも難しいので慎重に行います。模様が細かくなるときは、締機とよばれる道具を使用します。

染料は沖縄の植物を使用している

東南アジアが原産地となっている琉球藍は、沖縄で栽培されています。染料は琉球藍だけではなく、フクギなども使用されます。色が鮮やかで目に飛び込むような美しさがあるだけではなく、防虫効果が期待できるのが特徴です。見た目の美しさだけではなく、快適な生活を送るための機能性にも古くからこだわりを持っていることが分かります。そのため、琉球藍は衣料や生活用品として活用されています。沖縄の独特の気候でも快適に暮らせるように、現代でも愛されています。

藍染め

藍だては、夏季と冬季で必要な期間が異なります。夏季は1週間程度、冬季は2週間程度です。藍汁は軽く手で揉むように作業します。染料を糸に染み込ませていくので、空気に触れさせて乾燥させます。こちらの作業を1度だけではなく何度も繰り返すので、根気が必要な作業となります。ですが、徐々に糸に染料が染み込んできます。

織りの準備

絣糸は括りを解いて図案に合わせて織りの準備をします。図案に合わせて並べて伸ばします。決められた作業順序に則り作業します。

織り

木製の高機を使用して織りの工程を始めます。こちらの作業は、非常に手間と時間がかかります。ベテランの職人でも1日に30cm²織れるかどうかという進捗状況なので、焦って作業を進めることはしません。このように丁寧に織り続けて完成すると最後に干して完成です。光の当たり具合や見る角度によって、色の見え具合に違いがあります。また、すべて手作業なのも趣深いです。

まとめ

少量多品種が特徴の首里織は、デザインも糸の色も自分で選択できるので個性あふれる織物が誕生します。作業に時間と労力を費やしますが、沖縄で栽培されている琉球藍を染料として使用するなど、沖縄の魅力が十分に伝わってくる織物です。沖縄では首里織の工房見学を受け付けています。また、工芸館で作品や歴史にも触れられるので興味のある人は足を運んでみてください。詳細はネットで検索してみましょう。

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