着付け教室にはどのような人が通っているの?きっかけはさまざま!
着付け教室に通うことを検討していくうちに「どんな人が通っているだろう」と心配になる人もいるでしょう。一緒に学ぶ仲間になるのですから、教室にはどんな人たちが集まっているのか気になりますよね。この記事では、着付け教室にはどのような人たちが通っているか、また教室の選ぶ上で意識したいポイントも一緒に見ていきましょう。
着付け教室では何が学べる?
着物教室では着付けはもちろん、他にも着物に関連した多くの事柄を学べます。
まずは、マナーや礼儀作法です。着付けと同時に身に付けておきたい、マナーや礼儀作法。挨拶やお辞儀など、着物を着た時に役立つ所作を学べます。着物と洋服とではマナーが大きく異なるので、基礎からしっかり身につけましょう。どのようにしたら美しく見えるか、歩き方や、風呂敷の使い方など学ぶ事柄はさまざま。きれいな着物を着ても礼儀作法が誤っていると下品に見えてしまうことも。着物を着ていない時でも身振り手振りをきれいにできるので、学んでおいて損はないはずです。
また、ヘアアレンジやメイク講座を開催している着付け教室もあります。正しい着付けができていたとしても、ヘアスタイルやメイクが合っていないと非常に勿体ないです。講座では、ピンの留め方やヘアアイロンの使い方、着物に合ったメイクを勉強します。
ヘアアレンジやメイクが上達すれば、着物をもっと楽しめるようになる上に、茶道も楽しむことができるでしょう。茶道というと難しいイメージがありますが、意外にチャレンジしやすい和文化の一つです。着物で品よくお菓子やお茶を頂くのは、五感すべてを活用して「和」を感じ取れる、とても貴重な体験。お辞儀や道具を扱う所作など、日常生活でも大切なマナーも身に付きます。
着付け教室にはどのような人が通っているの?
着付け教室に通っている人たちは皆、さまざまな目的を持っています。たとえば、着付けを自分でできるようになりたいという人がいるでしょう。その人たちの中にも、単純に「ただ着物に興味があって通ってみたかった」という人や「習い事で着物を着る機会があり、将来的には自分で着られるようになりたい」という人など理由には違いがあるかもしれません。
また、他の人の着付けができるようになりたいという目的で通う人もいます。たとえば「七五三を迎える子どもの着付けができるようになりたい」「成人式の娘に着付けをしたい」という理由があるでしょう。
さらに、着付けのプロフェッショナルを目指して着付け教室に通う道を選んだ人もいます。自分で着付けることはもちろんですが、他人への着付けや花嫁衣装に至る難しい着物の着付けまでマスターしなければ、着付けのプロフェッショナルになることはできません。
また、着物に関するさまざまな知識も必要不可欠です。「将来は着物に関わる仕事をしたい」といった思いをもって通う人たちもいるでしょう。
着付け教室を選ぶ上で意識するべきポイント
さまざまな目的を持った人たちが通う着付け教室。どんなポイントを押さえて選べばよいのでしょうか。
1つ目のポイントは「自分の目的や条件に合った教室を探す」です。ただ着付けができるようになればいいのか、それとも他の人に着付けをするレベルまでになりたいのか、着物関係の仕事に就きたいかなど、人によって目的や条件は異なります。自分の目的に合った教室をピックアップすれば、ある程度絞ることができるでしょう。
2つ目のポイントは「情報収集をしっかりする」です。自分の目的に合った教室をピックアップできたなら、教室のホームページを確認することをおすすめします。ホームページには受講コース内容や、日程、受講料などが記載されているでしょう。さらに、振替授業の有無や、着物の貸し出しサービス等もチェックできます。講師紹介ページがあるなら、どのような講師がいるのかも確かめておきましょう。
3つ目のポイントは「授業形態で探す」です。着付け教室は、マンツーマンや少人数制、グループ制など授業形態がそれぞれ異なります。マンツーマンや少人数制だと、自分のペースでゆっくり学ぶことができるかもしれません。また、大人数で楽しく学びたい人にはグループ制の教室がおすすめです。楽しく着物を学ぶためにも、自分に合ったスタイルを選ぶようにしましょう。
4つ目のポイントは「着付け教室に足を運んでみる」です。教室によっては、無料体験や見学会をしているところも。自分で直接見て確かめるために見学する、講師と直接話してみるなどの方法で、教室が自分に合うかどうかを確実に判断できるでしょう。質問があれば、その場で聞くこともできます。インターネットを通じての質問よりも、ずっとスピーディです。
着付け教室に通っている人は、人それぞれさまざまな目的を持っています。「着付けを自分でできるようになりたい」という人や「子どもに着付けをしてあげたい」といった人もいるでしょう。また、着物の仕事に就くことを目標にして通い始める人も。人によって目的や条件は異なるので、教室を選ぶ際は自分の目的や条件に合った教室をじっくり選ぶようにしましょう。