着付け教室に通うとき、着物の持ち運びはどうする?
着付け教室に通う際の着物の持ち運びには、主に2つあります。
専用のケースに収納する方法と、貸し出しサービスです。
今回はこの2つについて紹介しますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
自分で着物を用意して教室に持ち込む
多くの方々は、教室で着用する着物を自分で用意しています。
今後しばらくは着用し続ける予定の着物を持ち込んで、教室に行っている方々が多いです。
ただ持ち込む際には、専用ケースに収納される傾向があります。
そもそも着物は、やや型崩れしやすいです。
一応はボストンバックなどに着物を収納して、教室に持参する事もできます。
しかしボストンバックで持参しますと、着物が崩れてしまう事が多いです。
その点着物用の専用ケースなら、型崩れしづらい構造になっていますから、多くの方々は専用のケースを利用しています。
なお専用のケースも、色々な種類はあります。
主に2種類のケースがあり、キャスターが付いているケースと、そうでないケースです。
持ち込む着物の量が多い時は、前者のキャスター付きのケースの方が便利です。
着物の量が多ければ、重量も重たくなってしまうからです。
この「自前の着物を教室に持ち込む」方法には、着慣れるメリットがあります。
後述しますが、実は着物はレンタルする事も可能です。
レンタル業者から一旦着物を受け取って、教室で着用してみるやり方もあります。
しかし教室での受講が一通り完了した後は、レンタルする着物を着用する事はありません。
受講後には、改めて自分で着物を買うケースが殆どです。
ですから受講後に着物を着用してみると、最初は違和感を覚えてしまう傾向があります。
それに対して自前の着物を準備する方法は、受講後でも違和感を覚えることはまずありません。
受講する時には自前の着物を着用しますし、受講後にもそれを着る事になるからです。
ですから、多くの方は自前の着物を教室に持ち込んでいます。
教室にあるロッカーに預ける方法も
ただし着物を自分で持ち込む方法には、デメリットもあります。
教室に持ち込む時の労力です。
というのも人によっては、着物の量が少々多い事もあります。
教室に行く度に、大量の着物を持ち込むのも少々大変です。
たとえ専用ケースにキャスターが付いていても、やや手間がかかる事もあります。
また着物はとてもデリケートです。
ちょっとした拍子に、着物に傷が付いてしまう可能性もあります。
専用ケースが何かに衝突してしまい、中にある着物が破損するケースもたまにありますから、注意が必要です。
ところで着付け教室によっては、専用ロッカーを完備してくれている事があります。
ロッカーは有料になりますが、わざわざ毎回持ち込まずに、ロッカーに収納しておくことが可能です。
ただしロッカーは、全ての教室に完備されている訳ではありません。
特にロッカーが無い教室もありますから、注意が必要です。
人によっては、ロッカーがあるかどうかを基準に教室を選んでいる事もあります。
レンタル業者か教室から着物を借りる
上述のように自前の着物を持ち込む他に、着物を借りる方法もあります。
借りる方法は2つあって、レンタル業者もしくは教室です。
そもそも着物は、「買う」だけでなく「レンタル」という方法もあります。
花火大会などの短期イベントのために、着物を借りている方も少なくありません。
教室で学びたい時は、そのレンタルサービスを活用してみる方法もあります。
レンタル業者を利用する場合、着物を郵送してくれる訳ですが、郵送する場所を指定する事も可能です。
自宅でなく、教室に届けてもらう事もできます。
それで教室で着付けについて学んだら、直ちにレンタル業者に引き取りに来てもらう訳です。
ですからレンタルの着物は、数時間だけ着用する事になります。
数時間程度ですから、レンタル料金もそれほど高くならない事が多いです。
また、教室によっては着物の貸し出しサービスがあります。
着付けの教室によっては、着物不要と宣伝している事があります。
わざわざ本人が着物を準備しなくても、教室から借りる事もできる訳です。
具体的に何を借りられるかは、教室によって異なります。
たいていは着物だけでなく、小物も借りる事ができます。
わざわざ毎回自前の着物を持ち運びが面倒な時や、そもそも自前の着物が無い時などは、教室から借りてみるのも悪くありません。
つまり着物の持ち運びは、主に2つあります。
自分で着物を準備して教室に持ち込むか、貸し出しのサービスを活用する方法です。
持ち込んだ着物をロッカーに預ける事も可能ですし、教室から借りる事も可能です。
借りる方法なら、手ぶらで教室に行く事もできます。