着付け教室に通うとき、補正タオルの持参は必要?
着付け教室で学ぶなら、原則としてタオルは持参する必要があります。
たいていの教室では、貸し出しを行っていないからです。
ただし教室によってはロッカーもありますから、そこに預けておけば毎回持参する必要はありません。
ずれ落ちてしまうのを防止する為に布地を使用する
着物を着用する時は、しばしばくびれがポイントになります。
着物を着用しますと、ずれてしまう事があります。
その理由の1つはくびれで、身体の一部に起伏があると着物が下がってきてしまう訳です。
着崩れの原因にもなりますから、何らかの方法でくびれを補正する必要があります。
くびれは、もちろん胴体の一部が細くなっている状態です。
ですから胴体に対して何か布地を巻き付けておけば、着物がずり落ちてしまうのを防ぐ事もできます。
そして教室では、着崩れを防止する知識なども学ぶ事になります。
防止する為には布地が必要なので、教室で学びたい時には、タオルは準備しておく必要があります。
基本的には腰の周りに布地を巻き付けて、着物の紐で固定する事になります。
布地ではなく固定パットという方法もありますが、費用は若干高めになる事が多いです。
安いパットなら1000円前後で買えますが、やや良い物なら3000円以上になってしまいます。
それでは出費が少々大きいので、タオルを持参するのが一般的です。
教室で借りるのは困難なので多めに準備しておく
ところで教室によっては、手ぶらでも問題ないとアピールしている事があります。
様々な物を借りられる教室も中にはあり、着物と帯を貸してくれる教室も珍しくありません。
ところが補正する為の布地は、持参することになります。
くびれている箇所に直接取り付ける都合上、肌に直接触れるからです。
そもそも教室としては、衛生上の問題も考慮する必要があります。
肌に直接触れる物を貸し出してしまうと、教室としては色々困ってしまう可能性があるので、たいてい貸し出し困難です。
確かに着物と帯なら、肌に直接触れる訳ではないので貸し出す事はできます。
しかし布地は肌に直接触れる都合上、どうしても貸し出しは難しくなります。
ですから手ぶらでも問題ない教室に通う時でも、必ず本人が布地を持参する必要があります。
布地が無いと、学ぶ当日は着崩れになってしまう可能性が高いので、教室への持ち込みは必要です。
たいていの教室では、当日は3枚ほど持参してほしいと明示しています。
ただ3枚というのは、あくまでも目安に過ぎません。
むしろ、もう少し多めに準備しておく方が良いでしょう。
というのも腰に当てる布地は、3枚では足りない可能性があります。
しかし5枚や6枚など多めに準備しておけば、柔軟に補正する事もできます。
ですから当日は、やや多めの枚数を持参する方が良いでしょう。
そして生地は若干薄い物がおすすめです。
厚手の物よりは薄目の物の方が、色々と都合が良いからです。
旅館などが準備しているタオルは、たいてい薄くなっていますが、それぐらいの物が最適ではあります。
しかし市販品では、なかなか薄い物を見かけない事も多いです。
理想的には薄い物の方が良いですが、準備するのが困難な時は、一般的な厚さの物でも問題はありません。
ちなみに物によっては両端に淵があり、いわゆる折り返しの状態になっている物もありますが、教室に持ち込む前に折り返し部分を切っておく方が便利です。
いずれにしても、何か専門的な物を準備する必要はありません。
普段使っている物を準備しておけば、たいていは問題ありません。
ロッカーがある教室なら毎回持参する必要は無い
ただ毎回持参するのは、少々かさばってしまいます。
毎回それを準備するのも少々大変ですが、教室によっては預ける事も可能です。
というのも一部の教室には、預かり用のロッカーがあります。
ロッカーがあるなら、わざわざ毎回持参する必要はありません。
教室で学び終わったら、一旦はロッカーに布地を収納しておくと良いでしょう。
次回教室で学ぶ時に、ロッカーからそれを取り出せば良いからです。
現に毎回持参するのが面倒な方々は、ロッカーに預けている傾向があります。
ロッカーは基本的に有料ですが、毎回持参するのも面倒なので利用している方も多いです。
ただしロッカーは、全ての教室に完備されているとは限りません。
できて間もない教室の場合は、ロッカーが完備されていない事も多いです。
逆に、1つの地域で長く経営を続けている教室は、ロッカーを完備してくれている事もあります。
ですからロッカーの有無は、教室選びの基準の1つになります。
着付け教室に通う際、原則として補正タオルは持参する必要はあります。
教室から借りるのは原則困難なので、注意が必要です。
持参するとは言っても、わざわざ特別な物を買う必要はありません。
なお教室によっては、ロッカーもあります。
有料になりますが、毎回持参するのが面倒な方々は、そこに保管している事も多いです。