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着物が着崩れる原因とは?防ぐコツと直し方も紹介

公開日:2024/12/15  

着崩れ

着物を着る際に心配なのが「着崩れ」です。着崩れは、着付けや体の動きによって起こりやすく、せっかくの美しい姿が乱れてしまうこともあります。本記事では、着物が着崩れる原因を探り、その防止策や簡単にできる直し方をわかりやすくご紹介します。長時間美しい着姿を保つためのポイントを押さえて、安心して着物を楽しんでください。

着物が着崩れる原因とは?

美しく着付けられた着物も、ちょっとした油断で着崩れてしまうことがあります。ここでは、着物が着崩れる主な原因について見ていきましょう。

体型補正が不十分だと着崩れしやすい

着物は、立体感のある体のラインをまっすぐに整えることが基本とされています。体型補正が不十分な場合、ウエストやバスト周りに隙間ができやすく、着物のラインが崩れやすいです。とくに女性の場合、バストやウエストの凹凸が強いと着物がうまくフィットせず、着崩れが起こりやすくなります。

所作が大きいと着物が乱れる

普段の生活と違い、着物を着ているときは小さな動作が求められます。歩幅を広くしたり、腕を大きく振ったりすると、着物に余計な負荷がかかり、着崩れの原因となることも少なくありません。とくに裾や襟が乱れやすく、歩き方ひとつで全体のバランスが崩れてしまうこともあります。

腰紐がゆるんでいると着崩れが生じやすい

着物を固定する際、腰紐は要となる部分です。腰紐がきちんと締まっていないと、着物が動くたびに崩れてしまい、着崩れが目立ってしまいます。腰紐がゆるいと、上前や襟元が開きやすくなり、着物全体がだらしなく見える原因となってしまうのです。

着物の着崩れを防ぐためのコツ

着物を美しく着こなすためには、ちょっとした工夫が必要です。気をつけるべきポイントを押さえることで、長時間の着用でも美しい状態を保てます。ここでは、着物の着崩れを防ぐための具体的なコツをご紹介します。

体型をできるだけ寸胴に補正する

着物は体の凹凸が少ない「寸胴体型」で着付けることが理想的です。ウエストやバストに差があると、隙間が生じやすく、着物が動きに合わせてずれてしまう原因となります。

寸胴に近づけるよう、タオルや補正用のパッドなどを使って体型を整えると、着物が安定し、着崩れを防ぎやすくなるでしょう。バストやウエストにボリュームのある方は、しっかりと補正を行うことで、スッキリとしたシルエットをキープできます。

歩幅は狭く内股を意識して歩く

着物を着ているときの歩き方は、普段とは少し異なります。歩幅はできるだけ狭くし、少し内股気味で歩くのがポイントです。これにより、着物の裾が安定し、乱れにくくなります。とくに階段の上り下りや、急な動きには注意し、ゆったりとした所作を心がけましょう。

腰紐は腰骨の上からヘソのあいだにしっかり結ぶ

腰紐は結ぶ位置が合っていないと着物がずれやすくなり、着崩れの原因になります。腰紐を結ぶ位置は、腰骨の上からヘソのあいだが理想的です

また、しっかりと「きゅっと」締めることで、着物がゆるみにくくなるでしょう。腰紐を強く結びすぎると苦しく感じるかもしれませんが、少しきつめに締めることで安定感が増し、着崩れを防止できます。

着物が着崩れたときの簡単な直し方

長時間の着用や動作によって、どうしても着物が着崩れることはあります。しかし、ちょっとした工夫で簡単に整えることができるので、慌てずに対処しましょう。ここでは、衿元や裾、帯などの着崩れ直しのポイントをご紹介します。

衿元がゆるんできたときの対処法

衿元がゆるんでしまったら、袖口の内側に手を入れ、衿を軽く引っ張って整えましょう。胸元にもゆるみが生じている場合は、前側のおはしょりを下に引いて形を整えると、全体的な見た目が引き締まります

背中や腰のゆるみを直す方法

着物の背中や腰部分にゆるみがでてきた場合は、おはしょりを軽く下に引っ張ってみましょう。これにより、余分な布のたるみが取れて背中のラインがスッキリ整います。特に背中は自分では見えにくい部分なので、時々鏡で確認することが大切です。

裾が下がったときの対応法

裾が下がったり、ずれた場合は、まず真っ直ぐ立ち、身ごろのずれを調整します。下がってきた部分を、おはしょりの下に入れ込み、後ろ側も同様に整えましょう。裾が乱れたままだと、歩行中に踏んでしまい危険なので、早めに対処することが大切です。

おはしょりが崩れた場合の直し方

おはしょりが出すぎたり、シワが目立つ場合は、出すぎている部分を帯の下に入れ込んで整えます。このとき、きちんと縫い目を合わせ、シワができないように丁寧に直すことがポイントです。おはしょりがきれいに整っていると、全体の着姿が美しく見えます。

帯が下がってきた場合の対策

帯が徐々に下がってくるときは、折りたたんだタオルを帯の下に挟み込んでみてください。これにより厚みが増して帯がしっかり固定され、ゆるみが軽減されます。帯は着物全体を引き締める重要な役割を果たしているため、安定させる工夫が必要です。

まとめ

着物を美しく着こなすためには、着崩れの原因を知り、事前に対策をしておくことが大切です。体型補正や歩幅、腰紐の位置に気をつけることで、長時間でも美しい着姿を保ちやすくなります。また、着崩れが起きたときも、簡単な直し方を知っていれば、すぐに整えることが可能です。これらのコツを意識することで、着物の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。日々の着物ライフにぜひ役立ててみてください。

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