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結婚式に着物を着ていく際の注意点

公開日:2019/03/15  

着物は日本人ならではの服装ではありますが、近年着るシーンも減ってしまって洋服でも済ませられることも多くなりました。

しかし、結婚式などのチャンスがあるのなら、挑戦してみるといいでしょう。

ただし、洋服とは違った取り扱いにも注意しながら着こなすことは欠かせません。

 

和のスタイルを楽しんでみましょう

かつての日本では着物を普段から着る風習がありましたが、西洋文化が日本に入ってきてからは洋服をメインとして着用するようになりました。

それでも、結婚式などの冠婚葬祭のシーンでは、新郎新婦との関係性によっては洋服では失礼にあたることになったり、カジュアルすぎると思われてしまうこともあります。

両親や兄弟であれば、洋服よりも着用が好ましいものですが、職場の上司や同僚、友人でも親しい関係であれば喜ばれることにもなります。

着物は、一言にいっても種類があり、シーンに合わせた種類を選ぶことは欠かせません。

カジュアルなものとしては浴衣もありますが、紋の有無や生地の素材、色や柄、柄の配置場所などによっても格式が変わってきます。

他にも、年齢によっても着るべき種類が変わることもあります。

若い人に向いている色や柄もあれば、振袖のように未婚の若い女性に限定されているものもあるため、その時の自分に合ったものを選ぶことも欠かせなくなってくるのです。

和服は、上半身と下半身を一枚でカバーできることになりますが、それは女性のワンピースドレスとはわけが違います。

ワンピースドレスであれば、一枚あれば他に合わせるものもなく選ぶのも簡単ですが、和服となるとウエスト部分を帯でしめることになり、表から見えない着付けに必要な小物類など実にたくさんのものを身に着けることになります。

一式そろえると高額なものとなりますが、近年ではレンタルでも利用ができるので、その時のシーンや年齢に合わせたものを都度選んで借りるという方法も手軽です。

 

着るものを用意したら着付けのことも考える

購入をしたり知人に借りる、貸衣装店で借りるなど着るものの準備ができても、着付けのことも考えておかなければなりません。

洋服のようにボタンやファスナーでとめるだけという簡単な方法で済ますことはできないものであり、着るにも技術が必要になってきます。

普段から、茶道や華道などの習い事として着付けができるという人もいますが、めったに着ることがないという人であれば本を見たりネットで調べてみたとしても難しいものです。

着付けは、貸衣装店や美容室などでも技術を持ったスタッフに頼むことができます。

しかし、せっかくのチャンスなので自分で着てみたいという人もいるでしょう。

着付けは、習い事として長期間通って学び、資格を取得することもできますが、資格取得までしなくても短期間に一人で着ることができる技術を習得できるコースも用意されています。

一日だけのプランもあるので、着る日に合わせて受講してみるととても役立ちます。

着るだけでなく正しい畳み方などその後の取り扱い方法も知ることができるので、知人に借りたという場合にも失礼のないような形で返すことができます。

結婚式では、ご祝儀を包むほかにも二次会の参加費用や会場までの交通費がかかったり、髪の毛も和風に仕上げるために美容室を利用する人も多くいます。

そのため、予算的な負担が大きくなります。

着付けをするにも費用が必要になりますが、自分で一度習得しておけば余計な費用をかけることもなくなります。

 

着用時には気を付けたい身の振る舞い

とくに貸衣装店でレンタルした場合、リーズナブルな利用料金であることから気軽な気持ちで着用してしまいがちですが、もともと非常に高価なものでもあるということを理解しておくことは欠かせません。

結婚式では、食事をしたりお酒のお酌をしたりと飲食物がはねて生地を汚してしまう可能性も秘めています。

そのため、普段とは違った身の振る舞いをしなければ汚してしまうことにもなりかねないのです。

とくに、洋服と違って袖下が長いため、遠くにあるものを取ろうとした時に袖下が手前にある飲食物に触れてしまうこともあり、食べ物がついたりグラスにひっかけて飲み物を倒してしまうこともあります。

お祝いの場でもあるのでお酒をたしなむことにもなりますが、袂を気にしながら過ごすようにします。

袂の他にも気を付けたいのが、胸元や膝上の食べこぼしです。

膝にはナプキンをかけて食事をするようにし、食事の際には少し前かがみになるようにして胸元の食べこぼしに気を付けます。

飲食のシーン以外にも、移動の際にも注意が必要です。

会場までの屋外を歩く時には、後ろの裾の泥はねで汚れてしまう可能性があります。

足元が濡れていたりぬかるんでいる場所は避けて歩くようにしたり、どうしても通らなければならない時にはゆっくりと歩く、蹴り上げないようにして歩くなどの気遣いも必要です。

しかし、気を付けていてもうっかりということもあります。

このような場合に備えて、もしもレンタルで利用する場合には保険に加入しておくことはとても重要です。

レンタルサービスの中には、保険がすでに含まれているプランもあれば、別料金のオプションで用意されていることもあります。

安い料金で借りても結果的に弁償費用として高い金額を支払うことになる可能性を考えると、オプションであっても加入しておくことは安く済むことにもなってきます。

 

着物は、特別なシーンにはぴったりの服装となり、なかなか着る機会がない人でも結婚式は絶好のチャンスです。

しかし、気軽に洗濯ができないことや高価なものでもあることを考えて、当日の身の振る舞いには注意も必要です。

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