着付け教室は着物や小物の指定や強制がないかを評判で確認しよう
一枚の生地で華やかな模様を描き、着流しておしゃれを楽しむ和装は日本人の奥ゆかしさを強調したファッションであると世界でも好評を得ています。この和装を正しく身に纏うには、着付け教室に赴いて技術を学ぶことになります。全国各地に数多くの教室がありますが、着物の指定や強制がないかを口コミや評判で確かめてから入会を決めましょう。
全国各地にある着付け教室の件数と特色について
日本で着物を身に纏うようになったのは、今から850年前の平安時代からです。それ以前は大陸から伝わったとされる衣紋という上下がわかれていた衣類でした。一枚の布を前で合わせて着用する着流しが定着したのが平安時代中期で、それ以降は女性の正装として長らく着用されてきました。
今でも七五三、結婚式・成人式といった伝統行事を行う際の女性の正装で身に付けられていることから、全国には正しい着こなしを伝授する着付け教室はたくさんあります。2020年8月時点で全国に計4万7,000件もの着付け教室があり、多くの生徒が学んでいます。
そのうち東京都内には計1,500件も点在しており、街中だけでなく学校等で部活動としてカリキュラムを組まれているところもあるほどです。この教室では着流し方法だけでなく帯の結び方、小物のあつらえ方や寸法直しの方法など、着物に関するあらゆるスキルを教えているのが特徴です。
着付けにも流派というものがあり、また地域によっても使用する反物・小物が異なるので教室ごとに特色が異なっているのもポイントです。多くの教室で何の流派なのかを示す肩書きが記載されており、入会時はそれを参考にするとよいでしょう。昨今は女性だけでなく男性の間でも和装スタイルが人気を集めており、男性が入会することも可能です。一般的にはカルチャースクールという位置づけで運営をされているところです。
着物や小物の指定があるのか知る方法とは？
以前は着付け教室に通う際は、自身で用意をした着物を持参するか着用して教室に足を運ぶというのが生徒のマナーであるといわれていました。この仕来りがあることで若い方は敬遠される傾向にありましたが、昨今では「手ぶら」で通える教室も増加傾向にあり、学校やお勤め帰りの時間を利用して気軽に習いに行けると評判のところもあるほどです。
現代のニーズに合わせたスタイルが着物教室でも採用されてきたということですが、昔ながらの指定を行っているところもいくつか残っています。着付け教室に入会する際は、着物や小物の指定があるのかという情報を体験者の口コミ・評判を参考にしてみるとよいでしょう。インターネットには個人のブログやSNSが数多くあり、検索ワードを入力すれば見つけることが可能です。
たとえば「着付け教室・着物・指定」というワードを組み合わせると、この単語を含んだwebサイトのみをヒットさせられます。自身が入会を考えている教室名を入力すれば、さらにSNS等を絞ることができて詳細な情報を目にできることでしょう。
在校生または入会していた方の口コミ情報ほど、信ぴょう性に長けているものはありません。自前で着物を購入しないといけないのか、足袋や草履も要るのかといった情報を事前に知ることができれば入会時に慌てる必要もないでしょう。口コミは1件だけでなく、複数件に目を通すとより詳しく情報を把握できます。
着物や小物を強制された時に対処法を口コミで学ぼう！
自身が入会したいと思っている着付け教室の口コミがなく、事前に情報を得ずに入会したという方も少なくないでしょう。この教室で、着物や小物類の指定や強制購入があったとき、どういった対処をすればいいのか困るものです。このトラブルは意外と多く報告されている事例で、口コミではその対処法もしっかりと学ぶことが可能でした。
まず気を付けることは、正式に入会契約をする前に指定・強制の有無をしっかりと書面で確認することを挙げる方が大勢いました。「契約書類の確認」「再度、口頭でも確認してその音声を録音しておく」と口コミでは指南をされており、これでトラブルを回避することが可能です。
もしも入会後に教室指定の着物や小物の購入を迫られたら、退会するのが賢明とも助言されています。口コミでは既に、これらの経験をした方が体験談を記されているので、そこで明かされている教室名もしっかりと覚えておくとよいでしょう。
たとえ指定や強制があったとしても、本当にスキルを学ぶうえで必要だと納得をしている場合は、教室の指示に従って購入するというのも手です。あくまでも手ぶらで、何も強制されたくないという考えをお持ちの方は、口コミで対処法を学んで予防線を張っておくことが大事です。入会前に何度も教室の見学におもむいて、各生徒と講師の雰囲気も確認しておくのもよいでしょう。
以上、着物教室の概要と着物などの指定・強制の有無を評判で確認することについて見ていきました。教室の公式ホームページ以上に、在校生たちの評判は役立つ情報が満載です。昨今は手ぶらで通える教室も多くなっており、小物などの強制がないかを知ったり、強制されたときの対処法も伝授されています。
