着付け教室で評判を悪くしない着物購入の断り方
着付け教室の中には着付けの方法を教えるだけではなく、着物の販売を行っている教室もあります。必要ないときには断ることもできますが、断り方が不適切では評判を落とすことにつながってしまうかもしれません。そこで今回は、着付け教室で着物の購入をすすめられたときに、評判を悪くしないで断ることができる方法について紹介しましょう。
購入するための予算がないといって断る方法
着付け教室で着物の購入をすすめられたときに、評判を悪くしないで済む断り方としておすすめできるものが、着物を購入する予算がないという方法です。着物は高額なものも多いことから、購入するために多額の予算が必要なことも多くなります。手持ちの資金を考慮して買うことができる余裕がない場合には、正直にお金がないといって断ることも評判を悪くしづらい断り方です。
着物を買うための予算はあるけれども、教室で販売している着物を買いたくない場合にもこうした断り方は使用できます。「お金はあるけれど、着物の柄が気に入らない」と正直にいってしまうと、相手の感情を害してしまいますので、そのような場合でもお金がないから買うことができないといった方が評判を落とさずに済みます。
お金がないといって断った場合でも、教室によっては割賦販売で購入する方法をすすめられることがあるかもしれません。このような場合でも、お金がないといって断った方が相手に悪い印象を与えないで済みます。割賦販売ならば月々数千円程度の支払いでよいので、お金のない人でも購入できると説明された場合でも、他のローンの支払いがあるから着物代を払うだけの余裕がないといえば、相手にも納得してもらえます。
欲しくないから買わないのではなくて、欲しいけれどもお金がないから買えないというところが、評判を悪くしないポイントです。
すでに充分着物を持っているといって断る方法
着物をすでにたくさん持っているという断り方も、着付け教室で購入をすすめられたときに、評判を落とさずに断ることができる方法です。着付け教室で着物を販売しているお店の人は、できるだけ多くの商品を販売したいので、教室の生徒にさまざまな商品をすすめてくることがあります。
しかし、欲しくないからいらないと正直にいってしまうと、相手の印象を著しく悪くしてしまいます。そのような場合には、販売している商品は魅力的で欲しいけれども、すでに多くの着物を持っているからこれ以上買っても仕方がないといえば、相手もあきらめてくれるでしょう。
本当に家に着物を持っている人だけではなく、家に和服を持っていない人であっても、こうした断り方を使うことができます。販売している着物を断るためには何らかのしっかりとした理由が必要になりますが、すでに多くの和服を持っているということは、着物を購入しない正当な理由になります。
特定の種類の商品を販売している場合には、それと似たようなタイプの着物をすでに持っているといって断ることも可能です。ただし、このような場合には他の種類の商品をすすめられることもあり、断り切れなくなることもありますので注意が必要です。一着しか着物がないけれども、親から買ってもらった着物なので大事に着たいといって断ることも可能で、持っている着物に対する愛着を強調するところがポイントです。
自分には似合わないといって断る方法
着付け教室で着物の購入をすすめられた場合には、自分には似合わないといって断ることもできます。販売している商品をけなすのではなく「着物はすばらしいけれども自分が着ても似合わない」というところが評判を悪くしないためのポイントです。
たとえ、どれほどセンスの悪い商品を販売していたとしても、それをそのまま口にして買わない理由にすると、販売をしているお店の人も嫌な気持ちになり、悪い評判を立てられてしまいかねません。そうならないように、あくまでも商品はすばらしいけれど、自分のような者が着ても着物がかえってみすぼらしく見えるというように断れば、相手を傷つけずに断ることができます。
評判を悪くしないためには、できるだけ自分を低く見せることが重要で、すばらしい着物にふさわしくない自分ということをしっかりと強調することが最適です。このような断り方をすると、お店の人が他の着物を持ち出してくることもよくありますが、この場合も着物はすばらしいが自分には似合わないといって断ることが評判を悪くしない方法です。
中にはどれだけ断っても別の着物をすすめてくるようなお店もありますが、自分に似合わないという断り方を繰り返していると、結局評判を悪くすることもあります。そのために、この着物を着るには若すぎるとか年をとりすぎているとか、年齢を断る理由にする方法も一緒に使った方がよいこともあります。
着付け教室の中には着物の販売も一緒に行っている教室もありますが、予算がないといってすすめられた着物を断ることもできます。すでに着物を持っているという方法も評判を落としづらい断り方で、自分には似合わないといって断る方法もあります。