全国で通える評判のいい着付け教室を比較ランキング形式で徹底紹介

憧れの十二単を着てみたい!着付け教室で着付け方を教えてもらえる?

公開日:2022/11/15  最終更新日:2022/11/07


十二単といえば、華やかなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?歴史の授業で習ったり、女性であればお雛様が着ていて子どものころからの憧れだったりと雅で美しい衣装の象徴です。では、現代の日本で十二単を着たいと思ったら着ることができるのでしょうか?十二単の基本や、着付け教室などについてご紹介します。

そもそも十二単(じゅうにひとえ)とは

十二単がどんなものか知っていますか?歴史の授業で見たことがある方が多いのではないでしょうか。改めて、十二単がどんなものなのか解説します。

十二単の成り立ち

十二単は女房が着る装束の正装のことです。平安時代の女房が、公の場所で晴れの装いの時に身に着けました。当初は四季に応じて防寒する意味合いで衣を重ねていましたが、次第に裏地のない単衣と呼ばれる着物を何枚も重ねることで見栄えよく見せたり、四季の彩を表現したりするようになりました。

十二単は、近年では皇族が即位の儀礼や結婚の際に着用しています。また、博物館で展示されていたり、結婚式で着ることができたり、京都などの着付け体験ができる施設で着ることができたりしますが、普段は目にする機会は限られています。

十二単の特徴

十二単は何枚も重なった衣の、色目の美しさや重なりが特徴的です。日本の美しい四季や彩りを重なり、配色、色目などで表現しています。

十二単の構成

十二単はどのような衣類で構成されているのでしょうか?複雑な構成について解説します。

袿はうちきと読み、着物一枚一枚のことです。

唐衣

唐衣はからぎぬと読み、一番上になる衣のことです。着物の一番上になるため、もっとも美しく構成されました。下の衣服が見えるように短めになっています。

表着

表着は唐衣の下に着るもので、下に着る衣服が見えるよう、小さめにつくられていました。

打衣

打衣は光沢のある衣で、紅色や濃色が使われました。

五衣

5枚ほど重ねて着る五衣は、色の重ね方や配合に気をつかう部位になります。10数枚も重ねた時代もありましたが、12世紀末には5枚が正規の枚数となりました。

単衣、単

単とも呼ばれ、袿の下に身に着けました。仕立てが大きく長いのが特徴です。

長袴

長袴は筒形になっていて、裾が後ろまで長いのが特徴です。

奈良時代には、裳は腰に巻いていました。平安時代は衣服を重ね着するようになり腰に巻くことができなくなってきたため、裳は腰にあてて結び、後ろに垂らして引くように変化しました。

大垂髪

女性の下げた髪形のことで、鬢を張らせて杓子のような形に見えます。お雛様のボリュームのある髪形をイメージすると分かりやすいでしょう。長い髪を背中で結び目をたくさんつくって垂らすのが特徴的です。

かさねの色目

装束の美しさを表現する方法として、かさねの色目が重宝されました。かさねの色目は四季の彩の美しさや華やかさなどを衣の重なりで表しました。かさねの色目は単衣、五衣の配色のことを指すことが多く、同系統の配色でグラデーションを楽しんだ「匂」、単色のグラデーションで最後には白になる「薄様」、夏に用いられた裏地のない衣の重ね方で、下が透けるため微妙な色合いを表現した「単重」などさまざまな配色が考え出されていました。もともとは、衣を重ねることで防寒の意味があったようですが、次第に配色に趣向を凝らすようになり、各々の感性で季節感や色目の表現を楽しんでいました。

十二単の着付けを教えてくれる教室もある

十二単を着たい、または着付けを習いたいと思ったら、どうすればよいのでしょうか?十二単を着る、着付けを習う方法について解説します。

着付け教室に行く

着物の着付け教室は全国に多数ありますが、中には十二単の着付けを学ぶことのできる教室もあります。さまざまな種類の着付けをマスターしたい方、歴史的な造形を深めたい方、婚礼衣装として着付けできるようになりたい方などにおすすめです。

着付け体験ができる施設に行く

十二単の着付け体験のある施設で、着付け体験できます。京都や東京など、体験できる店舗は限られます。写真を撮るなど、貴重な体験を楽しむことができます。

結婚式で着る

現代の結婚式ではウェディングドレスやカラードレス、色打掛、白無垢などさまざまな衣装を着ることができますが、中には十二単を着ることができる場合もあります。衣装が重い、高額などの点がありますが十二単での結婚式は一生の記念になるでしょう。

衣紋道とは

衣紋は、装束の着こなしや着付けのことを指します。十二単や束帯などの色目、文様、着方などの細かい決まりごとや、着付けの仕方などすべてを含めて衣紋道と呼びます。着付けを習いたい場合、衣紋道のコースがある着付け教室を選ぶと、十二単の歴史や着想の技術をしっかりと学ぶことができるでしょう。

まとめ

十二単は現代では目にする機会は少ないものの、日本の歴史を感じることができる伝統的な衣装です。着付け教室や体験会、講座、結婚式などで十二単を着たり触れたりできるので、自分に合ったイベントを探してみるとよいでしょう。色の重なり方、配色、美しさなどを学ぶことができれば十二単を扱う仕事はもちろん、ほかの仕事にも活用できるでしょう。

着付け教室ランキングBEST5

イメージ1
2
3
4
5
教室名いち利装道礼法きもの学院青山きもの学院京都きもの学院長沼静きもの学院
特徴駅から近い!着物でのお出かけや食事など実践的な内容が嬉しい。着付けコースの種類が豊富。
一人一人の目的に合わせて選べる。
本格的な手結びの着付け!
しっかりとしたカリキュラムでステップアップしていける。
通いやすさが重視されている。
ショッピングセンター内にあるカルチャーセンターでのレッスン。
60年あまりの歴史をもつ学校。
アクセスが良い。
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく
サイト内検索
着付け教室コラム