短期で通える着付け教室のメリットとデメリット
最近では数々な期間で着付けのレッスンが受けられます。
本格的となる契約期間の長期や中期で通うのとは違い、1ヶ月や数週間、1日だけ通うのには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
こうした内容に着目してみましょう。
資格を取得したいのなら長期がベスト
取り扱うコースが豊富であり、評判の良い着付け教室では、きもの&礼法プロ養成コースなどから、きもの入門短期コースなど、1人1人の目的に合わせてコースを選ぶことが可能です。
ということは短期でも、着付けを本格的に仕事にできるコースで学ぶこともできるということで、期間限定で通えるメリットの1つです。
しかし、デメリットとなり得るのは、レッスン料であったり、クラス編成です。
理想は3名から5名前後の少人数制、希望が通るのならば個別指導がベストです。
せっかく高いレッスン料を支払い、評判の良い講師から学ぶにしても、自分に指導してくれる時間配分が少ないのならそれはデメリットになり得るでしょう。
短期の場合には、これから自分できものを着られるようになりたい、そうした初心者やプロ志向の方が通っています。
しかし、ブランクがあり、勘を取り戻したい方にこそ向いているのではないでしょうか。
評判の良い着付け教室では、本格的な講座も提供していますが、こうした講座は1年間以上通わないといけないなど、学習期間が長いものです。
料金・費用も1年で最安20万円程度はかかりますから、ある程度の貯金、軍資金は必要になります。
教育ローンを組むにしても、半年制・1年制の長期的でなければ難しい場合も少なくありません。
こうした事情も着付け教室によって違いがあります。
職業としての着付け師を養成するプロ技術養成コースなど、資格を取得することを目的としているのならば、短期では難しい内容です。
総合教育科などでは、教授の資格を取得することもできますが、やはり長期で通うことが謳われています。
着付けを仕事にしたい方向けには、講座料金と免許料が込みになっているパックも用意されていますが、やはり1年からの契約です。
その分、資格を取得するためのサポートは充実しています。
まずは楽しむことからはじめられる
夜間のレッスンも可能にしており、初心者が2ヶ月できものを着られるようになる入門コースも人気を集めています。
ですが、チャレンジ精神はあるけれど、3日坊主や飽きやすい、こうした性格的問題があるならば、短期で通えるのはメリットです。
それには、無理なく通うことができる着付け教室を選びましょう。
なかには平日しかレッスンが受けられない、夜のレッスンが行われていない着付け教室もあります。
自分の都合で行動したいのなら、自由時間で通えるのがポイントです。
振替レッスンも無料で受けられる便利なシステムなら、曜日や時間が固定されている場合でも、予定がある日でも、事前申請すれば振替が可能です。
飽き性、3日坊主ならば、教室以外となるショッピングセンター内カルチャーセンターで開催する、そうした着付け教室もあります。
申し込みは年3回で、全10回のカリキュラムです。
朝・昼・夜の部に分かれており、都合の良い時間に合わせて通うことができます。
また、きものを着られるようになっても、日常生活で着る機会はあまり多くはないでしょう。
評判の良い着付け教室では、1回完結型の1日和ライフ講座であったり、きものでお出かけできるさまざまなイベントや講座を用意しています。
短期で通うメリットは、学ぶ以前にきものを楽しめる、これがポイントのようです。
イベントに間に合わせたいのならメリット
年に3回、しかも無料にて主要駅近くで開催している着付け教室は、呉服問屋の運営のもと、各メーカーや企業がスポンサーとして参加している強みがあります。
初心者向けの基本コースも入会金とレッスン料は無料です。
しかし別途諸費用がかかるため、注意しておきましょう。
無理のないカリキュラムなら短期でもしっかり学ぶことができます。
また、補正の仕方から長襦袢・きものの着方、二重太鼓・角出しまで、それぞれの結び方も学べるようです。
基礎を徹底して学ぶなら短期通いはメリットでしょう。
通う頻度の問題を相談することも可能、たとえば、どのくらいの期間通うと卒業できるのか、事前に問い合わせておきましょう。
また、イベントに間に合わせたい、例えば、子供の入学や卒園に関して着付けを学びたいのに、間に合わないのなら本来の目的の意味がありません。
学習期間は各教室により変わってきます。
早ければ1ヶ月程で卒業できるところもある一方で、数ヶ月から1年以上にもなりますから、可能な限り進度がスピーディーな着付け教室を選びましょう。
長期間、習い事を続けるには技術の習得が必要だからでしょう。
着付け教室で短期で通うのなら、こうした技術をしっかり身に付けるにはデメリットになり得るかもしれませんが、初心者が慣れる、楽しむために通うのであれば、それはメリットになっているようです。
また、教室以外でも開催されていたり、楽しむためのイベントが目白押しに開催されており、レッスン料も無料など、限りなくきものを楽しむことが短期でも可能になっています。