着付け教室で手に入れられる資格はどこで活用される?
着物を自分で着付けできる方は少ないですし、自分では着物を持っていないことからレンタルを利用することになるため、余計に着ようと思うことが少なくなってしまいがちです。
それでも冠婚葬祭などでは着物を着ていることで他の人から高い評価を得ることもあります。
一度着付けを習得しておけば、これから先もさまざまな場所で活用することができるので始めてみるといいでしょう。
着物の着付けの仕事として役立てる
将来、着付けを仕事としていきたいと考えている人には、技術や知識を習得するためにも着付け教室に通うことは欠かせません。
近年では日本にも外国人観光客が多く押し寄せており、日本の文化の一つでもある着物に興味を持って着てみたいという方も多くいます。そういった人々のために着物のレンタルサービスを行っている店舗も増えており、着付けができるスタッフの募集も増えているのです。
他にも着付けを習得しているということは、本業として着付けを仕事として行うだけでなく、繁忙期の短期アルバイトの求人もあります。
日本人が着物を着るシーンというと、お正月や成人式、結婚式などがあります。成人式は全国的に日にちが決まっているため、その日に着付けの予約が集中することになります。
この時には、店舗の常勤のスタッフだけでは手が足りないことから、着付けができる人を募集していることも多いものです。普段は別に仕事をしている人や、子育て中の主婦で常勤では働けないという人には、短期アルバイトとして着付けの技術を持っていると役立てることができます。
また、結婚式では6月の花嫁は幸せになれると言われているジューンブライドに合わせて、6月は多くの結婚披露宴が行われることになります。この時にも、一ヶ月のみなどの短期アルバイトの募集がされていることもあります。
空いた時間を活かして、着付けの技術を活用できるシーンとなってきます。
趣味として自分で着物を着てみる
着付けを習得しておくことは、着物を着るという趣味だけにとどまりません。
和の習い事をしている人にも役立ちます。お花や茶道、華道では、発表会などの正式な場での着物の着用は避けることができません。
また、普段のお稽古の際にも着物の着用が必要なこともあります。この時に、毎回着付けを頼んでしまえば予算的にも時間的にも負担があります。
自分で着ることができれば、朝の早い時間から準備をして着付けを行っている店舗に行くこともなく、さっと自分で来て向かうことができます。
着付けを頼まない分だけ着付け料金を節約することができます。浮いた分のお金は、お稽古で必要な道具を新調してみたり、新しい着物を買うための予算に回すことができるので無駄がありません。
他の人に着付けをしてあげられる
着物教室で一度技術を習得しておけばこれからの人生で役立てられるシーンも出てくるので無駄ではありません。
冠婚葬祭では、家族などその人と近しい関係の人となると着物を着ることが正しいスタイルとされることもあります。そんな時には、自分の他にも母親や兄弟も一緒に着物を着ることになるでしょう。
自分だけでなく一緒に行く他の人も着つけてあげることができるので、とても喜ばれることになります。また、お世話になっている人が着物を着るシーンがあるという場合にも、日ごろの感謝の気持ちを込めて着付けをしてあげることもできます。
本格的な着付け教室もありますが、一日だけなど短期間のプランも用意されているスクールも多くあります。高額な授業料が必要であったり長期間通うとなると、今は着物を着る機会があるわけではないという人にとってはなかなか始めるチャンスとはなりません。
しかし、手ごろな価格や短期間となると、自分の知識を高めるという面でも始めやすさにつながります。全国には、たくさんの着付け教室があって迷ってしまうほどです。この場合、自宅の近くや駅から近いところにあるなど、どこにあるのかの場所を調べることは欠かせません。
さらに、夜の遅い時間まで授業が行われていたり土日にも授業があるとなると、仕事をしている人にも通いやすくなります。安易に決めてしまうのではなく、必ず比較をして無理なく通えるような教室を選んでみるといいでしょう。
他にも、仕事などの都合で行けなくなってしまった場合の授業の振替は可能かどうか、キャンセル料などの費用が発生しないかなどの情報のチェックもしておくと安心です。
着付け教室に通って資格を取得しておくことは、仕事だけでなく趣味や他の人に着せてあげるにも役立てることができます。
短期間で習得できるような手軽なコースも用意されているので、自分に合ったコースで始められます。