悪質な着付け教室の特徴とは?クレームの少ないよい着付け教室を選ぼう!
せっかく着付け教室に通うなら、評判のよいところに通いたいもの。しかし中には、まったく反対の悪質な着付け教室も存在するので注意が必要です。こちらの記事では、悪質な着付け教室の特徴やよい着付け教室の選び方を紹介します。チェックしてみてくださいね。
悪質な着付け教室の特徴とは?
ここでは悪質な着付け教室の特徴を紹介します。
1つ目は高額な着物や帯・小物の購入の勧誘です。着付け教室によっては、教室の一角を使った販売会やセミナーを実施するところも。販売員や店員の勧誘が強く、高額な着物や帯を購入することになったという人もいるようです。
2つ目は、必要のない資格をすすめられることです。着付け教室に通う目的は人それぞれ違います。中には、着物の着付けをできれば満足だという人もいることでしょう。それにもかかわらず、上級者コースへの進級をすすめたり、深い着物の知識が求められる資格を取るようにすすめてきたりすることもあるでしょう。
3つ目は、取得期間が長すぎることです。初級コース・入門コース・中級コースなど、コースごとに知識や技術量が違うため、かかる期間に差が出るのは当然のこと。しかしながら、1つの技術を取得するのに3〜4年ほどかかる、ずっと通っているのに成長できていない場合は、時間がかかりすぎているでしょう。
着付け教室はクレームが多い!
着付け教室にクレームが多い原因は主に2つあります。
1つ目は、教室側と生徒側にあるギャップです。着付け教室には、「必要のない資格を取らされた」「上級コースをすすめられた」という方も多くいます。生徒の多くは、「自分1人で着付けができるようになる」ということを目的で教室に通い始めることがほとんどです。自分1人で問題なく着物を着られるようになったら、その時点で目的は達成されます。
しかし、着付け教室側としては、カリキュラムに沿って順を追いながら着物の技術を教えていくことを目的としているのです。そのため、生徒がスキルアップした場合には上級コースをすすめたり、資格を取るようにすすめたりすることもあるのです。この過程は、着物教室の収益を確保するためにも必要なことだといえるかもしれません。この教室側と生徒側にある着物に対する思いの違いが、意見の食い違いを呼び、時にはクレームになることがあるのです。
2つ目は、着物に対する見方の違いです。「帯や小物を買わされた」という着物の販売に関するクレームは多くありますが、これには、着物に対する価値観が関係しているのかもしれません。たとえば、着付けに必要だと思える道具はすべて揃っているのに、教室では小物を買うようにすすめられるかもしれません。「必要ないものなのに」と不満に思う方もいるでしょうが、着付け教室によってはコースのカリキュラムに合わせた道具が必要になることも。
初心者のうちは基本的なことを習いますが、上級コースになるにつれ、留袖の着付けかたや袋帯の結び方なども扱うようになります。授業に使う道具も増えてくるので、揃える必要があるかもしれません。また、オリジナル商品を販売している教室に通っている場合、「買わなければいけない」というプレッシャーから購入に至ることや、購入しないことで気まずい思いをしてしまうということもあるでしょう。
クレームの少ないよい着付け教室を選ぶためには?
では、クレームの少ないよい着付け教室を選ぶために何ができるでしょうか。
まず、自分の目的に合った教室を選ぶことです。たとえば、「自分で着付けができるようになりたい」という人は、最初から資格取得とは関係のない着付け教室を選びましょう。
一方、「人に着付けできるようになりたい」「資格を取得したい」という希望がある人は、しっかりとしたコースが設けられている着付け教室を選ぶことをおすすめします。
また、着付け教室選びをする上で、体験レッスンを受けてみることは重要です。多くの着付け教室では、本格的なレッスンに入る前に無料レッスンを行っているところがあります。
このような無料の体験レッスンを活用するなら、自分にピッタリ合った着付け教室を見分ける助けになることでしょう。体験レッスンでは、実際の雰囲気を感じることができるうえ、自分の手持ちの道具でレッスンを受けられるかを確かめることができます。体験レッスンを行っていない教室には、事前に電話やメールで疑問点を問い合わせてみましょう。
悪質な着付け教室では、高額な着物や帯の購入の勧誘や必要のない資格をすすめられることがあります。このように、「必要のない資格を取らされた」と考える人が多いのは、教室側と生徒側にギャップがあることが原因の1つ。そのようなギャップを生まないためにも、教室選びをする段階で、自分の目的をはっきりさせることが大切です。また、体験レッスンを活用するなら、自分に合った着付け教室を見分ける助けになるでしょう。