着付け教室で取得可能な資格とは?取得期間の目安と難易度も解説!
着付け教室に通っているうちに、着物への興味が湧いてくる人は少なくありません。資格を取得することが目標なることもあるでしょう。この記事では、着付け教室で取得可能な資格の種類や、難易度についても解説します。着物に関する資格を取得して、さらに知識を深めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
着付け教室で取得可能な資格とは?
着付け教室で取得可能な資格は、主に4種類あります。
1つ目は、三級着付講師の資格です。一定のカリキュラムを終えて実技・筆記試験に合格することで交付されます。普段着からフォーマルまでの着付けや帯結び、人に着付ける技術も取得できます。
2つ目は、二級着付講師認定の資格です。三級同様に実技・筆記試験に合格することで交付されます。留袖・振袖の紐使い・帯結びなど、より高度な技術を求められます。
3つ目は、一級着付講師認定の資格です。生徒に着付けを教えるための技術や教室運営を習得できます。多彩な帯結びの研究や花嫁衣装の着装技術など、着物をより深く学ぶことができるでしょう。
4つ目は、着付け技能士の資格です。国家資格である技能検定制度の一種である着付け技能士。職業能力開発促進法に基づく指定試験機関が実施する学科と実技試験に合格することで取得できます。
着付けに関する資格の取得期間の目安と難易度
着付け教室に通い始めて、資格を取得できるようになるまでの期間は人によってさまざまで、個人差があるといえるでしょう。初心者から着付けを始める場合は、半年〜1年半かかることがほとんどです。花嫁衣装を着付けることができるレベルになるまでには、2年近くかかることもあります。
また、本人のやる気次第でも取得期間は変わります。「いつかは資格を取りたい」という余裕を持った気持ちで取り組むのか、「いつまでに資格を取りたい」と期限を決めて取り組むのかでは、取得期間は異なるでしょう。資格を取得する際には、取得期間を設定することがおすすめです。
加えて、難易度も資格によって変わってきます。人に着付けたり教室を開けたりするようなレベルとなると、着物についての基礎的な知識や技術はもちろんのこと、着物のコーディネートや立ち振る舞いなどのマナーに関しての知識も問われるでしょう。とはいえ、どの着付け教室でも、資格取得のためのコースは時間をかけて知識を身につけていくことができるようになっています。
着付け教室選びのポイント
ここで着付け教室選びのポイントを5つ紹介します。
1つ目は、目標を明確にすることです。「着物を短期間で着付けできるようになりたい」「資格を取得したい」など目標は人によってさまざま。着付け教室を選ぶ際は、「何を学んでどうなりたいのか」を具体的に決めておきましょう。
2つ目は、受講スタイルを決めておくことです。マンツーマンレッスンなら、集中的な着物の指導を受けることができ、短期間での成長も可能。個人レッスンなので授業に遅れることなくついていくことができるでしょう。
反対にグループレッスンでは、仲間と共に学ぶという形になるため、お互いに高め合ったり親睦を深めたりすることもできます。他人から刺激を受けることができるので、自分が着付けを習うモチベーションもアップするかもしれません。賑やかな環境の中で、楽しく着物を習いたい人におすすめです。自分にはどんな学習スタイルが合っているのかを考え、自分に合った着付け教室を選びましょう。
3つ目は、見学や体験授業を利用することです。実際にレッスンに参加してみるなら、雰囲気やレッスンの様子がわかります。先生の人柄を見て自分との相性を確認したり、疑問点があったりした場合は質問することもできるでしょう。
4つ目は、時間帯・カリキュラムが合っているかです。仕事やプライベートの都合でレッスンに出られなくなる場合が多くなるなら、カリキュラムの進度にも差し障りが生じます。そのため、時間の調整や代替授業などの融通が利く教室選びをすることが大切です。事前にどのようなカリキュラムでレッスンを行っているか調べておきましょう。
5つ目は、月謝がリーズナブルということです。いくらレッスン内容や先生の雰囲気がよかったとしても、月謝が高額であれば受講を続けるのは難しいでしょう。月謝は、希望するコースや教室によっても異なります。個人宅で経営されている着付け教室は、週に1回ほどの頻度でおよそ月に5,000円前後。着付け教室であれば、7,000〜1万8,000円とばらつきがあります。また、教室によっては別途に教材費などかかることも。予算と経費を比較検討した上で決定しましょう。
着付け教室では、三級着付講師・二級着付講師認定・一級着付講師認定・着付け技能士の資格が取得できます。資格を取得できるようになるまでの期間は、人によってさまざまで資格によっても異なります。また、本人のやる気次第でも取得期間は変わってくるでしょう。資格を取得する際は、事前に取得期間を設定することをおすすめします。