着付け教室を比較する際に意識するべきポイントについて解説！
着物の着付けに興味が出たら、着付け教室に通うことを検討されるかもしれません。しかし、自分に合った着付け教室を選ぶ際、どんなことに気を付けて選んでいけばよいのでしょうか。この記事では、教室ごとの種類や費用の相場、意識ポイントについて説明します。教室選びの参考になれば嬉しいです。
着付け教室の種類ごとの特徴とは？
教室にはいくつかの種類があります。まず、全国的に教室を構えている大手の着物着付け教室。数名から時には、何十人ほどの生徒が集まって受講する形になります。初級・中級・上級と自分のレベルに合わせてコースを選べるのも特徴。着物に馴染みがない人はもちろん、資格を取りたい人にもおすすめです。
次に、個人の着物教室があります。教室と自宅を一緒にしているという場合が多く、カリキュラム内容もその講師によってそれぞれ違うでしょう。講師との関係がより密になります。質問や相談もしやすく、カリキュラム通りではない学び方をしたい人にぴったりです。また、呉服店が行なっている着物教室もあります。この場合は、着物を購入した人へのサービスや、商品を販売することが目的となっているでしょう。そのため、着物を購入するということが前提と考えられます。
加えて、自治体主催の教室もあります。お金を払って受講するのに抵抗がある方にオススメです。利益を求めてはいないため、受講料が低価格に設定されています。また、受講期間も長くて半年ほど。初めて着物を習う人に、丁度いいかもしれません。
着付け教室の受講費用相場
受講料金は着付け教室選びの大切なポイントです。では、受講費用はどのくらいなのでしょうか。
まず、大手の着物教室ですが、受講費用は教室によってバラバラです。500円ほどと安いところもあれば、7,000円〜8,000円ほどのところもあります。専門性の高い知識を学ぶコースなどは高額と考えていいでしょう。料金の分だけ、質の高い授業を受けることができます。また、受講費用とは別に入会金も必要です。
その相場は、5,000円〜1万円ほどと見ておきましょう。個人の教室の受講料金は5,000円ほど。呉服店が行う教室はおよそ2,000円と見られます。しかし、この場合は、着物販売や勧誘が含まれるので気をつけましょう。自治体主催の教室は、約1,500円と低価格で通いやすく設定されています。
着付け教室を比較する際に意識するべきポイント
教室を比較する際に意識するべきポイントを5つ紹介します。
1つ目は、費用面です。着付け教室は、受講料の他にも入会費やテキスト料金などもかかります。また、コースが上がるにつれて受験料金や認定料金も必要です。授業で必要な小物などを購入することもあるかもしれません。「気が付けばとんでもない値段になっていた」ということがないように、費用をよく計算した上で学校選びをしましょう。
2つ目は、自分の目標で選ぶことです。「着物を自分で着られるようになりたい」「資格を1年以内に取得したい」というそれぞれの目標があることでしょう。一人で着物を着られるようになるためには、3〜4か月ほどかかるといわれています。しかし、この期間では覚えられない人もいるかもしれません。そのようなタイプの人には、自分のペースで学べる個人の教室がおすすめです。資格の取得を目指す人は、しっかりしたカリキュラムが組んである大手の教室に通うと目標達成できるでしょう。
3つ目は、着物・小物がレンタル可能かということです。着物は、準備する道具が多い習い事。とくに始めたばかりの人であれば、すべて揃っているということは少ないのではないでしょうか。しかし、道具を一つ揃えるだけでも、相当の費用がかかるもの。その点、着物や小物がレンタルできる着物教室であれば、気軽に通い始められます。
4つ目は、通いやすさです。「この教室に通いたい」と思っても、自宅からの距離が遠すぎると毎回の習い事が億劫になってしまうことも。交通アクセスがしやすいところや、自宅からの距離が近いところを選ぶと長く通うことができるでしょう。
5つ目は、口コミがよいことです。口コミには、着付け教室に行ってみて感じたリアルな体験や感情が書かれています。その中には「講師の教え方が丁寧で、自分に合っている」「レンタルできたので助かった」ということが書かれているため、実際の雰囲気を理解する助けになるでしょう。中には「販売会がいきなり始まって困惑した」「高いコースへ勧誘された」という悪い口コミも。総合的に判断する助けになるので、チェックしてみましょう。
いくつかの種類がある着付け教室。自分に合った着付け教室を選ぶためには、それぞれの特徴を比較考慮することが欠かせません。大手の着物教室は、着物に馴染みがない人はもちろん、資格を取りたい人にもおすすめです。しかし、費用面では教室ごとに違いがあるため、よく調べてみることをおすすめします。また、口コミを見てみると、総合的に判断する助けにもなるでしょう。
