失敗しない袴の選び方とは？サイズや色選びのポイントをご紹介！
「卒業式で袴を着る予定だけど、種類が多すぎて選べない」という方も多いのではないでしょうか。せっかくの晴れ舞台に完璧な装いで参加したいですよね。ここでは自分に合った袴のサイズや色選びのポイント、コーディネートのコツや履物の選び方など、袴を選ぶ際に知っておきたい基礎知識を紹介します。
自分に合った袴のサイズの選び方
袴に限った話ではありませんが、まず大前提としてサイズが合ったものを選ぶことが大切です。
身長が145センチ～147センチの人はＳＳサイズ（袴丈約83センチ）、身長が145センチ～147センチの人はＳサイズ（袴丈約87センチ）、身長が153センチ～157センチの人はＭサイズ（袴丈約91センチ）、身長158センチ～162センチの人はＬサイズ（袴丈約95センチ）、身長163センチ～167センチの人は2Ｌサイズ（袴丈約99センチ）、身長168センチ～170センチの人は3Ｌサイズ（袴丈約103センチ）が目安です。
当日ブーツやかかとの高い草履を履く場合は、履物で身長が変わることも考慮して袴を選びましょう。事前に試着しておくと安心です。身長が高い人は着物の柄が見える面積が大きくなるため小さい柄は寂しい印象になってしまいます。高身長の方は着物いっぱいに柄のあるものなどなるべく華やかなデザインを選ぶことをおすすめします。
逆に、身長の低い人は小さい柄の着物が似合います。身長が小さい人が派手な着物を選ぶと、自分よりも柄の方が目立ってしまいがちです。大きい柄を選びたいときは、柄と柄の間隔が大きいものを選ぶといいでしょう。
自分に合った袴の色選びのポイント
袴の色選びは、まずは自分の目指す雰囲気で決めてみましょう。かわいい系にしたいのであればピンク、知的な雰囲気にしたいのであれはブルー、色っぽい印象にしたければ紫、清楚な雰囲気にしたいなら白、カッコいい印象にしたいなら黒、明るい印象にしたいなら黄色やオレンジ、といった具合です。
次に自分の肌の色と合わせていきます。普通の肌色の場合は明るめの色がおすすめです。色が白い人は淡い色を選ぶことでかわいい印象に、濃い目の色を選ぶことで色っぽく、大人っぽい印象にできます。焼けた健康的な黒い肌の人には、はっきりした色の袴が似合います。逆にパステルカラーなど淡い色合いは肌がくすんで見えてしまいあまり相性がよくありません。
イエベの方には明度が高く澄んだ色、明るいオレンジや黄色、青などがおすすめです。ブルベの方には穏やかな色合いがなじむので、淡い青が入った明るい色などがおすすめです。
メイクと同様にパーソナルカラーを把握しておくことで自分にぴったりの袴を見つけやすくなります。自分のパーソナルカラーが分からないという方は、これを機にカラー診断をうけてみてもいいのではないでしょうか。痩せている人は淡い色でボリューム感だすことで女性らしく柔らかな印象を与えることができます。大き目の柄や膨張色を選ぶといいでしょう。
ふっくらした体型の人は着やせ効果のある縦縞や引き締め効果のある濃い色がスッキリ見えておすすめです。華やかな柄がいい場合は総柄の友禅などがよいです。派手な色柄は顔周りの印象が明るくなって写真映えもいいのでおすすめです。
髪色が明るい人は濃い目の袴で大人っぽい雰囲気に、淡い色でかわいらしい雰囲気にできます。髪色が暗い場合は、全体が重くならないよう派手な柄を選んだり、明るめな色を選んだりするのがおすすめです。
着物と袴の色の組み合わせるときのコツ
着物と袴の色合わせには無数の組み合わせがありますが、鉄板の組み合わせとして「鮮やかな赤系の着物に、黒やエンジの同系色かネイビーや深緑など落ち着いた色味の袴を合わせる」「かわいらしいピンク系の着物に、赤や紫の同色系で可愛さアップ、おもしくは紺やグレーで少し落ち着かせる」「グリーン系の着物に、黒や黄色の袴でレトロっぽい雰囲気に」といったものがあります。
基本は「同系色でまとめる」もしくは「反対色（補色）でまとめる」のどちらかです。同系色でまとめると落ち着いた雰囲気になります。黄色の着物に紫の袴や、オレンジの着物に青の袴、といった組み合わせが反対色の組み合わせになります。
履くのは草履とブーツのどっちがいい？
活発で明るい印象がよい場合はブーツ、おしとやかで上品なイメージにしたければ草履がおすすめです。編み上げのブーツなど靴もしっかり見せたい場合は、短めの袴を選んで着付けてもらいましょう。袴に合わせる着物がレンタルの二尺袖ではなく中振袖の場合は、袖が長いのでブーツを履いて裾を短くすると、裾よりも袖が長くなって見た目のバランスが悪くなってしまいます。着物が中振袖の場合は草履を選ぶことで、バランスのとれた着こなしになります。
まとめ
卒業式の着物にはポップな柄や古典的な柄、流行の柄などさまざまなものがあります。袴や着物選びだけでなく合わせる靴やヘアスタイル、小物などいろいろ悩むのも楽しい時間です。ヘアスタイルは水引や金箔をつかった流行りのアレンジもおすすめです。こちらで紹介した内容も参考に、ぜひ自分にぴったりのコーディネートを見つけてください。
