着付け教室に通って資格を取得するまでにかかる期間はどれくらい？
着付け教室に通っているうちに、資格を取得することに興味を持つことがあるかもしれません。しかし、資格を取得するまでにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。この記事では、着付け教室で取ることのできる資格の種類や、資格の取得期間について説明します。
着付け教室で取ることができる資格の種類とは？
着付けの資格は、そのほとんどが民間の資格です。民間の資格は、その資格を扱っている着付け教室に通ってカリキュラムを修了するなら、取得できるものが多いでしょう。
そのうちの1つが、三級気付講師の資格です。一定のカリキュラム終了後に、実技と筆記をクリアすることで交付されます。普段着からフォーマルまでの着付けや、帯結び、人に着付けるための技術を身につけることができるでしょう。
また、二級着付講師認定の資格も取得できます。三級と同じように、実技と筆記試験をクリアすることで交付。留袖や振袖の紐使いや帯結びなど、より高度な技術を身につけます。
さらに、一級着付講師認定の資格を取得することもできるでしょう。生徒に着付けを教えるための技術や教室運営等を習得。また、多彩な帯結びや花嫁衣装の着装技術も学びます。
加えて、着付け技能士の資格も取得可能です。着付け技能士の資格は、国家資格なので特定の講座に通う必要はありません。しかし、受験条件として一定期間の実務経験は不可欠です。実務経験を満たしていれば、着付け教室に改めて通う必要はないでしょう。
着付け教室に通って資格を取得するまでにかかる期間
着付け教室に通って資格を取得するまでにかかる期間というのは、人によって異なります。しかし、多くの場合、初心者からスタートする人は半年〜1年以上で資格を取ることができるでしょう。
花嫁衣装を着付けることができる、高度な資格の取得には2年以上かかることもあります。本人のやる気次第では、資格を取得するまでの期間を短くすることも。資格取得する際には、「どれだけ時間を取ることができるか」「いつまでに資格を取得したいのか」を明確にしておきましょう。
着付け教室の選び方のコツ
着付け教室の選び方のコツを5つ紹介します。
1つ目は、目標を明確にすることです。着付け教室を選ぶ際には、「自分がどうなりたいのか」を具体的にイメージしましょう。「短期間で着物の着付けができるようになりたい」「二級着付講師認定の資格を取得したい」などです。設計プランを具体的にすると、着付け教室を選びやすくなります。
2つ目は、受講スタイルを決めることです。着付け教室には、マンツーマンレッスンとグループレッスンがあります。マンツーマンレッスンなら、集中的に丁寧な指導を受けることができ、短期間での成長を見込めるでしょう。講師との距離も近く、質問もしやすい環境です。反対にグループレッスンでは、一緒に学ぶ仲間とお互いに刺激を受け合って、モチベーションを上げた状態で着付けを学べます。共に学ぶことで孤独感を感じることなく、楽しく着付けを学べるでしょう。どんな目的で着付けを習いたいのかを考えて、自分に合った学習スタイルを選ぶことがおすすめです。
3つ目は、見学や体験授業を利用することです。もちろん、インターネットの口コミなどを使用して、雰囲気を確かめることはできますが、実際に参加するならレッスンの雰囲気や講師の相性など詳細な点を自分の目で確かめることができるでしょう。実際に体験を受けてみて、疑問に思ったことがあるなら質問することもできます。
4つ目は、強引な勧誘や着物購入の強要がないか確認することです。着付け教室の講習の最中に、予想外の勧誘や着物勧誘があるなら戸惑ってしまいます。とくに、「無料」とうたっている着付け教室には注意しましょう。着付け教室自体は無料でも、別途に収入源があると考えて間違いはないでしょう。着付け教室に通う前には、着物の勧誘の被害がないか口コミを見て、よくリサーチしておくことをおすすめします。
5つ目は、資格取得ができるかどうかです。着付け教室に通う目的が資格の取得の方はもちろん、通っているうちに資格を取りたいと思うようになるかもしれません。上記で取り上げた資格のほかに、教室によっては「着物免許」「きもの講師」「着付師」といった資格を取ることができます。せっかく通うなら、資格を取得するためのコースが用意された着付け教室を選ぶこともできるでしょう。
着付けの資格は、そのほとんどが民間の資格です。三級気付講師の資格や一級着付講師認定の資格は、着付け教室に通ってカリキュラムを修了するなら、取得できます。資格を取得するまでにかかる期間は、人それぞれ。初心者からスタートする人は半年〜1年以上、高度な資格の取得には2年以上かかることもあるでしょう。「自分がどうなりたいのか」を具体的にイメージして、自分にぴったりの着付け教室を選んでください。
