着付け教室に通うのに最適な服装と下着
カルチャースクールの一つとして女性を中心に人気を集めているのが、着付け教室です。着物そのものに触れる機会が少なかった人は利用する前にわからないことや不安に思うことが多くあり、通う際の服装や身につける下着に関することも疑問点として挙げられています。本記事では、着付け教室に通う際の最適な服装や下着について紹介します。
着付け教室で相応しい服装とは？
着付け教室に通う際に多くの人が気にするのが、服装です。着物に対しての苦手意識や非日常的な意識を持っている人が多いため、教室に通う際にはそれなりに服装に気を遣わなければいけないのかと不安を抱えている人は少なくありません。
実際にはどのような服装をしたとしても問題はないとされているので、ジーンズにTシャツのようなラフな格好だったとしても通っている人の評判が下がってしまうことはありません。これは女性だけではなく男性も同じで、それなりに清潔感のある服装であれば構わないとしている教室がほとんどです。
とくに個人教室であればどのような服装であっても周囲の目を気にしなくていいため、気軽に参加しやすくなっています。ただ着付け教室では当然着物に着替えることになるため、できる限り脱ぎやすい服装であることが望ましいです。
同じように着やすいものを心がけておくことで、限られた時間内で着脱に手間取らないで済むというメリットもあります。とくに集団教室の場合は着脱に手間取ってしまうとほかの人を待たせてしまうことになりかねないため、着脱しにくい服装は自分の評判を下げてしまう可能性が出てきます。ほかにも教室によっては、事前にどのような格好で来て欲しいと指定されることもあります。指定がなかった場合は、教室の評判や通っている人たちの格好を参考にしてみるのもありです。
下着に関しては基本どんなものでもいい
基本として着付け教室に通う場合は服装を気にしなくていいとされていて、下着に関しても同じようなことがいわれてます。このためストッキングを履いていたとしても着脱しやすいものであればとくに指摘されることはありませんし、寒い季節に着こむことが多いヒートテック系の肌着、レギンス、スパッツ、トレンカも問題はありません。男性であれば下着はトランクスでもブリーフでも構わないので、あまり下着に関しては悩むことはないようです。
その上で教室に通う時の下着のポイントとしては、着物を着た時に透けない柄や形のものであることです。たとえば派手な下着を身につけていると肌襦袢を身につけた時に透けてしまう可能性が高く、他の人に見られてしまうことを踏まえると避けた方が自分の評判に影響を与えません。またキャミソールは着物を着た時に紐の部分が見えてしまうことがあるので、可能であれば背中が空いたスタイルのものを身につけておくことが推奨されています。
ほかにもストッキングやタイツタイプのヒートテックは、足袋を履く時にいちいち脱がなければいけないので手間がかかりがちです。そのため事前に脱いでおくか、五本指のストッキングやタイツタイプのヒートテックを利用しておけば脱ぐ手間を省くことができます。このように下着に関して指定はないものの、着物を着た時に見えてしまわないもの、着脱の手間がかかるものは避けるのが無難です。
着物を着る時には下着は脱いだ方がいい？
着物を着る時には、下着は身につけない方がいいという意見が散見されています。そのため着付け教室に通う時には下着を身につけない方がいいのか、脱ぎやすいものの方がいいのかと考える人もいます。実際には、着付け教室で下着を脱ぐことはほとんどありません。そもそもこの意見は着物を身につけた時に透けてしまうから脱いだ方がいいという理由があるのですが、肌襦袢や長襦袢を身につけていれば透けることはほとんどないので、教室では普通に上に着ているものだけを脱いで着物を着るスタンスが多く取られているのです。
これはどのような評判の着付け教室でも変わりません。ただ注意しなければいけないのは、体型の補正効果のあるものを身につけている場合です。体型の補正効果のあるものは体に凹凸のラインをつけるために利用されているのですが、着物の場合は体の凹凸をなくすために肌襦袢や長襦袢などを身につけます。
つまり洋服と着物では下着の勝手や目的が異なっているため、補正効果のあるものを身につけたままだと着物を着た時の体のラインが変わってしまうのです。だからといって補正効果のあるものを身につけていても脱がなければいけないわけではないので、事前に講師に相談して対応を検討することで対処ができます。ただその分手間や時間を取ってしまうことになりますし、できる限り補正効果のあるものは避けた方がいいといえます。
このように着付け教室に通う場合は、服装も下着もあまり深く考えずに普段通りのもので構わないといわれています。それでも気になる場合は事前に教室の評判などを確認し、どのような格好で通っている人が多いのか参考にしてみることがおすすめです。
