帯の結び方の種類と違いについて
着付け教室ではいろいろな着付けの仕方が学べます。
どのような帯の結び方が学べるかは着付け教室によって変わってきますが、結び方によって見栄えも変わってきますし着付けのしやすさも異なってきます。
こうした結び方の種類や違いに関する知識を抑えておけば着付け教室を比較する際にも役立ちますが、ここではそんな着付けについてあまり知らないという人に知ってもらいたい帯の結び方の種類や違いについて解説していきましょう。
結び方にもいろいろと違いがある!
帯の結び方は流派によって、地域によっても分かれます。
新しく登場している結び方もあり、帯の結び方は数限りなくあるといっても過言ではありません。
帯の結び方は大きく、
「浴衣の結び方」
「着物の結び方」
「名古屋帯の結び方」
「細帯の結び方」
などに分かれることも知っておきましょう。
◆男性、女性とで結び方が変わる
男性と女性とで結び方も分かれてきます。
男性だと男結びが有名なものですが、女性であれば、
・文庫結びや蝶結び
・花結び
・マリーゴールド結び
・スイートピー結び
・フリージア結び
など実にいろいろなものがあります。
それぞれで見た目だけでなく結び方の難易度も変わってきますから注意しておきたいところでしょう。
いろいろと結び方も違いがありますが、例として文庫結びについて特徴を見ていきましょう。
文庫結びは浴衣帯結びの基本型であり簡単に学べるのは利点です。
右から巻く関東風とその逆の関西風の違いもあります。
実際に結ぶ際には、
「右袖を巻き込まないようにする」
「羽の形を工程ごとに確認する」
といったポイントがありますが、こうしたことも着付け教室で学んでいけます。
他にも、見た目が特徴的なマリーゴールド結びも人気です。
マリーゴールド結びは大きなリボンが印象的な結び方であり、浴衣から着物までいろいろな場面に活用できます。
幅広いシチュエーションに対応するために多種多様な結び方を習おう!
どのような結び方を学ぶにしても、場面ごとに活用できるようにいろいろな結び方を習っておくのがおすすめです。
例えば、浴衣を着る際に適した結び方、礼服を着る際に適した結び方などの違いもあります。
着付け教室ではこのような結び方をいろいろと学ばないといけないために学習期間も1ヶ月以上はかかってきてしまうのです。
結び方によっては注意点もあります。
例えば、着物には大丈夫でも浴衣にするとNGな着付けの仕方もあります。
その逆もありますが、こうした結び方の注意点も着付け教室に通えば教えてもらえます。
このように着付けの結び方もいろいろですが、一つは「手元を全く見なくても結べる」くらいに習熟しておくと良いでしょう。
これだけ習熟すれば着付けの速度も上がってより着物を着るのも楽になってきます。
どういった着付け教室をこれから選んだらいい?
着付け教室に通う際には自分の学びたい結び方が学べるかどうか確認することも大事です。
せっかく着付け教室にかよっても自分の学びたい結び方が学べないのではどうにもなりません。
もしも結び方の違いについてあまり興味が無い、見栄えさえ良ければ良い、という人は通おうとしている着付け教室の着付け例を見てみると良いでしょう。
着付け例は店頭に展示されていることもありますし、ホームページで確認できることも。
着付け例を見ればどのような着付けが学べるのか目で確認できますからかなり便利です。
「いろいろな結び方を学ぶのが面倒」
「手っ取り早く着付けを学びたい」
という際には浴衣の着付けの仕方を学んでみるのも良いでしょう。
浴衣の着付けは文庫結びなどが人気ですが、浴衣着付けコースは一日で終わるなんて速成コースもあります。
料金も安いということも利点ですから、とりあえず着付けを学びたい際には浴衣着付けコースを選んでみるというのも良いかもしれません。
着付けについて全く知らないという場合にはとりあえず着付け教室に連絡して見るのも良いでしょう。
着付け教室に電話することでどのような着付けを教えてもらえるのかもわかってきます。
着付け教室独自で編み出した着付け法なんてものもあります。
着付けの仕方は新しいものが登場していますから、着付けをすでに学んでいるという人も着付け教室を活用する価値はあります。
新しい着付けの仕方を学んで見るだけでなく独自の着付けの仕方を考案することもおすすめです。
「この着付けの仕方は綺麗だけれど時間がかかる」
「このやり方は見た目がつまらない」
といったように既存の結び方では満足できるものがないなんてこともあります。
自分ならではの着付けの仕方を編み出して友達に教えるというのも良いでしょう。
いずれにしても着付けの結び方は実に様々であることは知っておくと良いでしょう。
着付けもかなり奥が深いものでもですが、包括的に着付けの歴史などについても学びたい際には座学も充実している着付け教室を選ぶというのもアリです。
是非とも自分に合う着付け教室を選んで着付けを学んでいくと良いでしょう。