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一度は憧れる巫女さんの衣装!巫女装束の魅力について解説!

公開日:2022/10/15   最終更新日:2022/11/02

巫女さんの衣装を着てみたくはありませんか?巫女さんというと、神社でおみくじを扱っていたり、神主さんのお手伝いをしたりする女性のことです。最近は、巫女さんが着る“巫女装束”が、若い女性の間でブームになっています。今回は、一度は憧れる巫女さんの衣装・巫女装束の魅力について解説します。

そもそも巫女装束とは

そもそも巫女装束とは一体どんなものでしょうか?呼び方は“みこしょうぞく”です。こちらでは巫女装束についてご紹介します。

巫女装束とは?

巫女装束とは、日本の神・神道・神宮・神社に使える巫女が着る服装のことです。簡単にいうと、神社で奉職している巫女さんが、普段神社内で着ている着物のことです。通常巫女さんは、お守りや神札を扱う神社の授与所(じゅよしょ)内にいます。

巫女装束の見た目とは?

巫女装束の見た目は、基本的に上着は白い着物、腰から下には赤い袴を着ています。そのためパッと見は、まるで日本の国旗である日の丸に似ています。

真っ白と真っ赤な極端なコントラストで、広い神社内であっても、どこにいるのかすぐに分かります。それほど巫女装束は、人の目を強く惹く分かりやすい見た目です。

巫女装束の構成

巫女装束は一体どんな構成なのでしょうか?こちらでは巫女装束の構成についてそれぞれ詳しくご紹介します。

白衣とは?

白衣とは、巫女装束の上半身を装飾する着物のことです。白衣の呼び方は“はくえ”“びゃくえ”“しらぎぬ”などです。ちなみに“はくい”とは呼びません。

白衣の用途は、上衣(うわぎ)になります。形は、医者が着る白衣(はくい)に似た形をしています。白衣(はくえ)の長さは、通常の着物のように足首くらいまであります。

緋袴とは?

緋袴とは、巫女装束の下半身を装飾する着物のことです。腰から下に履きます。緋袴の呼び方は“ひばかま”です。形は、洋服のズボンのような形をしています。ダブダブのズボンのようなイメージです。

現在色は“緋色(ひいろ)”が主に使われています。以前は紅色(べにいろ)、萱草色(かんぞういろ)なども使われていました。

襦袢とは?

襦袢とは、白衣の下に着る着物のことです。呼び方は“じゅばん”です。巫女用のものは“巫女襦袢”といいます。襦袢には、上半身だけをまとう半襦袢、全身をまとう長襦袢の2種類があります。

腰紐とは?

腰紐とは、着物の腰回りを締めるひものことです。呼び方は“こしひも”です。腰紐は、巫女装束を着るときには何度も使います。一般的に着物の着付けに必要な裏方のようなアイテムです。着物を着ると、完全に着物に隠れて見えません。

重ね衿とは?

重ね衿とは、着物の衿に付ける装飾アイテムのことです。呼び方は“かさねえり”です。着物を何重にも重ね着しているように見える効果があります。

伊達締めとは?

伊達締めとは、着物や襦袢を整える帯のようなひものことです。呼び方は“だてじめ”です。最近は、マジックテープの伊達締めが使われています。

腰巻とは?

腰巻とは、腰から下に巻く下着のような着物のことです。呼び方は“こしまき”です。腰巻の目的は、下半身を保護するために使われます。また、装束の裾(すそ)が足に絡まないようにするためにも使われます。

足袋とは?

足袋とは、足に履く着物用の靴下のことです。呼び方は“たび”です。

草履とは?

草履とは、着物用の履物のことです。呼び方は“ぞうり”です。

巫女装束の着付け方

こちらでは巫女装束の着付け方についてご紹介します。

①襦袢の着付け方

最初に襦袢を上半身に着てください。衿を、鎖骨のくぼみあたりで交差させてください。襦袢の右見頃(みぎみごろ)で、胸を包むようにしながら、左半身に巻きつけるように留めてください。

次に、左見頃で、胸を包むようにしながら、右半身に巻きつけるように留めてください。襦袢の形が崩れないようにしながら、腰回りを腰紐で縛ってください。

背中で交差させ、正面で蝶結びをして、そのまま腰紐に絡めてください。腰紐の結び方は、すべてこの要領を参考にしてください。

➁重ね衿の留め方

次に重ね衿を留めます。衣紋抜き(えもんぬき)が背中にくるように、重ね衿を首にかけます。襦袢の衿が見えるように、重ね衿を1~2cmくらいずらして、襦袢の衿に重ねます。その後、重ね衿は腰紐を使って留めてください。腰紐の留め方は、襦袢のときを参考にしてください。

➂白衣の着付け方

白衣の着付け方は、ほぼ襦袢と同じ要領です。注意点は、重ね衿が1~2cmほど見えるように、白衣の衿を重ね衿からずらして留めてください。そのあと、白衣が崩れないように、腰紐を巻いて留めてください。最後に、シワを伸ばして白衣を整えてください。

④伊達締めの留め方

襦袢を整えたら、伊達締めを留めます。腰紐の上に、伊達締めを留めてください。

⑤袴の着付け方

最後が袴の着付け方です。ヘラがついていないほうをお腹側にしてから袴を履いてください。袴の高さを決め、紐を背中で交差させます。正面に紐を持ってきて整えます。背中側で、蝶結びをします。

袴のヘラを紐に差し込み、落ちないようにします。後見頃(うしろみごろ)の紐を正面に持ってきます。正面で、蝶結びを作ります。引き締めて、整え、袴を整えたら完成です。

まとめ

今回は、一度は憧れる巫女さんの衣装・巫女装束の魅力について解説しました。現在、巫女装束は凄い人気です。インスタでも、巫女画像がたくさん貼られています。どれもオシャレで、スタイリッシュです。若い女性であれば、憧れることでしょう。

ただし、見ることや撮影はできても、着付けは難しく簡単ではありません。本記事が、巫女装束の着付け方を知りたい人の参考になれば幸いです。

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