月謝制の着付け教室のメリット・デメリット
着付け教室に通うときには料金に対して詳しく確認しておくことも重要です。価格が高いか安いかだけではなく、月謝制であるかどうかも知っておくとよいでしょう。毎月支払いを行う月謝は支払いやすいので好まれています。しかし、注意しておかなければならないこともあるので、事前に知っておきましょう。
毎月決まった費用を支払えばよいのでわかりやすい
月謝制の着付け教室はとても評判が高いですが、その理由には毎月決まった費用を支払うのでお金の流れがわかりやすく、支払い忘れも起こりづらいというものがあげられます。月々の費用をまとめて払う方法ではなく、都度払いでレッスンが受けられる教室もありますが、その場合は困ってしまうことが多いです。お金を充分に財布に入れておかず、レッスンのときにお金が足りないことに気づくという可能性もあります。
月謝制は講師に直接手渡しするケースもあれば、口座からの引き落としも選べるケースがあるので非常に便利です。毎月決まった費用を支払うだけでよいので、レッスンの当日にお金が足りないという問題が起こりにくいですし、今月は何回レッスンを受けて何円だったなどと詳しく記録しておく必要がありません。支出額が固定されているので、家計簿をつけるときに煩わしさを感じることがないというメリットもあります。
毎回支払う方法を選ぶと、さまざまな問題が起こりやすいです。スムーズに払えるようにしたいと考えるのであれば、1か月分の費用をまとめて受け取ってもらえる月謝システムが採用されている着付け教室を探してみてください。習いごとの費用が変動すると家計簿がつけづらいと感じている人や、毎回お金を用意することが面倒だと感じられる人は、月謝制が採用されている評判の高い着付け教室を利用してみるとよいでしょう。
最初に大金を用意する必要がない
最初に大金を用意しなくてよい点も、月謝制着付け教室の評判の高さにつながっています。1回3,000円のレッスンを月に4回、半年間継続して受けるとしましょう。月謝の場合は月に12,000円を支払えばよいですが、最初にコースの料金をすべて支払っておく必要がある場合は72,000円を用意しなければなりません。
期間が長い場合や1回当たりの料金が高いサービスを選ぶと、200,000円前後の費用を用意しなければならないこともあります。一括で大金が出ていくと困るという場合や、一気に大金を用意できないという場合でも、月謝であれば毎月少しずつ支払えばよいので安心して通うことが可能です。
とくに長期的に通うことを検討している場合や、資格試験があるコースや指導者を目指すコースを利用する場合は料金が高くなりやすい傾向があります。そういった場合に一括で支払うことになると、家計を圧迫してしまうという問題や貯金が一気に減ってしまうという問題が起こるかもしれません。
初めにたくさんのお金を出す必要はありませんが、都度払いではないので毎回払うという煩わしさもないです。いつどのような出費があるのかわからないので、家計の圧迫や貯金が一気に減ることは避けたいものだといえます。月謝制であればこれらの心配がないので、安心して着付け教室に通うことができるようになるでしょう。
休んだとしても支払った月謝は戻ってこない
支払いのわかりやすさや、大金を用意しなくてよいという安心感が月謝制着付け教室の評判の高さの理由となっていますが、この支払方法の着付け教室を利用する場合に注意しておかなければならないこともあります。それは、休んだとしても支払った月謝は戻ってこないということです。
都度払いであり、レッスンに参加したときだけお金を渡すような教室であれば、休んだときにお金が請求されないケースが多いです。けれども、月謝の場合に休んだ日の分だけでもお金が戻ってくるような教室はほとんどありません。休んだとしても先払いしておいた月謝が戻ってくることはありませんし、後払いでも休んだ日の分が免除されるケースは少ないことを知っておくべきです。
着付け教室に通っていても、仕事や家庭の事情で休まなければならないこともあるでしょう。そのようなときに、月謝制はお金が戻ってこないことが多いと理解しておくことが大切だといえます。休んでしまう可能性がある場合や、もし休んでしまったときに月謝を満額払うことが嫌だと感じるのであれば、都度払いを検討したほうがよいでしょう。
ここまで考えて契約する人は少ないですが、休んでしまった場合まで考えておくことが大事です。料金について不満を抱えることがないようにするためにも、月謝制を選ぶことにはこうした問題点があることまで理解しておく必要があります。
月謝制の着付け教室を利用すると都度払いよりも支払いがわかりやすい、一括支払いと違って大金を用意しなくてよいなどのメリットを感じることができるので評判が高いです。しかし、休んだ場合に月謝の一部が返金されることは基本的にないので、その点は注意しておく必要があります。