「ママ振袖」の準備をする!準備はいつから?着付けや注意点は?
成人式当日は特別な日であり、振袖を美しく着こなすことは重要です。振袖は成人式に着用することが一般的ですが、最近では「ママ振袖」も注目集めており、とても人気です。しかし、ママ振袖の準備はいつから始めるべきなのでしょうか?今回は、振袖の着付けや注意点についても詳しく解説します。
ママ振袖が人気?いつから準備すべきなのか
「ママ振袖」とは、お母さんが成人式や結納などで着た振袖を娘さんが受け継ぐことで、最近の成人式のトレンドとなっています。
この流れは、母から娘へと着物を大切に継いでいく文化として注目されています。
ママ振袖が人気な理由
振袖は、伝統的な美しさと格式を保ちながら、大人の女性にふさわしいデザインが施されています。
また、家族との思い出を共有し、子どもたちの成長を祝福する場として、ママ振袖を着用することは感慨深い瞬間を演出します。ママ振袖が人気の最大の理由は、費用が安く抑えられることです。
ママ振袖を利用すれば、振袖の購入費用やレンタル料金が不要になります。新たに購入した帯や和装小物、ヘアメイクと着付け、記念撮影料金だけで済みます。
ママ振袖はいつから準備すべきなのか
ママ振袖を成人式で着る場合、いつから準備を始めるべきでしょうか?
一般的な振袖と同様に、ママ振袖の準備も早めの1年くらい前から始めることがおすすめです。なぜなら、振袖のメンテナンスに時間がかかるからです。振袖は長期間保管されている間にシミやしわができていることがあり、シミ抜きなどの処置が必要な場合があります。
振袖は繊細な生地でできているため、振袖を準備する際には、十分な時間を確保してメンテナンスする必要があります。また、親子で身長や体型が異なる場合は、サイズ調整が必要なこともあるでしょう。
振袖のサイズは個人に合わせて調整されるため、早めにサイズを測定し、仕立ての工程をスタートさせることが大切です。サイズ調整や仕立てには数か月かかることがあるため、余裕をもって計画を進めましょう。
譲り受けた振袖をいま風にアレンジして着る方法
譲り受けたママ振袖が古典的なデザインや色合いである場合、現代風にアレンジしたいと思う方も多いでしょう。
この記事では、振袖をいま風にアレンジして着る方法について紹介します。
スタイルのアップデート
古典的な振袖を現代風にアレンジするために、帯や小物を現代風のアイテムにして、振袖の印象をアップデートしましょう。
たとえば、カラフルでモダンな帯や華やかな小物を取り入れることで、振袖の魅力を引き立てられます。帯締めや伊達衿なども鮮やかなカラー、モダンな柄、アクセサリーなどを取り入れることで、振袖が一層魅力的に見えるでしょう。
防虫剤の臭いの除去
長期間保管された振袖には、防虫剤の臭いがついていることがあります。
臭いを取り除くためには、風とおしのよい場所で振袖を陰干ししましょう。また、無香料の置き型消臭剤を使用するのもおすすめです。
ネイルや髪色を思い切って変えてみるのも手
ネイルや髪型、髪色次第でいま風の印象に変えられます。
髪色を変えたりネイルをしたことがないという方も、成人式をきっかけに思い切ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
振袖の着付けは難しい?着付けの際の注意点
一般的に、振袖の着付けは専門店や美容室に依頼しますが、自分でも着付けられます。
ここでは、着付けのポイントと注意点について詳しく説明します。
振袖の着付けは自分でもできる?
成人式の振袖の着付けを自宅で行えますが、難易度は非常に高いといえます。
振袖の着付けには専門の知識と技術が必要であり、完璧な仕上がりを求めるのであれば、専門家に頼ることが一般的です。しかし、基本的な着付けの知識があれば、小さな着崩れを修正できるようになります。着付け教室に通って知識と技術を身につけておくのもおすすめです。
振袖の着付けが難しい理由
通常の着物と比べて振袖は複雑で、プロの着付け師でさえ2人以上で行うことがあります。
振袖の帯は幅が広く硬く、ひとりで結ぶのは非常に困難だからです。帯結びのバリエーションも多く、振袖に合わせた結び方をするには専門家にまかせるのが望ましいでしょう。
着付けの際の注意点
振袖は気崩れしやすかったり、反対に締め付けすぎて苦しく感じるので、着付けが難しいとされています。
自宅で振袖を着付ける際は、次の注意点を念頭に置いておくことが大切です。まずは、着崩れを防ぐ対処法を知っておきましょう。成人式当日は、振袖が着崩れることがあります。振袖のたるみが気になる場合は、おはしょりの中側から上に引くことで、しわやたるみを整えられます。
着付けをプロにお願いする場合でも、振袖が着崩れた際の対処方法を知っておくと、美しい着物姿を保てます。次に、締め付けを避ける方法も覚えておきましょう。自分で振袖を着付ける際、腰ひもの調節がうまくいかず、苦しく感じることがあります。
腰ひもを結ぶ際に幅の広い腰ひもを使用すれば、締め付け感を軽減できます。また、補正を行う際には、タオルを使用してひもが食い込まないようにしましょう。腰ひもや胸ひもの結び目をずらすことも大切です。
振袖の着付けには複数のひもが使われますが、全てのひもをきつく締めすぎないように注意しましょう。とくに、着崩れしにくい部分のひもは、ゆるめに調整することが快適に着用する秘訣です。
まとめ
着物はトレンドに左右されず、適切な手入れをすれば何年経っても次世代に受け継ぐことができます。ママ振袖を選ぶ際は、準備に十分な時間を確保し、サイズや状態の確認、そして現代的なコーディネートを考慮することが大切です。デザインの選定、サイズ調整、仕立て、メンテナンスの工程に時間がかかることを考慮して、1年前からのスタートがおすすめです。