着付け教室に通うと取れる免許とは?
着付け教室では資格を取ることができるのか、気になる人は少なくありません。
せっかく着付けを習うなら、資格を取って独立や開業をも視野に入れたいところです。
どんな免状を手に入れられるのか、調べて通うとよりやりがいが沸くでしょう。
初心者向けの講習で身につけられる資格
通う教室の所属する団体によって名称に多少違いがありますが、初心者向けの一定以上の講習で取得するための資格がもらえる物として、着付け師と呼ばれるものがあります。
初心者向けの講習で取得できるのは5級から3級の、初心者向け資格です。
初級という名称でも資格が存在しているため、どんな講師としての資格を取るより先に取らなければなりません。
初心者向けの講習に一定以上通い、実技・筆記それぞれの試験にクリアしなければ資格を取得することができないでしょう。
初心者向けの講習にまじめに通い、内容を理解していれば実技・筆記両方とも軽く合格できるといわれているので、講習の内容をまじめに覚えられるように真剣に受講してください。
なお、この資格は独立・開業を希望している人だけではなく、単純に自分だけで着物を着られるようになりたいと考えている人向けでもあります。
というのも、団体ごとの基準によって異なりますが、3級から5級は自分で和服を着付けられるようになる人のための資格だからです。
和服を自分で着られるようになりたいだけであれば、初級で退会してもなんら問題はありません。
ただし、独立開業を目指しているのであれば、自分だけではなく、多くの人の和服を身につけられるようになりましょう。
そのためには、中級・上級の講習を受け、内容を的確に覚えることです。
一般的に着付け師としてのスキルはどの団体であっても学べること、初級でも自分自身のスキルを高めるために資格を取ることが可能となっているため、学びやすいといわれています。
中級者向けの教室で身につけられる資格
中級者向けの講習を受け、資格を取るための認定を受けられるものとしては、着付け師の2級が挙げられるでしょう。
自分だけで身につけるのではなく、他人に着付けられる資格です。
自分の子供に身につけられるといったささやかな分野ではなく、知人や友人が着物を着たいと思っているときにサポートできるといえるでしょう。
身の回りの人間に和服のよさを理解してもらえるように、着せてあげられるのが、大きなメリットといえます。
個人だけで楽しむ3級よりも2級を取ることによって、周りの人を着物好きにできるチャンスをつかみとったといえるでしょう。
プロとしての資格を取得する人にとっては、ここからが大きな一歩となります。
プロとして誰かが着物を切るときのサポートを行えるようになることや、プロとして着付けを教えて挙げられるようにするポイントともなるでしょう。
上級者向けの国家資格を取得するためにも、他人に着付けられるようになることは重要なポイントです。
上級を目指す人にとってはただの通過点に過ぎないかもしれませんが、上級を学ぶ前に中級で使う技術をものにしておくことで、試験に通るだけではなく、実生活の着付けでも大きく役立つでしょう。
一見ただの資格試験のように見えますが、成人式や卒業式を始め、着物を着るシーンは多くあります。
どんな資格で学んだことであっても、それは確実に知識として着物を着る上で高いスキルとなる可能性が高いです。
上級者向けの教室で身につけられる物
上級者向けの講習を受けて、試験を受けられるのが着付け師の1級だけではありません。
多数の資格を取るためのスキルを身につけられるでしょう。
国家資格である「着付け技能士」をはじめ、多数の資格を取得できます。
ただし、1級は5年、2級は2年の実務経験が必要となりますので、勤務しながら資格取得のために勉強を続けることが重要です。
職業として「着付け技能士」の資格を持ちたいなら、前もって勉強を続けること、環境が資格試験受験のための生活をサポートしてくれるかどうかチェックしてください。
本気で受験を希望しているのであれば、資格試験のために転職をしなければならないリスクもあります。
転職をしてでも国家試験突破をしたいのか、家族と相談して受験しましょう。
また、団体によっては独立・開業の為に免許を発行する場合もあります。
免許を取得することによって、納得出来る結果につながるといえるでしょう。
団体ごとに独立・開業のための免許を発行する条件は異なるため、講習を受けている師匠に確認を取ってください。
納得出来るスキルで独立や開業を目指す場合には、団体側で独立や開業のためのサポートを行う場合も少なくありません。
また、国家資格を受験するかどうかに対しても、サポート体制がしっかりしている団体が少なくないため、事前に確認をして国家資格を取るための条件に当てはまるライフスタイルにしましょう。
独立するまでに時間はかかりますが、着付けに関連した多くの資格をとることができるとわかります。
資格をとる場合、どれくらいの目標があるのか、取得したいのはどんな部分なのかを確認し、納得できてから独立をしましょう。