着付けに関する仕事にはどんなものがある?
着付けに関する仕事にはいろいろなものがあります。
実は着付けに関する仕事は意外とあることを知らない方が多いようです。
一例でいうと着付け師というものがあります。
ここでは着物の着付けを生かした仕事に関してご紹介します。
これから着付け教室に通いたい、プロを目指したいかたは必読です。
着物の着付けに関する仕事が注目されるようになった訳
今から数十年前までは着付けや着物が業界的にも厳しい時期がありました。
日本の着物が廃れるばかりという時期があったというのは今では信じられないことです。
というのも、
・着物が高額
・誰もが着られない
・着付け教室に行くと高額な着物を買わされるといった風評被害
広まるどころか縮小傾向になっていました。
しかしそれをある着物メーカーや着付け教室が打破しました。
それが着物を洋服のように着るということです。
おしゃれな一部の若い人の間でもブランド着物が流行るようになり、夏祭りになるとおしゃれなヘアメイクに整えてかわいい浴衣を着た女性が楽しんでいます。
これを見ると、着物の洋服化、ファッション化を感じるでしょう。
そうなるまでにはかなり時間がかかったというのが本当のところです。
そこには着物業界の苦労もあります。
また近年ではアジアンビューティーという東洋系の美しさというのも注目されるようになりました。
そしてその中の日本の文化というのも注目されつつあります。
○着物に関する仕事
そして最近のブームの一つが着物に関する仕事です。
着物というのもファッションの一つなので流行り廃りがありますが、
・着物を自分で着るようになりたいという女性たちに着付けを教える、着付け講師
・結婚式での和装着付けの着付け師
などが今静かなブームになっています。
男性でもお正月や季節の行事に着物を着ている人をたまに見かけます。
自分の祖父母の時代とは違ったファッショナブルさを感じます。
それこそが今の着物ブームの原点になっています。
おしゃれに着こなす、着物でありながら現代風にアレンジして着こなすというのが今の主流です。
着付けの仕事に関する基礎知識とは
着物の着付けのスキルをつけるには独学はむつかしいといわれています。
これはお茶やお花と一緒で、スクールに通うのが一般的です。
お昼に普通の仕事をして、夜間で学ぶという方もいらっしゃいます。
それに対応した着付け教室が開催されていいます。
通学する期間は半年から1年程度ですが、それがベースになっている学校がほとんどです。
1年で約20万程度が目安です。
○資格をとる場合
ただしプロ向けになると20万で済まない場合もあります。
それは級などの資格を取る場合です。
ただし業界で活躍されている方すべてが免状を持っているわけではありません。
実績や実務をどれだけ多くこなしたか、またセンスの有り無しもかかわってきます。
スクールで学ぶ内容には、着物の着付けだけでなく、着物の種類や染色方法、帯や季節の着物、帯の結び方、バリエーション、小物の選び方、小物のアレンジやヘアスタイルに至るまで幅広く学びます。
そして何よりも大切なのが必ず自宅で復習することです。
数多く着物を着たほうが確実に技術はアップするからです。
着付けに関する仕事には何があるのか
着付けに関する仕事は最近ではいろいろあります。
意外と幅広くあるということがわかります。
例えば以下のような例です。
●着付け講師
これはスクール(教室)などと契約をして着付けの講師となるケースです。
独立願望のある方は自宅で個人経営の着付け教室を開く方もいます。
ただし、自宅で開く場合はまとまった資金が必要になることあります。
それは着物のバリエーションの多さです。
個人で着付け教室を開いている方の多くが着物の種類が多く、年配の方が多いというのも理解できます。
ただし最近はメーカーと直接契約をして、レンタルして経営するという新しいスタイルの個人経営の方も出てきました。
●結婚式・七五三などの行事に関する着付け
花嫁さんの着付け、成人式の着付けなどを行う着付け師という形です。
フリーの方で専門の登録している場合と美容室付きという形で勤務している場合があります。
特に都心の着付けをするという美容室ではニーズが多い仕事です。
●呉服店勤務など(デパートなども同様)
お店にいらっしゃるお客様に対して着物や帯のご説明をするのが主な仕事です。
いわゆる専門家として説明するのが主な仕事ですが、場合によってはその場で着物や帯をセレクトして見せる、専門的な知識が必要とされます。
単に着物が着付けられるということだけでなく、接客業などの基本的なスキルも必要になります。
トレンドの着物の知識も求められますが、好きな方なら苦にならない仕事です。
●和装スタイリスト
雑誌やメディアの和装写真撮影の時にスタイリストとして活躍する仕事です。
洋装ではなく和装専門です。
豊富な知識と経験だけでなく、センスも必要になります。
フリーになると仕事を取る営業力も必要になります。