安いと評判の着付け教室の特徴は?満足度も高いかどうかが重要
近年は会費や月謝などが安いと評判になっている着付け教室も多く、中には無料で行っているところもあったりします。入会金や授業料、それ以外の費用は教室によって異なり、会費などが安くても他の部分でお金が必要になったり、内容が満足できるかもポイントです。この記事では、安い着付け教室の特徴や内容などについて紹介します。
安いと評判でも入会金などは別だったりする
着付け教室にも安いところから高額なところまで幅広くあり、安いと評判になっているところもありますが、実際に満足できるかは別です。受講料は授業内容で細かく異なり、よく宣伝などで見かける大手が行う授業料が無料なものもありますが、一般的に入学金や教材費などは別で3,000円ぐらいです。
キャンペーンなどで無料でも、テキスト代や小物などは自分で用意しないといけません。教材費は5,000~10,000円ぐらいで、これも安いとテキスト代だけだったり高くても小物や修了証発行費まで含まれていることもあるので確認したほうがいいです。
着物・帯・小物などを借りるとその費用は別なので、その費用も含めて考えないと授業料が安くても損をします。授業料は月謝制とコース制で設定されていたりして、個人で教室をしていると5,000円ぐらいからで、大手だと10,000円以上と差があります。格安でも展示会への招待、個別に着物や帯を勧められて購入させられることもあるので、不要ならきちんと断ることも大事です。
基礎コースだと無料だったりすることもありますが、さらに資格を取得したい場合や、もっと着付けを習いたい場合だとさらに進級コースなどに申し込むことになります。この場合も別に費用がかかってきますし、無料だと思って入っても実は小物類などでお金が必要だったりするので注意する必要があります。
着物の購入の有無や授業料なども確認ポイント
よく行っている無料の着物教室に通ったら、最後に高額な着物を買わされたという人も少なくありません。有名なところだと着物を持ってなくても着付けを習うことは可能で、販売を強要すると信頼を失うため購入を無理強いすることはないといえます。
また、自宅や公民館などで行っている個人の教室はレンタルの用意もないので、先にレッスンを受けるための一式をそろえてないと新たに購入しないといけません。中には呉服屋が着物を広めて販売をしたいのを目的に、低料金で着付け教室を開催していることもあります。
この場合は、お試しで学んでみたいときや購入前にいろいろな着物を着たいときに向いています。受講していると展示会や販売会へ招待されたりしますが、これは強制ではないです。ただ、中には断りにくい雰囲気になっているところや先生がいたりするため、受講する前に販売会の有無やこれまでに問題が起きてないかなど口コミなどで調べておいた方がいいです。
毎月必要な授業料の名目も違っていて、通う期間や回数が明確なら全体の料金を回数で割ってから毎月支払います。他に入学金やテキスト代などの教材費もかかるので、月々の支払いが安価でも別の部分をあわせると総合費が高くなることもあります。中には月謝で毎月同じ金額を支払い、これは資格取得や着付けの技術のレベルアップではなくて、単純に着ることだけを楽しみにする方が通うことが多いです。
資格を取得するならその費用や教室主催のイベントの有無も重要
それぞれの教室では、コースによって資格取得やレベルアップが目的なこともあります。これだと授業料や月謝以外にも、受験料・認定料などがかかりレベルが高い資格ほど受験料なども上がってきます。資格は一度取得すればずっと使えるものでもなく、維持するために年会費などもかかってくるので不要なら資格取得コース以外にしたほうが費用も抑えられます。
最初に確認しておかないと、実は取得が目的でなくてもコースに含まれていることも多く、長く通うほど費用もかかるため安く抑えたいときは資格取得がないプランなどを選んだほうがいいです。自分で着物を着られるようになると、着てから外出もしたくなってきます。普通に生活をしているときは洋服が主なので、それとは違う落ち着いた時間を過ごしたいと感じたくなってくるのも普通かもしれません。
ここで注意したいのが教室主催のイベントへ出席すると費用もかかり、着物展示会・新作発表会・和装小物販売かなどがほとんどで、強制的に出席や購入をすすめられなくても出かける機会は自然と増えてきます。着物を着ることは着付け教室に通う以外でもある程度の出費は必要で、レッスンを受けるほど人との付き合いも増えてきます。
気軽に試せる体験レッスンなども用意されているので、まずはそれに参加してからどのような授業内容でどれくらい費用がかかり、教室以外のイベントなどの有無などもきちんと確かめておいた方がいいです。
着付けを習うなら安い方がいいと感じますが、安いと授業内容が充実してなかったり実は授業費が安くてもそれ以外で別に費用がかかったりすることもあります。もし仕事で着付けを習う予定なら、きちんとした講師がいてしっかりとカリキュラムが組くまれていないと意味がありません。金額だけでなく目的や予算、評判なども調べて選ぶことが大事です。