副業として着付け関係の仕事を始める方法
着付け教室に行く事情は人によってそれぞれです。
もしかしたら将来開業したいという希望がある方もいるでしょう。
最近では着付け師という職業に注目が集まっています。
着物はやはり女性の憧れであり、仕事も素敵ですね。
そこで副業として着付け関係の仕事を始める方法についてご紹介します。
これから着付け教室に通う方も是非参考にご一読ください。
やっぱり素敵な着付け師という働き方とは
着物を着るというのは女性の憧れの一つです。
華やかな振袖を着たときはやっぱり気分も盛り上がりますし、何よりもお母さまやお祖母様から譲られた着物を着付けると、何となく背筋が伸びる気分になりますね。
そんなときに手を貸してくれるのが着付け師と呼ばれるお仕事です。
最近では20~30代で着付師として活躍されている方もたくさん出てくるようになりました。
〇着物ブームが再燃
このように着付け師が出てきた背景には、いったん離れた着物ブームが再燃したという現象があるのだそうです。
今から数十年前に一時期着物業界が不振になったことがあります。
そこから着物業界の方が、一般の方でも着やすくて楽しめる着物の開発をしたり、アレンジも現代風にしたりして努力してきました。
若い方の着物というと浴衣を思い出すでしょうが、これも業界努力の賜物の一つです。
習い事の延長でなく職業として着付け師をするというのは考えが及ばなかったという方もいるかもしれません。
でも趣味で習って、その延長で着付け師が副業になるのは素敵なことです。
普段はOLをしていて、副業として着付け師をしているのは女性としても非常に興味がわきますね。
長く仕事をしているとある時本業になるという方もいるし、多少間が開いても復職できるので魅力があると言われています。
本格的に着付師を目指すきっかけにはなったが…
着付け師になるにしても最初は着付け教室に通います。
これを独学でスタートさせるのは自宅でお母さんやお祖母様が着付け教室を開いているなどの特殊なケース意外はほぼ不可能なようです。
着付の基本を学ぶコースを経て、着付のプロを目指すきものプロ技術科(名前は学校によって違います。プロ養成コースなど様々です)に通いお免状や級を取得します。
副業として開業するなら、着付け師のアシスタントや時間で雇われている教室のサポートにまずは入りましょう。
最近では人手不足なので土日だけのサポート要員は重宝されます。
その時に級やお免状がある方はすぐ採用されることもあります。
それだけ時間をかけて学んできたということです。
働けるタイミングでお仕事を入れられるので無理がない
副業で着付け師や着付け関係の仕事をしている女性は多くいます。
中には長く子育てをしながら着付け師として活躍している女性も多くいます。
二つの仕事はつらいのではないか、と考える人もいますが、着付けの繁忙期があります。
それは結婚式の多い週末が中心なので、平日は会社にお勤めの方でも働きやすい環境が整っています。
年間でいうと、
成人式
卒業式
七五三のシーズン
には繁忙期になります。
働く地域はその方のお住まいによりますが、例えば都心のホテルや結婚式場などもあります。
遠方に行かなくても仕事がある場合もあります。
しかしそのような仕事もやはり学校をしっかり卒業してアフターフォローがある仕組みを使ったという方もいます。
もちろんアルバイトや契約ということで広く募集しているケースもたくさんあります。
副業だけど技術力を落とさないようにする努力が必要
〇技術力保持のために
着付け師としてのお仕事は、卒業した学校に人材登録システムがあると非常に便利です。
最近はこのようなシステムが増えています。
学校としても卒業生が多くの現場で活躍してくれれば、こんなにうれしいことはありません。
また学校にマージンが入るだけでなく、活躍する卒業生も自分がやりたい仕事につけるからです。
せっかく資格やスキルを身に着けてもそれを使わないのでは意味がありません。
その意味からも土日だけでも副業として活躍できるのは技術力保持にも必要です。
学校で学んだからといってすぐ着付け師として副業できるわけではありません。
〇現場で経験を積む
もちろん最初は現場でアシスタントとしてスタートして、ベテランの方のサポートから入ります。
最初は着物ショーなどのスタッフというのもあるかもしれません。
そして数カ月繰り返してようやく着物の着付けを一人で任されるということもありません。
もちろん先輩のフォローですが、それでもそれが第一歩です。
誰でも最初はアシスタントから始まって数年たつと独立した着付け師として活躍している方が大勢います。
〇着付け教室
着付け教室は平日の夜、土日だけという開講方法も取られています。
振替システムという方法もあります。
働きながら着付け師を目指すというOLさんもいっぱいいらっしゃいます。
また着付け師は年齢に関係ないのが魅力的です。
最近はこのような着付け教室の存在で20代でも30代でも若い方が着付け師として活躍できるようになってきました。
将来出産や育児でいったんはお休みする期間があってもスキルをおとさなければまた働くことは可能です。
また復習すれば現場に戻ることも可能です。
そんな印象から年配の方が多いイメージですが、現実面からいうと女性に向いた息の長い仕事の一つでしょう。