高身長でも着物をきれいに着るためのコツ
着物は自分の身長に合わせて着用しないと違和感が出てしまいます。高身長だと着物を着るときに、仕立て直したものか新たに仕立ててもらった商品を購入する必要があります。高身長の方が上手に着物を選び着るための方法を知っておくと便利です。
着物のレンタルを利用するときの注意点
レンタルサービスを利用すれば安価に着物を着ることができます。お手軽なサービスなので多くの方に人気があります。ただ着物のレンタルサービスではすでに仕立ててある商品を用意しているので注意が必要です。そのため高身長の方だと既存のものでは合わない問題が生じます。
着物のレンタルをしているサービスでは、身長に合わせてサイズ別に仕立ててあるところも用意されています。サイズ別に仕立ててあるサービスだと、170cm以上の身長に合うものを扱っているので利用してみましょう。
ただ170cm以上のものを扱っているサービスは非常に少ないです。良い柄があってもすぐに予約が入ってしまうので、早期予約をするのがおすすめです。成人式前など利用者が多くなる時期だと、特にレンタルサービスの競争率が高くなるので中止しておきましょう。
高身長はどんな着物が合うのか知っておこう
着物は商品によってデザインが違います。身長の高い女性は適当に選択してもいまいち合わないときがあります。長身を活かすのなら柄や色を重視して選ぶのが良いです。例えば柄物のものを選択するときには、総柄のものを利用してみましょう。総柄なら全体に柄が入っているので、着物を全体のバランスが良くなります。特に派手な総柄などは見栄えが良くなるので長身の方にとってマッチします。
また色に関してはブラックやネイビーからなど、濃い色を選ぶと全体が引き締まってスリムでスタイリッシュに見えるのでおすすめです。逆にポップなカラーリングにしてしまうとアンバランスになってしまいます。ポップで小柄な振り袖は可愛いのですが、場合によっては子供っぽくもなってしまうので低身長の方に合います。
ガタイの良い方や身長の高い方だとミスマッチになりやすいので、大人っぽいデザインのものを選択するのがコツです。柄のデザインは大きめなものがマッチします。身長の高い人なら大柄なデザインの振り袖を着用しても、身長とのバランスが良く違和感が出ないのがメリットです。
特に大輪や扇面のような柄でもよく合うので利用してみましょう。高身長だけど細かな柄や可愛い柄のものを着用したい人、は地色を大きく変更することによってマッチする可能性が高いです。例えば可愛いコーディネートをしたい方なら、大柄で丸みのあるデザインがたくさん散りばめられているものが良いです。大きな花柄を選択すればインパクトのある着こなしができます。
同じ柄でもデザインが大きなものから小さなもの、中くらいのものまでたくさんあります。店員さんに聞けば、店舗で扱っているもので自分に合うものを探してくれるため手間がかからず便利です。身長の高い方はレトロなものにも挑戦してみましょう。
レトロ柄のメリットは落ち着いた雰囲気で、派手さはないですがシックなものが多く高身長の方とマッチします。高身長の方は足も長いので古典的な柄と合わせると、よりスタイリッシュな雰囲気になるのがメリットです。身長の高い方にしかできない組み合わせなのでおすすめです。
自分に合うサイズを選ぶにはどうすればいいのか
振り袖を着用するときには、自分のサイズとマッチしているものを利用しないと違和感が出てしまいます。身長にあっていることは最重要ポイントになるので注意しておきましょう。例えば手を上げたときと手を下げたときでは、袖の長さが違います。おはしょりの部分を着物の着丈に合わせることによって、身長と同じ長さになるものがマッチします。
つまり振り袖の着丈と身長が同じものを購入するのがおすすめです。高身長の方でも体型がかなり違うので注意が必要です。例えばバストサイズが大きい方や、少しぽっちゃりとしている方だと、体のサイズを考慮して振り袖を選択しないといけません。痩せている状態と同じ感覚で振り袖を選択すると、やや小さく感じるときがあります。
そのためバストのある方やぽっちゃりしている方は身長よりもやや着丈が長い振り袖を選択しましょう。袖が足りないときには半衿を大きく見せて着用します。すると肩の巾分を袖に持っていくことができるので、バランスよくできます。丈が短いときにはおはしょりを短くしてバランス調整をおこなうのが良いです。
振り袖のレンタルサービスを利用するときには、高身長向けの振り袖を扱っているサービスを使いましょう。比較的店舗が少ないので人気の柄は早期予約をして確保しないといけません。
また高身長の方が振り袖を選ぶときには、大柄なものやシックなデザインのものがマッチします。可愛い柄でもモチーフの大きなものを選択すれば、違和感なく着用できるのでおすすめです。振り袖は自分の身長と同じものを選択します。またサイズが小さいときは丈や袖をうまく調整できるので覚えておくと便利です。