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フォーマルな場面に適している着物とは?TPOに合わせた着物を着よう

公開日:2024/05/01  最終更新日:2024/03/15

フォーマルな場 着物

フォーマルな場面では、選ぶ着物に気を使うことが重要です。挙式や懇親会など、場面に合わせた装いが印象を左右します。本記事では、フォーマルなシーンにふさわしい上品で華やかな着物の選び方を紹介します。伝統的な美しさと現代のスタイルを融合させ、正しいTPOを意識したコーディネートで、特別な瞬間をより輝かせましょう。

フォーマルな場面とはどのようなときか

フォーマルな場面は、社会的なイベントや重要な式典など、特別で格式のある場を指します。これらの場面では、一般的に厳粛な雰囲気が醸成され、参加者には高いレベルの礼儀と品位が求められるのです。

結婚式

結婚式はその典型例です。新郎新婦の祝福を受け、彼らの新しい旅路を称えるために、親しい人々が集まります。参加者は普段の装いとは異なる、より格式高い服装を選ばなくてはなりません。女性は黒留袖やイブニングドレス、男性はタキシードやスーツにネクタイといったフォーマルな服装が一般的です。

葬儀

葬儀もまた、フォーマルな場面のひとつです。故人を偲び、その人生を称えるために家族や友人が集まります。黒や暗めの色合いの服装が一般的であり、参列者は落ち着いた態度で敬意を示します。

卒業式・祝賀会

卒業式や祝賀会もフォーマルな場面の一例です。学位を授与される学生や功績を称えられる人々が集まり、彼らの成果を祝福します。こうした場面では、参加者は立派な服装でのぞみ、礼儀正しい態度で他の出席者と交流しましょう。

ビジネス関連の会合

ビジネス関連のフォーマルな会合も重要です。重要な取引や契約の締結、ビジネスパートナーやクライアントとの交流の場として、ビジネス関係者が集まります。こうした場面では、専門性と信頼性を示すために、堅実な服装や適切なビジネスマナーが求められるのです。

第一礼装とは

冠婚葬祭などの特別な儀式にふさわしい正礼装(第一礼装)は、格式高く華やかな着物のことです。こちらでくわしく紹介します。

黒留袖

格式の極みといわれている黒留袖は、着物の中でもっとも格が高く、既婚女性の正礼装とされます。結婚式などの冠婚葬祭で新郎新婦の母親や仲人夫人が着用するものです。

黒の地色に柄がなく、裾に続く絵羽模様が特徴。五つ紋を入れ、白羽二重の比翼仕立ては、格式を一層高めます。

色留袖

彩り豊かな格式の色留袖は、地色が黒以外の色で染められ、基本的な仕立ては黒留袖と同様です。五つ紋が入ると黒留袖に匹敵し、未婚女性も着用可能。挙式やパーティのゲストとしてぴったりで、一つ紋や三つ紋つきのものは略礼装にも適しています。

振袖

未婚女性の華やかな装いの振袖は未婚女性の正礼装です。途切れずに続く絵羽模様が美しく、大振袖、中振袖、小振袖など袖の長さにはバリエーションがあります。挙式や成人式、卒業式などでの華やかな場面に相応しい一着です。

黒喪服

慎ましやかな儀式のための正礼装で、葬儀や告別式にふさわしいのが黒喪服です。無地の地紋が慎ましさを表現し、五つ紋の入った黒の正装が要求されます。喪主や故人の親族が身にまとうこの正礼装は、儀式にふさわしい品位を保ちます。

準礼装と略礼装

正礼装(第一礼装)に次ぐフォーマルな装いとして、準礼装と略礼装があります。これらの着物は、特別な場面や行事にふさわしい、改まった華やかさと格式を備えているのです。こちらで紹介していきます。

訪問着

訪問着は、未婚でも既婚でも着られる準礼装のひとつです。披露宴やパーティー、子どもの行事など、さまざまな場面で着用されます。

袖に柄があり、絵羽模様を特徴とし、通常は比翼仕立てではありません。柄によっては、成人式や卒業式の振袖を短く仕立て直したものもあり、フォーマルな場面にも対応可能です。

色無地

色無地は一色で染めた無地の着物で、柄がないため全体的に控えめな印象です。紋の有無で格が変わり、紋なしの場合は外出着や習い事などに着用します。一つ紋を入れると準礼装となり、より格式を高められるのです。

お宮参りや七五三、入学式や卒業式など、子どもが主役の行事にふさわしい着物として選ばれています。また、お茶会などの格式ある行事にも相応しい装いとされています。

江戸小紋

江戸小紋はもともと武士の裃(かみしも:男性の正装)に用いられていた柄で、遠くからは無地に見えますが、近づくと細かい一色染めの柄が現れます。江戸小紋三役や大名家の留柄など、格の高い柄は色無地と同格です。

一つ紋を入れ、格調高い帯や小物で装えば、準礼装として結婚式やパーティーのゲストとしてもふさわしい着物となります。

付け下げ

問着を簡略化した付け下げは、絵羽模様ではなく、柄が縫い目にかからないように分割して配置されています。模様がすべて上向きになるのが特徴で、入学式や卒業式、同窓会、観劇などのおしゃれ着として活躍するでしょう。

一つ紋を入れれば準礼装として、格調高い帯と小物でコーディネートすることで、フォーマルな場面でも違和感なく着用できます。

小紋

小紋はパターン型の型染め着物で、絞り、更紗、縞模様、沖縄地方独特の染めである紅型など、多彩な種類が存在します。幾何文様や飛び柄など遊び心ある柄は、観劇やコンサート、食事会、ショッピングなどのカジュアルな場面にぴったりです。

古典調の柄や吉祥文様、王朝文様などは、コーディネート次第でややフォーマルな場面にも適しています。カジュアルなウェディングや平服指定のパーティーにも華やかさを添える、略礼装としての小紋は多岐にわたる表情を楽しませてくれるでしょう。

まとめ

日本の伝統着物には、フォーマルな場面にふさわしい第一礼装や改まった場面にふさわしい準礼装、そしてカジュアルなイベントに適した略礼装があります。これらの装いは、その場の雰囲気や格式に合わせ、気品と美しさを兼ね備えています。

着物の選び方やコーディネートは、伝統と現代の融合によって、特別な瞬間を一層輝かせるのです。日本の文化と美意識が交わり、華やかな装いがさまざまな場面で活躍します。

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