外国の方に評判!着付け教室に通えば外国人の友達に着付けができる!
外国人の中には着物に興味を持っている方も多いので、海外の友達がいる場合は着付けてあげたいと考えている人もいるでしょう。しかし着付けというのは簡単にできるものではないため、教室に通うなどしてその技術を習得する必要があります。
そこで今回は、外国人から見た着物の評判や、他人に着付けをするために必要なことについて紹介します。
着物は海外でもとても評判が高い
日本の着物は、海外でも「kimono」と呼ばれており、日本の文化を代表するものとしてとても有名です。古くは19世紀後半の印象派の絵画に描かれていたことが知られており、着物をはじめとする日本趣味がヨーロッパで流行したこともありました。そうした海外からの日本への興味は現在でも続いており、その中でも着物はとても評判が高いものだと言えるでしょう。
海外の方がなぜ日本の着物に惹かれるのかというと、それは見た目が色鮮やかでキレイだからです。着物の中には、衣服というよりも絵画といったほうがふさわしいような色鮮やかなデザインのものがありますが、海外の方からするとそれがとても珍しくて美しく見えるのでしょう。
それに着物というのは着ると体の動きが制約されてしまうため、自然と仕草がエレガントになるというもの魅力になっていると言えます。
さらに海外では「サムライ」が人気なので、その世界をイメージさせる伝統的な着物にも興味が湧くということも人気の理由になっています。サムライをイメージさせる男性用のものは、黒や茶色といった落ち着いた色のものが多いため、クールで神秘的に見えるのかもしれません。
以上のような理由により着物は海外からの評判が高いため、外国人の友達がいる場合は、一度着てみたいと相談を受けることがあるかもしれません。そんなときに、もし自分が着付けをしてあげることができたら、とても喜んでもらうことができるでしょう。
他人に着付けをするためには「他装」を学ぶ必要がある
外国人の友達に着物を着付けてあげたいと考えている人も多いかもしれませんが、着付けというのは誰にでも簡単にできるものではありません。そのため全く未経験の場合は、着付け教室などでまず勉強することが必要になります。
しかし着付け教室というのは、自分で着るという「自装」だけを学ぶところが多いため、そうした教室に通うだけでは他人に着せる「他装」を習得することはできません。自分で着られるのなら他人に着せることもできるのではないかと考えがちですが、着物というのは洋服と違って着ること自体がとても難しいため、他装は自装とはまた違う技術や知識が必要になるのです。
もちろん自分で着ることができるのなら、他人にもなんとなく着せることは可能ですが、自分とは体型が違うといったこともあり、しっかりとキレイに仕上げることはできないでしょう。せっかく海外から来た方に着付けてあげるのであれば、キレイに着せてあげないと着物の魅力をちゃんと伝えることができなくなってしまいます。
では、他装はどうやって勉強したらいいのかというと、それを専門に教えてくれるコースを別に選ぶという方法がまず挙げられます。着付けというのはまず自分で着られるようにする必要があるため、最初は自装のコースで学ぶ必要がありますが、他人にも着付けをしたい場合は、さらに他装のコースを受ける必要があるということです。
他装を学ぶためのその他の方法とは
外国人の友達などの他人に着付けをする場合は、自分で着られるだけでなく他人に着せるための技術である「他装」を学んでおく必要があります。ですので、それが学べるコースを別に受ける必要があるのですが、着付け教室の中には自装と他装を両方学ぶことができるところもあります。
そして、こうした両方のコースを設けているところは、小規模なところよりも大手の教室に多いと言えるでしょう。そのため他人に着付けをするという目的がある場合は、後で他装のコースを別に探すのではなく、最初から両方のコースを受けられるところを探すのもよいと言えます。
ちなみに、他装のコースでは着せる相手が必要になるため、受講者が2人ペアになって授業が進められるケースが多いと言えますが、料金が高いところはモデルを雇って行う場合もあると言えるでしょう。
また、その他に他装を学ぶ方法としては、講師を養成する本格的なコースを選ぶという方法があります。着付けの講師というのは、当然のことながら生徒に着付ける必要が出てくるため、必然的に他人に着せる技術を学ぶことになります。
そのため、将来講師になったり自分で教室を開くことを目的にして本格的なコースを選ぶ場合は、特に他装のコースで学ぶ必要はないということです。いずれにしても、他人に着せる場合はそれ専用の技術の習得が必要になるということをよく知っておきましょう。
日本の着物は、外国人にとってはキレイでエレガントに映るものなので、とても評判が高いと言えます。外国人の友達などの他人に着付けをする場合は、他装の技術が必要になるため、それを学べる着付け教室のコースを別に受講する必要があります。また他装は、通常の自装のコースと両方学べる教室や、講師を養成するコースでも学ぶことが可能です。