着物が似合うのはこんな人!体型・ヘアースタイルなどの特徴について解説
「自分が思っていたより、着物が似合わない…」という経験をしたことはありませんか?着物が似合う女性になりたいと思う方も多いでしょう。着物がよく似合う体型や、どうすればきれいに着こなせるかについてまとめていきます。体型や髪型によって似合う・似合わないが変わってくるので着物に興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
着物がよく似合う体型とは?
着物は日本人の体型に合わせて作られた衣装です。日本人は西洋人と比べて、胴長短足で寸胴体型の傾向があります。現在はライフスタイルの変化によって西洋人のような体型をしている方も増えていますが、基本的には、胴長短足で寸胴体型が一般的だったのです。
そのため、着物は直線と平面で作られています。メリハリの少ない寸胴体型は、着物にシワができないので美しく着こなせるのが特徴です。また、胴長短足に合わせて生着物は上下セットになっている構造で作られています。足が短くてもうまくカバーできますし、帯も安定して留められるのがポイントです。着物は日本人の体型をうまくカバーできる素晴らしい伝統衣装なのですよ。
着物姿がより映えるヘアースタイル・肌色
着物にはいろいろなデザインや絵柄があるのが特徴です。ただ、その分着物によって似合う・似合わないがはっきり分かれているのがデメリットでもあります。
次に着物姿がより映えるヘアースタイルや肌の色について見ていきましょう。基本的に日本人の髪の毛は黒色が多いですよね。そのため着物も黒髪に合わせてデザインや絵柄が入っていることが多いのです。着物を美しく着こなしたいのであれば、髪色を黒くしてみてはいかがでしょうか。
真っ黒にする必要はありませんが、できるだけ落ち着いた色合いの髪色の方が着物も似合いやすいでしょう。また、着物姿がより映える肌色は白に近い色ですね。色白の方であれば優しい色合いのものも、鮮やかな色合いのものも、よく似合います。
小麦肌の方は健康的や活発的なイメージがあるので、奥ゆかしい印象のある着物はマッチしづらい可能性があります。もちろん、落ち着いた色や薄い色の着物であれば、小麦肌の方でも似合う1着が見つかるので安心してくださいね。自分の肌色に合わせて着物のデザインや色を選ぶことがポイントです。
逆に着物が似合わないのはどんな人?
着物が似合いづらい方にはある特徴があります。
1つ目は肩幅が広いことです。肩幅が広いとごつい印象があるため、柔らかく奥ゆかしい印象のある着物とは相性が悪いかもしれません。
2つ目は姿勢が悪いことです。着物をより美しく着こなすためには、姿勢がとても重要なポイントです。猫背やスマホ首、反り腰の方は、着物がうまく着こなせない場合が多いでしょう。
3つ目はメリハリ体型の方です。着物は日本人特有の体型に合わせて作られた衣装です。お尻や胸が大きいとメリハリ体型になるので、寸胴向けに作られた着物が似合わない可能性があります。メリハリのある体型だと着物の構造上崩れやすくなりますし、シワもできやすくなるので、着こなすのが難しいです。
4つ目は日焼けしていることです。着物は透明感のある生地が使われているため、色白になじみやすいデザインとなっています。ただ、あまりにも日焼けしていると着物のイメージとは異なってしまうため、バランスよく見えなくなるのです。
少しの工夫で誰でも綺麗に着こなせる!
上記では着るものが似合わない人の特徴をまとめていきましたが、少しの工夫次第で誰でもきれいに着こなせるようになります。
1つ目は補正でカバーすることです。メリハリのある体型をしている方は、タオルや補正下着を使えば寸胴体型に近づけます。ウェストにくびれがある方は腰回りにタオルを巻けばよいですし、胸が大きい方は胸の下あたりにタオルを当てたり補正下着をつけたりしてメリハリを隠すことができます。体型を寸胴体型に近づけることで着崩れしにくくなり、より美しく着物を着こなせるようになるでしょう。
2つ目は立ち居振る舞いを意識することです。着物を着る上で背筋をぴんと伸ばすことはもはや基本中の基本です。理想的な姿勢としては、横から見て頭と肩、腰が一直線になっていること。着物を着ている時だけではなく、通常の洋服を着ている際も姿勢を心がけることで、美しく上品な印象になりますよ。日頃から姿勢を意識すれば、美しい立ち居振る舞いをキープできるようになるでしょう。
最後は自分にマッチする着物を選ぶことです。自分の肌色や体格に合ったデザインを選ぶことで、より着物を美しく着こなせるようになります。自分ではどの色が似合っているかわからないというのであれば、第三者に判断してもらうとよいでしょう。
最近ではライフスタイルの変化によってメリハリが美しい体型を持っている方もいますよね。そのような方は、ぜひ今回ご紹介したきれいに着物を着こなすポイントを参考にしてみてください。着物は似合わないと諦めるのはまだ早いです!工夫次第で美しく上品な着物姿をかなえられるでしょう。着物が似合うように調整したり、デザインを選んだりしておしゃれを楽しみましょう。また、着物を体型に合わせるために補正下着やベルトなどの便利なアイテムもあるので、ぜひ活用してみてください。