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着物の袷・単衣・薄物の違いとは?仕立ての違いについて解説!

公開日:2022/09/01  最終更新日:2022/08/29


日本伝統の衣文化の中に着物があります。着物は外見を美しく見せてくれるだけでなく、中身の美しさも引き出してくれる素敵なものです。しかし、普段見かけることはあっても自身で着る機会は少ないかもしれません。実は着物にも半袖長袖のように種類があります。今回は、着物の違いや仕立てについて紹介します。

袷の着物とは

着物の仕立て方のひとつで、胴回りや裾や袖に裏地をつけて仕立てられた着物です。基本的には10月から5月の気温の低い時期に着るのに適していますが、この期間以外で肌寒いと感じるときに着ることは何の問題もないので、自身の感覚に合わせて選んでいくとよいでしょう。

合わせの着物はどんなシーンにも合う着物です。TPOごとに選ぶとすれば、柄や種類を基準に選ぶとよいと思います。基本的に秋から春にかけて着ることが多い袷ですが、秋には秋の、冬には冬の、春には春のといった色や柄を選ぶと間違いないです。季節ごとの色や柄で着飾ることで、とてもおしゃれで素敵な着こなしになりますよね。

そして、袷の着物と一緒に着る長襦袢は、防寒性を高めたければ袷の長襦袢、室内が多ければ長襦袢というふうに分けるのがおすすめです。着物に合った帯も重要です。袷の着物は重厚感のある着方ができるのが魅力のひとつ。絽のような薄手の生地のものは避けるのがTPOに適しています。袷帯という裏地を縫い合わせて仕立てた帯もあるので、裏表を気分で変えながらカラフルな装いにするのもおすすめです。

単衣の着物とは

胴裏や八掛といった裏地がなく、比較的涼しい着物です。6月や9月の季節の変わり目に最適な着物で、春からの少し暑くなってきた時期や秋からの少し肌寒いと感じるときに着用します。今の時代気温の高くなる時期が早まってきているため、6月前でも暑くなってきたら着ても問題ないうえ、自身の体感温度に合わせて着用しましょう。単衣の着物は裏地がないだけで見た目は普通の着物です。留袖や附下げなどたくさんの種類があるので、行き先や柄や種類をきちんと選べばどんなシーンでも着ていけます。

そして、気温が高くなってきてから着る単衣着物ですが、長襦袢や肌襦袢はしっかり着るようにしましょう。薄手や半衿の襦袢があるので、暑い日でもしっかり体温調節することが可能です。単衣着物を着る際、帯はどうしたらよいか迷う人もいるかもしれません。袷着物では袷帯など厚手の物を使用しますが、単衣着物では絽・紗・麻といった夏らしい素材の帯を選ぶとよいです。小袋帯・単衣帯・半幅帯など帯にも種類があるので、TPOに合わせた帯を選びましょう。

薄物の着物とは

単衣着物と同じで裏地のない着物ですが、違いは生地が薄くて透け感のある素材を使った着物ということです。7月や8月の真夏に着るのが一般的とされています。絽や紗といった絹のものや、麻を使って仕立てられており、それぞれフォーマルやセミフォーマル、カジュアルなシーンに使い分けます。薄物の着物は透け感のある素材ですから長襦袢を着るのは当たり前ですが、薄めの素材のものを選ぶと真夏の暑い時期も快適に過ごせるのです。

ひとつ注意したいのは、薄物の着物は透け感のある生地なので中に着ているものが透けてしまいます。室内と室外では透け方が違って見えることも多々あるうえ、日が当たると襦袢が丸見えで恥ずかしい思いをするのは避けたいことです。

TPOにあった襦袢を選び、外出前に鏡で透け具合をしっかりチェックしましょう。そして、二部式襦袢は避けたほうがよいかもしれません。動きやすく機能性に優れている面はありますが、腰の切り替え部分が丸見えになる可能性があります。薄物の着物を着る際は一部式襦袢を選ぶのが無難といえます。

そして、帯も透け感のある夏帯を選ぶのがよいでしょう。さまざまな帯があるため、着物に合わせておしゃれなものを選ぶことが可能です。ただし、絽をフォーマルの場面で着る場合には、紗や絽の袋帯を合わせるのが一般的なマナーになっているので気をつけましょう。

季節に合わせて袷・単衣・薄物を着分けよう

夏には薄着冬には厚着というように、着物も季節に合わせた着こなしが必要です。10月から5月には袷の着物、6月と9月には単衣の着物、7月から9月には薄物の着物と大まかな決まりはありますが、気温や自身の体感温度によって袷の着物や単衣の着物を着るなど、時期でなくても変えることは悪いことではありません。快適に過ごすために着物にも種類があるので、最適な着方で過ごしましょう。

そして、着分けるものは着物だけではありません。帯や襦袢といった小物や中に着るものも変えていきましょう。着物だけ変えてほかは同じままだとちぐはぐな格好になってしまいます。四季折々に合った柄や色を選ぶとおしゃれになるうえ楽しいですよね。季節や月ごとに合った花の柄や色合いがあるので、さまざまな組み合わせを楽しむとよいでしょう。

まとめ

今回は着物の種類や着こなしについて紹介しました。着物を着たことがない人や最近着始めた方にとって、種類や着こなしは少し難しいことがあるかもしれません。着付け教室は、そういったことも教えてくれるので詳しくない方は利用する価値があります。自身で評判を調べて選ぶことができるので色々見てみるのがおすすめです。

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