着付け教室の中級コースの基準や向いている人
着付け教室には、いろいろなコースがあります。初めての人が学ぶのに適した初級コースだけでなく、経験者に向いている中級コースなども用意されているので、もっとも学びたい場合はチャレンジしてみるとよいでしょう。とはいえ、中級コースではどのようなことを学べるのか気になる方も多いはずです。本記事では、中級コースについて紹介します。
着付け教室の中級コースについて知っておこう
着付け教室ではさまざまなコースを用意しています。一番生徒数が多いのは初級コースであり、初心者の場合はこのコースを選びます。他にも浴衣の着付けを学ぶ1日だけのコースもあります。1日で学べることは限られていますが、浴衣の着付け程度であれば、1日で充分です。
ほかにも経験者や既に初級コースを終えた人に向けた中級コースもあります。中級コースではより多くのことを学んでいくので、レベルも高く感じるはずです。学ぶ内容も単なる着付けだけでなく、作法なども徹底的に習得します。着付けもその流派の結び方を習得しますから、より知識が深くなります。
ほかにも見逃せないのが、修繕方法などについても学べることです。着付けだけできても修繕などができないと思わぬ自体が発生したときに対応していけません。だからこそ、中級コースでは、どのような状況になっても対応できる力を身につけます。
中級コースよりレベルアップしたい場合は、講師になれるコースがあります。このコースの講座においては、単なる着付けだけでなく指導方法も教わります。教室によっては、実技よりも座学の方が多いこともあるようです。
座学においては流派の歴史なども学んで、着付け理論などについても理解を深めていきます。知識を増やすために座学はとても魅力ですが、座学に費やす時間は教室によって大きく異なるので、その点は覚えておきましょう。
中級コースに向いている人
中級コースでは、さらなるレベルアップを期待することができます。どのような人が向いているかはコースによっても変わりますが、やはり初級コースを終えた人向けにカリキュラムが組まれていることが多いです。初級コースを終えた後であれば中級コースでもついていけるので、覚えたことを忘れないうちに挑戦してみるとよいでしょう。
実際、初級を習って「もっと着付けについて習いたい」と思い、さらに上のコースに進む人はとても多いです。もちろん、中級コースは経験者などにも向いています。講師を目指したい人でもよいでしょう。講座を修了すると認定書をもらうことができるので、自分が講師になったときに役に立つはずです。
しかし、経験者といっても「数年前に初級を学んだけれど、ほとんど着付けについては忘れてしまっている」といった場合は、初級から始めたほうがよいかもしれません。それくらい着付けは複雑で、定期的にしていないと簡単に忘れてしまいます。
ちなみに気になる学習期間ですが、中級コースとなると数ヶ月以上かかります。一年くらい長びくことも珍しくありません。初級コースに比べるとレベルが一気に上がるので、実際にレッスンをうけるときはそれなりの覚悟が必要です。着付けの授業料も、カリキュラム内容のレベルが上がると、より高額になってくるので、予算との相談も必要になってきます。
テストが設けられている場合もある
中級講座ともなると、入学基準などが設定されていることがあります。生徒のレベルを保ちたいというのが、入学基準が設けられている動機でしょう。入学基準の中には「当校の初級コースを終えた人」「認定書などを持っている人」などのように教室によって異なるため、一概にこれがあれば必ずしも中級コースを受けられるとはいえません。
また、入学テストを実施している教室の場合は、着付けの練習が必要になります。入学時期も1年制の場合には春先にしか対応していないこともあるので、早めに問い合わせていつまで受け付けているのか確認しましょう。よい着付け教室ともなると定員オーバーすることもあり、早めに連絡しないと入れないこともあります。
また、実際に通うとなると、自前の着物が必要になります。学習期間も長いので、かんざしなども用意してレンタルに頼らないようにした方がよいでしょう。着物といっても10万円あればよいものが手に入るので、気に入るものがあるか探してみることをおすすめします。
また、授業料だけでなく入学金も発生することもあります。1年制の場合は、300,000円近く授業料がかかることがあるので、予算も考慮する必要があります。いずれにしても中級コースで学ぶのは大変です。その分、卒業できれば自信もつきますし、着付けについての知識も豊富になることは間違いありません。
着付け教室には、初級コースが終わった人向けに中級コースもあります。より深い部分まで学ぶことができるので評判ですが、やはりそれなりの覚悟が必要です。経験者でないとコースを受けられない場合もあるので、事前に条件をしっかりと確認しておきましょう。