着付け教室の初級・中級・上級コースの違い
着付け教室にもいろいろなコースがあります。
例えば、着付け教室によっては
初級コースや中級コース、上級コース
を設けているなんてところも。
しかし、着付け教室についてあまり知らないと
「どのコースを選べばよいかわからない」
と困惑してしまうこともあるでしょう。
あまり最初から高度な内容を教えられるのも困りますし、すでに身につけている内容を教えられても仕方ありません。
こうしたコースの違いについて理解しておくことはレッスン料をムダにしないためにも欠かせませんが、ここではそんな着付け教室に通う前に理解しておきたいコースの違いについて解説します。
着付け教室のコースについて
着付け教室のコースは主に初級・中級・上級コースにわけられます。
初級コースと銘打っていないようなコースであっても、この3つのどれかに当てはまることが通常です。
それぞれのコースで目指すところも想定している利用者のレベルも変わってきますが、一つ一つ解説していきましょう。
○初級コース
まず、初級コースは「着付けを全くしたことがない」という着付け初心者向けのコースです。
初級コースではレッスンも基礎の基礎から始まり、名古屋帯などの着付け方を教えてもらえます。
着物の選び方などの付随的な基礎知識も教えてくれます。
初級コースは値段も最も安く気軽に通えるのも利点です。
着付けをしたことがない場合にはまずはこの初級コースを選んでみると良いでしょう。
他にも、「過去に着付けを習ったことがあるけれどもほとんど忘れてしまった」という人にもおすすめできます。
○中級コース
この初級コースよりもレベルが一気に上るのが中級コースです。
中級コースは着付けをある程度したことがある人向けであり、着付け法も男性・女性・子供などなどいろいろな人・状況に合わせた方法を習います。
中級コースの学習期間は半年間程度ですが、初級コースを終えて、
「もっと着付けについて学びたい」
「着付けに興味が出てきた」
という人が通うことも多くなっています。
とはいえ、単に日常的に使える着付け方法について学びたいだけであれば初級コースでも十分でしょう。
中級コースともなると着付け講師資格などの資格取得も講座修了時に取得できることがあります。
このため、より達成感があるのも中級コースの魅力かもしれません。
○上級コース
上級コースは着付け講師を目指している人向けのコースです。
上級コースともなると学習期間も1年から2年程度にまで及ぶことがあります。
一種の専門学校のようなものと思っても良いでしょう。
上級コースでは基礎をすっ飛ばしてかなり応用的な着付けの仕方まで習いますが、着付け理論などの高度な内容も学習内容です。
上級コースともなると受講料も20万円以上かかることもあるだけでなく、事前に入学テストが行われることもあります。
上級コースを取得した後は着付け講師などとして働いていく人も多いですが、このように目指すところも初級・中級コースとは変わってきます。
このように主に3つのコースがありますが、着付け教室ではこれ以外にもコースが設けられていることがあります。
特に大型の着付け教室ともなるとなおさらです。
そんな主要コース以外のコースについても紹介しましょう。
他にもこんなコースがある!着付け教室のコースについて
○礼法コース
礼法コースも着付け教室には設けられていることが良くあります。
礼法コースはその名の通り礼法や礼儀を学ぶコースです。
着付けも学べることがありますが。
あくまで礼法コースは礼法中心となりますから、着付けだけを学びたい人はうっかり選んでしまわないようにしましょう。
○着付け復習コース
ちなみに着付け復習コースもあります。
これは着付けを一度習ったことがある人向けであり、着付けについて一通り復習できます。
こうした復習コースはかなり便利であり、学習期間も短いですから、人によってはこちらのコースを選んだほうがよいこともあります。
○親子で学べるコース
着付けを親子で学べるようなコースもあります。
こうしたコースであれば子どもと一緒に着付けが学べて便利でしょう。
○浴衣着付けコース
浴衣の着付けだけが学べる浴衣着付けコースもあります。
これは1日で学習が終わることもある気軽なコースであり、「和服は浴衣だけしか着ない」といった人にも人気があります。
紹介したようにコースはいろいろありますから自分のレベルに合わせたコースを選んでいくことが大事です。
どれを選んで行ったらよいか迷ったらまずは初級コースから初めて見ると安心かもしれません。
また、コースごとに通う年齢層も異なります。
コースによっては初歩から初めて講師まで目指せるようなものもあります。
こうしたコースは「一から初めて着付けについてすべて学びたい」という人にもオススメできます。
どのコースに通うにしても交流も欠かさないようにしておきたいところです。
着付け教室ではいろいろな人に出会えるものですから、良い機会と思って積極的に友人などを作っていくと良いでしょう。