評判の着付け教室のカリキュラム内容を知ろう
着付け教室に通う人が増えているのは和服ブームも関係していますが、日本文化が再評価されている証拠でもあります。やはり着物くらいはしっかりと着れるようになっておきたいものですが、着付け教室ではどのような内容を学ぶのでしょうか。知識がなくても大丈夫なのかなど、本記事では着付け教室のカリキュラムにについて紹介します。
着付け教室のカリキュラムについて
着付け教室のカリキュラムはさまざまです。着付け教室の数だけカリキュラムがあるといってもよいくらいであり、講師の個性がカリキュラムにも活きています。流派などによってもカリキュラム内容が異なるので、カリキュラムの違いについて理解しないといけません。
まず、3ヶ月程度で学ぶ通常の着付け教室の一般的なカリキュラムについて紹介しましょう。この場合、最初は導入教育から始まります。中には座学で着物の歴史などについて学ぶといったところもありますが、導入教育の目的は着物に慣れ親しむことがポイントです。
着物に対して苦手意識を持っている人も多いので、最初から着付けに挑戦しないで徐々にステップアップできるような工夫がされています。実際の着付けは、2日目から始まることもあるようです。とはいえ、しっかりと段階を踏んで始まるので、焦ったり緊張する必要はありません。
基本的にはまず講師がお手本を示して、それを生徒が実際に自分の着物やレンタル着物を使って模倣していくことになります。この際に講師が手取り足取り教えてくれるので、苦手な人でもしっかりと学んでいくことができるでしょう。最初は1種類の着付けを学び、これをマスターするまで繰り返します。この段階が一番たいへんに感じる人も多いですが、一つだけでも結い方をマスターすれば、後の学習が楽になるはずです。
基礎を固めた後のカリキュラム
着付け方法をマスターするだけで1ヶ月掛かることもあるでしょう。これは大きく個人差があります。一つの着付けをマスターしたら、次第にさまざまな着付けにもチャレンジしていきます。一体どのくらいの数の着付け方法を学ぶかは生徒の能力によって異なりますが、教室によっては10種類以上も学ぶこともあるようです。
「これだけいろいろと学んで意味があるのか」と思う人もいるかもしれませんが、いろいろな着付け方法を知っていれば自然と着物の種類や状況など関係なしに対応できるようになります。そのため、さまざまな着付けを学んでおく価値は充分にあるといってもよいでしょう。
数多くの着付け方法を学ぶことによって、手先が器用になっていきます。単に結い方を学ぶのは着物を着るためだけではなく、他の技能や能力を磨くためでもあるのです。ここまで多くの着付け方法を学ぶ必要はないと思ったとしても、素直にいろいろな方法を学んでみるとよいでしょう。
着付け以外にもいろいろなことを学ぶことができます。かんざしの使い方や作法なども身につけなければなりません。せっかくうまく結ぶことができても、作法などが駄目だと見栄えも悪くなってしまいます。教室によっては茶道なども学べるところがあるので、新しいことを学ぶ機会は多いです。
１日だけの着付け教室も存在する
ここまで紹介したのは評判のある一般的な3ヶ月で学ぶタイプの着付け教室です。とはいえ、他にも実はいろいろな教室があります。たとえば、１日だけレッスンを受ける教室も人気が出ています。
こうした着付け教室では浴衣の着付けを学ぶことが多く、夏祭り前などに通って当日は自分で浴衣を着るようです。１日だけ学ぶ教室の場合、午前中に学んで午後はそのままの浴衣姿で祭りなどに出かけるといったこともできます。
それに対して、１年以上かかる長期間にわたって学習するカリキュラムもあります。この場合は、着付け師になりたい人向けです。いろいろなことを１から学べますし、多様な技術も身につきます。とはいえ、学ぶ時間もかかりますから、やる気が必要なことは確かでしょう。
いずれにしても教室ごとにさまざまなカリキュラムが用意されているので、まずは資料請求して比較してみてください。カリキュラムだけでなく指導方法も、教室によって変わってきます。自分にあった着付け教室であれば、ストレスなく学ぶことができるのでおすすめです。
見学できる着付け教室は多いので、実際に足を運んで、どのようなカリキュラムなのか、どういったことを学べるのかといったことを調べてみてください。見学すれば講師の人がどういった人なのかもわかり、より安心して通うことができるでしょう。他にも教室の雰囲気なども、実際に確認することができます。
評判の着付け教室に通う場合、事前にカリキュラムもしっかりと確認しておく必要があります。教室によってカリキュラム内容は異なり、その上指導方法も違うのです。一つの教室に絞ることが難しいのであれば、実際に足を運んで、教室の雰囲気や講師がどのような方なのか確認することをおすすめします。
