着付け教室を選ぶ際に意識するべきポイントについて知ろう！
「着付け教室に通いたい」と思ったら、まず着付け教室を選ぶことが必要です。しかし、数多くある着付け教室の中から、どのような点を意識して選べばよいのでしょうか。この記事では、着付け教室を選ぶ際に意識するべきポイントを解説します。チェックしてみてください。
着付け教室は慎重に選ぶべき理由
着付け教室は、ほかの習い事と比べて金銭的なトラブルが大きくなる特徴が見られます。たとえば、ヨガ教室や料理教室などの場合、商品の購入を勧められたとしても数十万円や数百万円の金額になることは考えにくいですが、着付け教室の場合はどうでしょうか。帯や着物、小物など高額な商品を勧められると、あっという間に大きな金額になってしまうでしょう。
また、着付け教室には無料で学べるところもあります。「無料で学べる」というメリットに心惹かれ、しっかり下調べをせずに着付け教室に通うことにするかもしれません。
しかしながら、着付け教室に関しては、トラブルに遭った場合の被害金額が大きいため慎重に選ぶことが必要だといえるでしょう。もし、教室選びを慎重にしていないなら、予想もしなかったトラブルに巻き込まれるかもしれません。金銭的なトラブルや被害を避けるためにも、慎重な下調べをして自分に合った着付け教室を選ぶことが重要です。
着付け教室の種類とそれぞれの特徴
次に、着付け教室の種類とそれぞれの特徴を紹介します。
1つ目は、無料の大手着付け教室です。無料の大手着付け教室は、駅の最寄りなどアクセスのよい立地に位置することが多く、その中にはテレビのCMでも見かけるような有名着付け教室も。大手の着付け教室には教師やスタッフなども揃っているため、無料の着付け教室を開催しているところも多いでしょう。着付けを学んでみたい人にとって、無料の着付け教室は魅力的です。
しかし大抵の場合、大手の着付け教室で「無料」となるのは、授業料のみ。テキスト代や着付けに必要な小物、修了証代などは自分持ちになるでしょう。多くの無料着付け教室は、正式な生徒登録する前の「プレ教室」という意味合いを持っています。無料の着付け教室だけでは、完璧に着物の着付けの取得は難しいでしょう。仕事帰りに通ってみたい人や、お試しに着付けの初歩を学んでみたいという人におすすめです。
2つ目は、有料の大手着付け教室です。有料の大手着付け教室は、大手着付け教室で資格を取得した先生が、認定校のテキストやカリキュラムに沿った授業を自宅などで行なっている場合が多いでしょう。
個人運営の着付け教室のような雰囲気で着付けを身につけながら、先生が所属する着付け団体の資格取得も可能になる場合が多いです。カリキュラムに基づいたしっかりした着物の知識を学びたい人や、少人数で着物を学びたいという人に、有料の大手着付け教室はおすすめ。また、いずれ資格取得して着付け教室を開きたいという具体的な目標がある人にも向いています。
3つ目は、呉服店の着付け教室です。「着物に親しんでほしい」「着物を広めたい」という目的を持っている呉服店の着付け教室。比較的低料金で利用できるケースが多いでしょう。低料金で着付けを教えながらも、着物を普及させたいという気持ちから着物販売をすることもあります。着付けを学びながら、自分に似合う着物を見つけたい、購入したいという人にはおすすめです。着物と小物のコーディネート術も教わることができるでしょう。
4つ目は、個人教室です。大手着付け教室などで資格を取得した人や、個人的に着付けをしっかり学んで技術を身につけた先生が自宅で教室を開くことが多いです。大手教室のような決まったカリキュラムがないため、先生や生徒の希望や意思に合わせて、授業内容や時間が選べます。短期間で着付けを学びたい人や、自分の希望に合わせて自由に学びたいという人に向いているでしょう。
着付け教室を選ぶ際に意識するべきポイント
ここで、着付け教室を選ぶ際に意識しておきたいポイントをいくつか紹介します。
まず、カリキュラムに販売会があるかということです。「授業内容に販売会が含まれているか」「必ず販売会へ参加しなければならないか」を確認しましょう。
また、着付け教室のホームページをチェックすることも大切です。ホームページでは、必要な料金や受講期間、コース内容がしっかり説明されています。料金や期間が妥当なものかを検討できるでしょう。
さらに、着付け教室で小物や帯を借りることができるかも確かめておきたいものです。自分ですべて準備することもできますが、振袖や留袖は練習用の着物を借りられる着付け教室を選ぶなら、経済的だといえるでしょう。
着付け教室は、他の習い事と違い、トラブルに遭った場合の被害金額が大きいため慎重に選ぶことが必要になります。カリキュラムの中に販売会が含まれているか、着付け教室で小物や帯を借りることができるかなども確認して着付け教室を選ぶことをおすすめします。
