自由に楽しめるカジュアルな着物!デニム着物の魅力をご紹介!
デニム着物とは、文字どおりデニム素材で作られた着物で、和装を気軽に楽しめます。おしゃれに見えるだけでなく、普段着使いとして着こなせるので、着物に慣れていない初心者にもおすすめです。コーディネートも自由自在にアレンジ可能。若者から年配の方まで、誰もが楽しめるデニム着物の魅力を紹介しますので参考にしてみてください。
デニム着物の魅力とは
デニム着物は、気軽に楽しめるだけでなく、購入方法も簡単です。
簡単に和に触れ合える
デニム着物は、着物の所作や立ち居振る舞い、厳しいルールを気にする必要がないので、初心者にもおすすめです。友達や家族とのお出かけ、デートやランチ、散歩など、どんな場所にも活用できます。コーディネートも自由にアレンジでき、誰もが気軽に日々の生活で和装を楽しめるでしょう。ただし、あくまでもカジュアルウェアになるので、格式のあるイベントや場所に出かけるときは控えるようにしてください。
価格がリーズナブル
絹などの着物と違って、デニム着物は比較的安く購入できます。商品の品質やデザインなどによって違いはありますが、5,000円~30,000円前後で呉服屋やオンラインショップから購入可能です。デニム着物は、着る人に合わせて仕立てる反物とは違い、ほとんどが洋服のようにS・M・Lといったサイズで販売しています。着物初心者にもわかりやすく、購入してからすぐに着用できるでしょう。
デニム着物のメリット
デニム着物は自由自在に活用でき、取り扱いも簡単です。
着こなしが自由で、個性をアピール
デニム生地は基本的に、無地のものが多いので、シンプルに着こなすだけでもおしゃれ感があり、年配の方でも抵抗なく十分に楽しめます。洋服との相性も抜群で、おしゃれをさらに意識したい方は、着物のなかにシャツやタートルネック、パーカーなどを組み合わせたスタイルで個性をアピールできます。足元はスニーカーやパンプスを合わせると、カジュアルさやクールさを演出できます。
動きやすく、長時間着ても疲れない
デニム着物は、絹の着物より伸縮性があり、生地も軽いので動きやすいのが特徴です。草履からスニーカーなどに変えることも可能で、普段の着物で着用する長襦袢や裾よけが不要になり、さらに動きやすくなります。長時間の滞在や歩き回っても疲れにくいのがうれしいポイントです。伸縮性のおかげで着崩れもしにくく、1日を楽しく快適に過ごせるでしょう。
お手入れが簡単
デニム着物は、基本的に普段の洋服と同じように自宅で洗濯ができます。クリーニングや虫干しする必要はありません。ただし、デニムの性質上、色落ちや色移りの心配があるので、ほかのものと一緒に洗濯するのは避けたほうが無難です。一方、洗濯回数を重ねると少しずつ色落ちするので、味わい深い色に変化していくのを楽しめます。また、アイロンでしわを伸ばすことも可能です。
デニム着物のコーディネート例
デニム着物のコーディネートの一例を紹介するので参考にしてください。
デニム着物に合わせた差し色コーディネート
デニム着物にアクセントカラーを加えたコーディネートです。長襦袢と帯の色合い、柄を差し色として加え全身をまとめます。デニム着物は、無地で渋めの色合いのものが多いため、派手な色や柄を合わせても嫌味な感じになりません。
ブルーデニムの着物にからし色の帯、赤いステッチが入っている、ブラックデニムの着物に渋めの赤色の帯を合わせるだけで、シンプルで落ち着いた着こなしが可能です。また、襟元の柄を帯の色と同色にしたり、カバンの柄を合わせたりすることで、さらにまとまり感やおしゃれ度を演出できます。
和洋ミックスのコーディネート
デニム着物に普段着ている洋服を組み合わせ、和洋ミックスのコーディネートを完成させます。男性であれば長襦袢や草履をやめ、白いTシャツとスニーカーに変えるだけでカジュアルダウンを演出できます。デニム着物と同系色のショールを巻くのも素敵です。
女性であれば、長襦袢の代わりにシャツやタートルネック、スカーフで襟元を演出し、ワンピースのように着こなします。着丈を短めにすれば、ブーツやスニーカー、パンプスでも違和感なく決まるでしょう。さらに使用する小物と足元の色合いを統一することで、洗練されたイメージに仕上がります。
デニム着物と合わせたい小物
デニム着物を素敵に見せる小物を紹介するので、さらにアレンジを楽しんでみましょう。
靴で足元をすっきり演出
デニム着物を、洋服のデニムアイテムのように着こなします。着丈を短めにするのがポイントです。スニーカーを合わせると爽やかで動きやすい仕上がりになるので、男女を問わず取り入れやすいアイテムです。また、ブーツでおしゃれ感、パンプスで女性らしい足元も演出できます。
帽子でおしゃれ上級者に
デニム着物を、オーバーオールやワンピースのようにイメージし、普段の外出のときに合わせるキャップやニット帽、ベレー帽などを取り入れます。デニム着物は無地で派手さがないので、ニット帽は明るめの色合いにするといいでしょう。ベレー帽はシックでおしゃれ感が出せるので、ダークグレーやボルドーで決めるのも素敵です。足元の色と合わせると、さらにまとまり感がでます。
アウターで防寒対策
カジュアル着物の羽織物として、デニム羽織があります。着物との統一感があり、誰でも着こなし可能です。ケープやストール、マフラーなども手軽に取り入れやすいでしょう。さらにおしゃれ感を演出するのなら、カウチンセーターなどもおすすめです。オーバーサイズにすることで、着物の袖部分もカバーできますし、和と洋のミックスをアピールできます。
まとめ
着物のイメージにとらわれない、自由な発想で楽しめるデニム着物の魅力やメリット、コーディネートの一例を紹介しました。デニム着物は、着物の作法を気にせず、誰でも簡単に和装にチャレンジできる着物です。価格も手頃でお手入れも簡単、サイズ展開もされているので、初心者が始めるのにもピッタリの着物といえるでしょう。また、着心地のよさはもちろん、着こなしも自由なので、どの世代の方にも向いています。和装と触れ合い、着物のよさを感じてみてください。